A Daily Life Diary

日常や思い出を綴ったblog

香港ナイトビュー

2005-09-03 | 旅・台湾、香港、中国
「ねェ、香港の夜景って前に比べるとキレイじゃないみたい」
「前のほうが光の洪水だった気がするねェ」
「そうそう」
「バブルがはじけちゃったからかなァ・・・」

ぼくがドリンクストアーで手に入れたハイネケンを片手に香港の夜景を楽しんでいると、日本語の女性の声が複数、聞こえてきた。
ぼくは香港の夜景が前に比べるとキレイじゃないことも、光の洪水がどんな感じなのかも知らない。
目の前に映る香港の夜景がとても綺麗だとしか思わない。
いったい以前はどのくらい綺麗だったのだろうか?とふっと想像してみた。
想像してみるものの体験したことがないので、それ以上想像することが出来ないでいた。
“体験したことは書ける。天才が、体験したことがないことも体験したように書けなくてどうする!”
誰の言葉だか忘れてしまった。本当にこんな言葉だったのかも忘れてしまった。だだこんなニュアンスの言葉だったことだけは覚えている。
「この言葉からすると、ぼくは天才にはほど遠いな。体験しないことをうまく想像出来ないし、うまく言葉に出来そうにない」と1人ごちていた。

香港に来てみたいと“触発”されたのは沢木耕太郎さんの小説を読んでからだ。今まで行ったことのない場面をいくら読んでもさっぱり自分に入ってこないのだ。その都度、香港への想いが募るばかりで「それならば行ってしまおう」とぼくは、だだスターフェリーに乗りたいというだけの目的で香港に来てしまった。今はとても好きな街だ。そんな好きな街、香港。でも一番困ってしまうのが食事だ。広東語が出来る訳でもないので、1人で食事をするとなると、はたと困ってしまう。

中国本土からの旅行客なのだろうか?入れ替わり立ち替わり嬉しそうに夜景をバックに記念撮影をしている。ぼくにはとても羨まし光景に映る。
「香港の夜景と上海の夜景、どちらが好きですか?」と問われたら、あなたはどちらと答えますか?
ぼくは・・・

【補記】
現在香港に旅に出ている訳ではなく、数年前に旅した香港を今に置き換えて記事としてみました。
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