雪がしんしんと降り続く今日は、約30cm積もった。
午前中は遠くが霞んで見えないくらいの勢いで降る時も有り、一時は吹雪模様だった。
木々の枝に積もる雪で、美しいモノクロの雪景色となった。
一度にこれだけ降ると、本格的な除雪作業は久しぶりのことで、筋力が極端に衰えた身にとっては、重い湿雪の除雪は厳しい。
15cmの積雪があれば、市委託の除雪車の出動があるはずだが、除雪体制が整っていないのか日曜日なのか、除雪車は現れない。
自宅周辺の雪道は、道路の真ん中に一台だけが通るだけのタイヤのわだちがあるだけだから、対向車があればどうなるのか不安な運転だった。日曜だから通勤車が極端に少ないためだろう。
昔は、こんな雪の日であれば、スパイクタイヤでも4WD車ではなかったので、坂を上るのに難儀した。
現在はそんなことを忘れて、当たり前のように楽々登っているが、スタッドレスタイヤと4WD車の威力を再認識しながら深雪の坂道を運転した。
11月半ばを過ぎても根雪にならず、除雪作業はなく冬靴や防寒着でなくてもよかったが、こんな降雪があっての本格的な冬到来であれば、何とも気持ちが落ち着くから不思議なものだ。
いよいよ根雪だろうから、心身共に越冬モードに切り替えて、深雪・吹雪・低温・厳冬に立ち向かう気構えになった。