Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

支払いしても「ありがとう」を言わない病院 その2

2015-11-05 18:00:17 | くらし

病院の会計での考え方や言葉づかいは、一般的な商店などでの会計時とは違っている。

複数の病院に通っていないので、たまたまこの病院だけのことなのか不明だが、病院特有の考え方に疑問が生まれた。

病院側で受付嬢や会計係に、どんな接客(患者との接し言葉)言語を指導しているのか、深い関心があって普段から気を付けている。

支払いしても「ありがとう」を言わず、立ち去るタイミングで「おだいじにしてください」と言うのに違和感があった。

会計カウンター周辺に人がいないのを確認してから、どうでもいい些細なことなのだが、白マスクの覆面をした会計・受付嬢に尋ねた。

「ありがとうの代わりに、おだいじにしてください」と言うのは、そのように指導されているのですか?。」と。

質問が終わる直後に、マスク覆面からはみ出した両目は、急に嫌悪感ありありの目に変化した。

そのように教えられているとの返答後すぐに、その他の質問を避けるかのように、病院は特別なのだと、言い訳のようなことをしゃべり出したので、すぐに「そのような質問をしていないので、答える必要はない。」と伝えた。

ところが、その覆面女性は目を合わせることなく「ちょっと待ってください。」と急いでどこかに電話した。とっさに、これはクレーム対応担当職員に電話したのだと察した。

望んでいないのに、急いでクレーム対応担当らしい白衣の人物が現れたが、クレームを付けたのではないので戸惑った。

一応、質問の主旨を話したが、その病院では「ありがとう」と言わないことに問題認識がないらしいことがわかった。

 

この際ついでに、患者側からの思いも聞いてもらった。

病院に来る患者は、誰もが落ち込んだ気分であり、楽しい気分では来ないこと。

病院慣れしていない場合は、何が起こるかわからない心配でストレスいっぱいの病人であること。

自分の病状をきちんと説明できるだろうか、どんな治療をするのか、どれほど支払うのか等の不安な気持ちでいること。

極度の緊張で落ち着かないため平常心ではない場合が多いこと。

コンピュータだけ見ないで、患者の目を見て優しく接してほしいこと。

患者を励ます最良の言葉の一つは「ありがとう」の言葉だということ。

余計なことまで語って言い過ぎだったが、患者の思いの一つなのだ。

 

昔から変わらない立場の違いは、治療を受けている側と、治療してやっている側だから、ありがとうを言うのは治療を受けている側ということなのか。

病院に「ありがとうございます。」の言葉が、双方にあった方がいい。