年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

小原鉄心伝より

2009年08月18日 | 福神漬
小原鉄心伝より
文化14年11月3日(1817.12.10)-明治5年4月15日(1872.5.21)
先日都立中央図書館でこの本を借りようとしたが開架書棚にいくら探しても見当たらず断念した。国会図書館に行くべく検索したらデジタルデータになっていてパソコン上で読める。印刷して自宅で読む。便利なことである。
小原鉄心は大垣藩の人で黒船来航時、浦賀の戸田伊豆守氏栄のため藩兵130名を率いて浦賀の警備をした。
 この鉄心伝によると黒船再来航時に応接の場から戸田伊豆守が外された理由は幕府官僚(開国したくない)がペリー一行をすみやかに退去させた戸田伊豆守(開国を密約したとか贈り物をもらったとか)に対して疑いをかけていた。この当時は開国しなければいけないと考えていたのは浦賀の人達、井伊直弼と勝海舟、外国との交渉のある蘭学者のみあった。結局ペリーの大砲の威力によって横浜等で開港することとなる。150年前の話である。
 ペリー再来航の混乱が終わって、戸田伊豆守は浦賀奉行から閑職についたのだが当時の混乱ぶりを子孫にどのような話をしたのだろうか。花香恭次郎(5男)とか長井昌信(3男・鶯亭金升の父)にどのように伝えているのだろうか。

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