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日常や思い出を綴ったblog

日の出

2017-03-20 | photo














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応援!私立と公立

2017-03-20 | スポーツ
3月19日から行われている第89回選抜高等学校野球大会(主催:毎日新聞社、日本高等学校野球連盟)。
俗にいうセンバツ。
開会式では式典の司会を務めた鈴木崚汰さん(千葉県立検見川高校3年生、全国高校放送コンテスト朗読部門優勝)の声と語りに惚れ惚れとしました。
県民として鼻高々です。

まだ2日目ですが今回のセンバツを見て印象的な応援は高岡商(富山県)のチャンステーマ“ザ・ホース(The Horse)”。ザ・ホースからコンバットマーチへの流れも良かったです。

ZOZOマリンスタジアムでは聴くことが出来ない元千葉ロッテマリーンズの西岡剛選手(大阪桐蔭高校出身 現:阪神タイガース)の応援歌、スピードスターが聴けたり、千葉ロッテマリーンズチャンステーマ、スキンヘッドランニングやモンキーターンなど多くのマリーンズの応援歌が甲子園で聴けるというのは嬉しい限り。
高校のブラバンも名曲応援歌は使用したくなりますよね。
聴いているこちらもまた嬉しいですし。

そんな応援について、今年の2月に「4分の3が私立高になったセンバツ。公立びいき、片側応援も程ほどに。」というnet記事を目にして“ハッ”としました。

僕の母校は私立校なので球場応援で公立校と対戦するとそのことを肌で感じます。

記事は下記のようなものでした。

“春のセンバツの出場校が決まり、プロ野球の春季キャンプも始まって、野球の世界に春がやって来た。

今年のセンバツにやって来る顔ぶれを眺めながら、有名な学校が多いなぁ……と思ったのがきっかけで、珍しくちょっとした“調べもの”をやってみた。

有名な学校が多いという第一印象のあとに来たのが、「私学ばっかりだなぁ」という事実だ。

数えてみたら、21世紀枠も含めて出場32校のうち24校、4分の3が“私学”だった。

へえ~っと思いながら、そういえば、去年の夏の甲子園でも同じようなことを感じたなぁと思って、今度はそっちのほうを調べてみたら、出場49校中39校が私学、センバツ以上のおよそ80%が私学だったことがわかった。

ならば、いつ頃からこうした「私学大会化」が始まったのか……以前は、もっと公立校がたくさん出ていて強かったように思う。

ここ60年で、公立と私学の割合はきれいに逆転した。
 そこで、春・夏の甲子園の“私学率”を調べてみたら、これが面白かった。

ちょっと調べてみる…これは意外とおおごとのようである。

    センバツ 夏
2007年 66% 73%
1997年 56% 59%
1987年 50% 49%
1977年 50% 44% 
1967年 46% 43%
1957年 20% 21%

私学、公立がちょうど半分半分だった1987年(昭和62年)を挟んだこの60年間で、私学、公立の出場校の数がきれいに逆転していることがわかった。

平成が始まったのが1989年の1月8日だから、言い換えれば、平成になって高校野球は私学の時代になったといってもよいだろう。

公立びいきは昔からだが、最近は過熱する傾向が。
思い出した場面がある。

昨年・夏の甲子園大会。

出場校の5分の4を私学が占めたこの大会で、ある“傾向”がはっきり見えた。特定の私学に対する観客の偏った反応だ。

私学と公立が対戦すれば、なんとなく“公立びいき”のムードが甲子園全体を覆うのは、私が甲子園を見始めた40年以上も前からお約束の傾向なのだが、私学と私学が対戦する場合にも、このひいきのムードをはっきり感じてしまったのは、私だけだったのだろうか。以下省略「マスクの窓から野球を見れば」安倍昌彦 = 文”

甲子園に応援に来る応援団も初出場ならともかく、古豪や過去全国制覇した公立校の応援団はオールドファンも多いので結構多勢いるものです。

これは僕の住む県大会などでも感じ、対戦校によっては球場に入るのに長蛇の列になったり、入ることすら出来ない状況になったりもします。

私立校は県から補助の関係で授業料は公立校より高くその分、生徒入学のためスポーツや学問で秀でた成績を残さなければ学校に魅力を感じることが出来なくなってしまいます。
授業料には恵まれてはいますが、設備や施設にそれほど資金をかけられない公立校は有力な指導者なども呼べず苦戦を強いられています。
昔、強豪校だった銚子市の公立校や印西市や我孫子市の公立校は最近はなかなか県大会でも上位にきません。


ですので私立校より公立校を応援するのは「小よく大を制す」心理から言っても当然のような気もします。

それと私立校は他県からも優秀な選手を入学させることができますが、公立校は県内で優秀な選手をまかなうため郷土愛が強い高校野球ではより公立校を応援する傾向が強いように思います。
「郷土愛」はプロ野球でも出てきていますよね。

応援する側、私学と私学が対戦する場合でも安倍氏はこう記しています。


“伝統ある名門より、新興私学は立場が弱い?

どらちも私学の高校同士の一戦なのに、どうしてそんなに“色”が分かれてしまうのか? 

理由ははっきりしていた。

東邦高、北海高が古くからの伝統を持ついわゆる「名門校」といわれる存在で、選手たちもほとんどが地元出身のチームであるのに対して、八戸学院光星高、秀岳館高は甲子園に初めて顔を出したのがここ20年以内のいわゆる新興私学であり、選手たちの多くが地元以外からの野球留学組であることだった。

高校野球には、かなり以前から、野球留学をあまりよく言わない文化がある。もう少しはっきり言ってしまえば、「卑怯者」扱いをされたり、ある種の「不正」を行っているような目にさらされる場面を、私は何度となく目の当たりにしてきた。

「甲子園に来てまでアウェーの気持ちを味わうとは」
野球留学のどこが卑怯なのか。野球学校のなにが悪いのか。

後発の私学が、経営を安定させ、世の中に存在感をアピールするために、スポーツと進学に力を入れるのは当たり前のことである。

公立校の生徒たちが実家から通って、食事や自分の部屋の掃除、ユニフォームの洗濯をすべて親に頼って過ごしている間に、15歳で親元を遠く離れ、制約の多い寮生活で身の回りのことすべてを自分でこなして3年間を過ごす野球留学生たち。

自分の好きなこと、得意なことを見つけにくい今の世の中で、野球という“親友”を見出し、遊びたい盛りの高校3年間を野球だけと向き合って過ごそうとする“幼い覚悟”に、いったい誰が異を唱えることができようか。

実際に彼らがどんな思いで野球に取り組んでいるかを踏まえずに発された声で、見えない場所でどれだけの懸命な高校球児の心が痛んでいるか、思いを及ばせてほしい。

昨夏、東邦高に敗れた八戸学院光星高の選手たちはこう言って甲子園を去った。

「甲子園に来てまで、ここまでアウェーの気持ちを味わうとは思わなかった……」

真っ赤にうるんだ目からは、涙の代わりに“憤り”の光が発せられているように見えた。

選手にモラルを求めるならばファンの側にも。
3年間のすべてを懸けて、やっとの思いでこぎ着けた夢の大舞台で、まさかこんなにも“招かれざる客”として扱われるとは……。

甲子園に出てきたことが、彼らの心に傷を負わせてしまったとしたら、いったいその加害者は誰なのだろうか。
スポーツを育てるのは、直接関わる大人たちだけでなく、メディアと、そして誰よりファンの1人ひとりであろう。

高校野球に取り組む選手たちにモラルを求めるのであれば、彼らの奮闘を見守り、その視線と拍手で選手たちを育てていくはずのファンの側にも、それ相応のモラルと選手たちへの敬意があってよいのではないだろうか。

できれば、もう二度と起こってほしくない“夏の嵐”を思い出しながら、お叱りの声を覚悟で、あえて記させていただいた。”
安倍氏はこうして記事を締めくくった。

僕もお叱りの声を覚悟で、あえて記させていただきましたが、この記事を目にしてくれた高校野球ファンの方々はどう思われるだろうか?
僕はこれからも母校を応援していきたい。
頑張れ!母校!




















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