Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

年齢で区分する「子ども」とは

2009-09-08 23:15:03 | ことば
話題が政権交代に集中しているので、次期与党の政策にも関心が向くようになりました。

政策の中で、国民を年齢や性別等で区分する文言は、これまでも「後期高齢者」などの話題で議論の的にもなりました。

こんなことにこだわって、どうこう出来る立場でもないので、何にもなるわけでもないけれど、曖昧さと文言の整合性の観点から考えると、面白い気付きがあるものです。

児童って何歳のこと」の続きで、くだらない時間つぶしなのですが「児童」と「子ども」の年齢区分についてです。

民主党が目玉の「子ども手当」は、現在の「児童手当制度」を廃止する方向ですが、「中学生以下の子ども」と「児童」とは言っていないのには訳がありそうです。

その「児童手当制度」では「小学校修了前(卒業ではなく修了?)の児童を養育している方に支給」となっています。

待機児童」(保育所へ入所申し込みしても、施設が不足で入所できずに待っている児童?)の「児童」のことかなー。
この場合は、「児童福祉法」を出すまでもなく、保育所だから明らかに「幼児」ですよね。

民生委員が兼ねている「児童委員」の役割については、あまり知られていまいけれど、「児童福祉法」関連なので「乳児」「幼児」「少年」が対象なのでしょうか。

児童虐待」の場合の「児童」は、どの区分かといえば、「児童虐待の防止等に関する法律」によって「18歳に満たない者」と解釈できるので「児童福祉法」関連なのでしょうか。

ちなみに「児童ポルノ」の児童は「児童売春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律」で「18歳に満たない者」と定義されているようです。

私にとって最も身近と言えば「児童画」ですが、単に子どもの絵を「幼児画」と「児童画」に区分しているだけで、区分について問題視されてはいません。

その他で諸々の「児童」を挙げることは出来ませんが、大人(政治家)が、子どものことをどう見ているか、育てようとしているのか、手援けようとしているのかに、深い関係があるように思うのです。

直接金銭で支援する方法って、餅をばらまく餅撒きの光景に似ているみたいです。
身体も動きも優勢な大人がゲットするけれど、子どもはさっぱり拾えない有様のことです。

賑やかで盛り上がるのですが、餅を撒く側の祝い事に過ぎなく、お祝いに関係なくても拾えますから、誰が餅を食べるかは不明のままです。

児童って何歳のこと

2009-09-08 00:00:09 | インポート
「児童福祉法」では、児童を「乳児」「幼児」「少年」に区分しています。

この場合の少年は「小学校就学の始期から、満18歳に達するまでの者」です。

このため「児童の権利に関する条約」・「児童福祉法」など児童は「満18歳に満たない者」のことらしいのです。

一方「学校教育法」では「小学校の課程などの在籍している者となっているので、6歳から12歳まで」の学齢の者が多いと考えられます。

それに又、「道路交通法」では「6歳以上13歳未満」なのです。

まだあります。「児童手当法」では「18歳を迎えた次の年度末までの者」なので、高校卒業の3月までが児童です。

というわけなので、政権交代でおおいに議論されている中での「児童」という文言がとても気になっています。