A Daily Life Diary

日常や思い出を綴ったblog

サヨナライツカ

2010-01-25 | 映画
最近、親が女の子の名前に「子」を付けることが少なくなったとTVで放送していました。
確かに明治安田生命のサイトを観ても2003年からベスト7には「子」の付く名前が見つかりませんでした。
しかし、会社の昼食時に観たその放送でなかなか良いことを話していました。

ある「明子」という小学生が「なんで私の名前は“明子”って言うんだろう?「子」の付かないもっとかわいい名前が良かった」とおばあちゃんに話したところ、おばあちゃんはそのお孫さんに「“子”って言うのはね、“一”と書いてはじめだから“生”を意味していて、そして“了”というのは終わるってことで“死”を意味しているから“子”っていうのは生まれてから死ぬまでってことでね。明子の場合は生まれてから死ぬまで明るく元気な人でありますようにって両親が付けてくれたものなんだよ」と説明したのだそうです。
明子ちゃんはその話を聞いて自分の名前が好きになったそうです。

親が付けてくれた名前には確かに願いが込められていますよね。

この映画はそんな「子」のついた沓子と光子という女性が登場します。

舞台はバンコク、東京、ニューヨーク。
この小説が出たころ舞台がバンコクというだけで買ってしまいました。
しかし、若きころの沓子の大胆な行動に違和感を感じてこの小説を最後まで読むことが出来ませんでした。
宮本輝先生の『愉楽の園』と比較していたところがあったからなのかも知れません。
作家は、『海峡の光』『冷静と情熱のあいだ』の芥川賞作家の辻仁成さん。
僕はエコーズのヴォーカルをしていたときのシングルを持っていました。
確か12インチシングルだったような気がしています。
このときはまさか作家になるなんて想像もしていませんでした。

この映画を通して懐かしくバンコクの街並みを観れました。
オリエンタルホテルも。
宿泊したことはありませんけど、食事はしたことがあります。
ロビーで「ここがバンコクのオリエンタルホテルなんだ」って何度も感慨にふけっていたことも思い出しました。

“人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと 愛したことを思い出すヒトとにわかれる”
あなたは、愛されたことを思い出しますか?それとも愛したことを思い出しますか?


【補記】
中島美嘉さんの「ALWAYS」いい曲です。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする