笙の川、漁協の出先事務所に立ち寄って雑談。
「本来ヤマメの川なのに、なぜアマゴを放流するんですか?」
「やっぱり釣り客が朱点のあるアマゴがきれいやというもんで・・・」
ほう、やっぱり釣り客の要望なのか。
昨年聞いた美山(由良川水系)漁協と同じ答え。
しかし、考えてみれば、要望する釣り人もさることながら、それに唯々諾々の漁協もどうか。
生態系のことはおかまいなしか?と。
さらに漁協さん続ける。
「でも、県の指導で、今後は一切アマゴの放流はせず、ヤマメの放流となりました。
福井全県、それで統一されました。
ただし、笙の川(水系)の稚魚放流はもうすぐですが、すでにアマゴを発注済みのため、今年だけは県の了解を得て、アマゴを放流します。来年からはヤマメです。」
ふーん、県はどういう経過でそのように動いたのだろう。
とても興味深いところだ。
遅まきながらも本来の生態系に戻そうとするのはいいことだ。
さて、今日の笙の川、源流部へ行くと先行者多数。
やむなく中流域へ。
水量はたっぷり。
わずかに濁りが入っている。
申し分なし、と思ったが水温は22℃。
これは厳しいと思ったが、意外にアマゴは元気。
さらには朱点のまったくない例のヤマメも。
ここは初夏にはイワナも釣れるところ。
が、この水温、さすがに顔は出さず。
今日も楽しめた。
しかし、この暑さ。
アマゴたち、間もなくこの流域からは消えるだろう。
本日 水温 22℃
アマゴ・ヤマメ 14匹(10~19cm)
「本来ヤマメの川なのに、なぜアマゴを放流するんですか?」
「やっぱり釣り客が朱点のあるアマゴがきれいやというもんで・・・」
ほう、やっぱり釣り客の要望なのか。
昨年聞いた美山(由良川水系)漁協と同じ答え。
しかし、考えてみれば、要望する釣り人もさることながら、それに唯々諾々の漁協もどうか。
生態系のことはおかまいなしか?と。
さらに漁協さん続ける。
「でも、県の指導で、今後は一切アマゴの放流はせず、ヤマメの放流となりました。
福井全県、それで統一されました。
ただし、笙の川(水系)の稚魚放流はもうすぐですが、すでにアマゴを発注済みのため、今年だけは県の了解を得て、アマゴを放流します。来年からはヤマメです。」
ふーん、県はどういう経過でそのように動いたのだろう。
とても興味深いところだ。
遅まきながらも本来の生態系に戻そうとするのはいいことだ。
さて、今日の笙の川、源流部へ行くと先行者多数。
やむなく中流域へ。
水量はたっぷり。
わずかに濁りが入っている。
申し分なし、と思ったが水温は22℃。
これは厳しいと思ったが、意外にアマゴは元気。
さらには朱点のまったくない例のヤマメも。
ここは初夏にはイワナも釣れるところ。
が、この水温、さすがに顔は出さず。
今日も楽しめた。
しかし、この暑さ。
アマゴたち、間もなくこの流域からは消えるだろう。
本日 水温 22℃
アマゴ・ヤマメ 14匹(10~19cm)
黒河川は朱点のくっきりしたアマゴが多いですが、そういうことだったんですか。
それにしてもそういう研究、なかなか今季が要りますね。感心します。
なので、放流しても銀毛になりにくい、もしくは、銀毛になっても完全に海まで降らずに戻りアマゴで、本流アマゴになったり、別の支流に上がる。
かたやヤマメは、メスが銀毛してサクラマスになる率が高い。ダムや堰堤を下る事が出来ても、上ることが難しい為に川にヤマメのオスばかり残り、行く末は、絶える。例外もありますが、
アマゴは、メスもかなりの数が上流にオスメス残り繁殖する。
笙の川支流の黒河川もアマゴがかなりいるのは、そういう事にも思えます。
京都の鴨川の三条から四条間にも春に戻りアマゴが現れます。背ビレの先が、黒いがパーマークがあります。
ぼくとしては今回のヤマメ放流は歓迎です。
もっとも、笙の川だけでなく、日本海側の河川にすっかり定着してしまったアマゴ。これは完全には戻らず、その遺伝子は弱まりつつも半永久的に残ってしまうんじゃないかと思っています。
九頭竜でさえサツキマスが上がっている今、やはり人間の身勝手を考え直すべきでは、と思っています。
アマゴとヤマメでは強弱はありませんが、簡単に交雑してしまい、区分の難しい状況が生まれます。
いくらアマゴがきれいでも、日本全国どこでもアマゴというのはおもしろくない。
酒匂川を起点に南北に双方が棲み分けた神秘とともに双方が太古のままの姿をとどめてほしいところです。
ヒル対策、塩は有効と聞きましたが、水にひたすと流れてしまうという難点があるやにうかがいました。
それはどうなんでしょうか?
前の記事も拝見しました。ヒル、私は葛川の沢でよく遭遇しました。最初足の指に乗っかっているのを見た時は気絶しそうになりましたよ。血とまりませんし。
笙の川も山女に切り替えなんですね。本来山女の川で当然でしょうが、笙の川水系のアマゴって鰭も朱点の加減も本当にきれいで、放流種苗を感じさせない個体がほとんどだったと思います。自然繁殖で一部残るのでは と言う気もしますね。