札幌からホテル9時出発で一般道路の12号線を通って旭川に帰りました。
高速道路を利用することが多かったので、快晴の秋空の下を走ることにしましたが、久しぶりのことでした。
気温21℃は快適で、普段とおりにエアコンを入れずに、窓からの空気を入れて運転しました。
道路事情や建物がずいぶん変わってしまったことに気付きました。
深川市付近の音江山山麓を通り、石狩川沿いからの12号線は急に狭くなり、緑の森の中を走っている感じで風景が急変します。
この辺りからの景色は殆ど変わりなく、むしろ自然が保全されているように感じます。
道路両脇の緑の木々が多い山麓地帯の澄んだ空気は、臭いまで変わり、私の版画作品のイメージの風景を連想します。
開催中の北海道版画協会創立50周年記念展に出品している作品の主題が「山麓地帯」なので、イメージとオーバーラップするのです。
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会場に並んだ「山麓地帯」の版画3点
中央の作品は90×45cmの木版画を4枚つなぎ合わせたもので、横幅180cmあります。
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「山麓地帯~5」
全てがイメージの風景で、山も木々も湖水も空想や想像の世界です。
近くによってよく観察すると小径や人の存在がわかります。絵は部分だけ見せるのではなく、画面全体の調和で見せるわけですから、気が付かなくても絵の一部分として入れてあります。
実在の風景ではなく、北海道内のどこかで見たことのある景色だと感じてもらえれば、それでいいのです。
人のくらしと自然の調和をテーマで創っていますが、人の手が入り悪しき開発による人工の観光風景に慣れてしまい、原風景を忘れそうになることを危惧しています。
国道12号線を走り、神居古潭が近くなると神居山が目前に迫ってきますが、緑豊かな山肌の傷のように見えるスキーゲレンデの縦筋が気になります。
この辺りで私の好きな景色は、直線的に高速道路が景色を分断してしまいましたが、まだまだ手つかずの自然が残っている常磐山方面です。
「山麓地帯」には、こんな風景のイメージが根源にあるのです。
北海道立近代美術館での北海道版画協会創立50周年記念展は、13日までです。
会場入り口
高速道路を利用することが多かったので、快晴の秋空の下を走ることにしましたが、久しぶりのことでした。
気温21℃は快適で、普段とおりにエアコンを入れずに、窓からの空気を入れて運転しました。
道路事情や建物がずいぶん変わってしまったことに気付きました。
深川市付近の音江山山麓を通り、石狩川沿いからの12号線は急に狭くなり、緑の森の中を走っている感じで風景が急変します。
この辺りからの景色は殆ど変わりなく、むしろ自然が保全されているように感じます。
道路両脇の緑の木々が多い山麓地帯の澄んだ空気は、臭いまで変わり、私の版画作品のイメージの風景を連想します。
開催中の北海道版画協会創立50周年記念展に出品している作品の主題が「山麓地帯」なので、イメージとオーバーラップするのです。
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会場に並んだ「山麓地帯」の版画3点
中央の作品は90×45cmの木版画を4枚つなぎ合わせたもので、横幅180cmあります。
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「山麓地帯~5」
全てがイメージの風景で、山も木々も湖水も空想や想像の世界です。
近くによってよく観察すると小径や人の存在がわかります。絵は部分だけ見せるのではなく、画面全体の調和で見せるわけですから、気が付かなくても絵の一部分として入れてあります。
実在の風景ではなく、北海道内のどこかで見たことのある景色だと感じてもらえれば、それでいいのです。
人のくらしと自然の調和をテーマで創っていますが、人の手が入り悪しき開発による人工の観光風景に慣れてしまい、原風景を忘れそうになることを危惧しています。
国道12号線を走り、神居古潭が近くなると神居山が目前に迫ってきますが、緑豊かな山肌の傷のように見えるスキーゲレンデの縦筋が気になります。
この辺りで私の好きな景色は、直線的に高速道路が景色を分断してしまいましたが、まだまだ手つかずの自然が残っている常磐山方面です。
「山麓地帯」には、こんな風景のイメージが根源にあるのです。
北海道立近代美術館での北海道版画協会創立50周年記念展は、13日までです。
会場入り口