Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

版画を創る前に絵を描きます

2009-09-12 21:44:12 | Arts
早朝は晩秋の空気で気温8℃から23℃と、差の大きい一日でした。

しかも晴天なので大雪山連峰もくっきりで、冠雪(気象台発表によると例年より初冠雪は12日早い)があったことが確認できるし、白くて長い噴煙4筋が見えて、現地は低温だということがわかります。

雲も頂上あたりを覆い、典型的な秋の大雪山です。こんな時は、眺めのいい旭川の東端の丘に行って、ゆっくりスケッチをしたいところです。

が、今日はギャラリー喫茶「千絵莉」での個展初日ですから、そんなわけにはいきません。

比較的ビジネスマンの多いギャラリー喫茶の土曜日は、客が少ないのですが、まあまあの来場者のスタートでした。

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     木版画の一部が展示された壁面

左から◆「山里の月」40×80cm, ◆「山麓地帯-5の3・ 4」 90×90cm, ◆「峰への道」 12×17cm,◆ 「夏の水沢ダム」 18×32cm,◆「川のまち-3」 11.5×17cm,で多色刷り木版画です。

出品作20点の内9点が木版画で、あとは水彩画です。

近年の個展出品作は木版画と水彩画なのですが、版画展が多かったので水彩画を見せる機会が多くなりました。

笑い話ですが「版画家は絵も描けるんですねー。」とか「版画なのにどうして色が着いているのですか。」の感想がきっかけです。

最近は笑い話のような質問はなくなりましたが、 版を創る前に絵を描くことや、色刷り版画が理解されていないためだったのでしょうねー。

創る方としては「・・・・版画だって絵なのにー。」と、 直筆の絵か、版を介して絵をつくるか、表現方法やジャンル分けに、こだわりはありません。

展覧会の機会に、版画についての理解を深めるため、出来るだけ話しかけるようにしています。

ギャラリー喫茶「千絵莉」での個展は,9月19日までです。

明日は、札幌で開催中の「北海道版画協会創立50周年記念展」の最終日なので、搬出のため札幌に出かけます。