稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

 赤沢自然休養村から尾ノ島渓流へ

2016年08月07日 | 
 赤沢、駒ケ根のバスツアーに参加。

 まずは長野県上松町の赤沢自然休養林へ。

 ここは国有林で、木曽ヒノキの天然林で有名なところらしい。
 また森林浴でも。

 到着してすぐ、昔の森林鉄道の一部を復活させたというトロッコ列車へ。

      

 区間は短く、2キロほど。
 『エッ、もうこれで終わり?』という感じ。
 大人にはあまりおススメできない。

 ここからは散策で元の駅まで。

 このコースに天然ヒノキ林がある。
 確かにヒノキやその仲間のアスナロなどがいっぱいだ。

      

 背丈1~2メートルほどのヒノキの若木もたくさんある。

      

 なぜここではヒノキがこんなにたくさんあるのだろう?
 ヒノキが発芽して育つのに適した土壌なのか?

 事務所でそのわけを尋ねてみた。
 やや高齢の職員が応対してくれた。

「そりゃあ、木曽ですから」と言う。

「いや、そうでなくて、なぜここではこんなにヒノキが育つんでしょうか?」
「そりゃあ、尾張藩の時代から大事にしてきましたから」 

『ウーン、そういうことじゃなくて・・・』と思ったが、あきらめた。

 それはともかく、ここの渓流は水量豊富。
 
      

 水は透明で、やや黄色味を帯びているように見える。

 これも事務所で聞いたところ
「ここは赤沢という支流で、木曽川に注いでいます。
 禁漁になっていますが、アマゴがいます。
 放流しているんです。」とのこと。

 とても魅力的な渓流だ。

      

 次いで、木曽町 開田高原の尾ノ島渓流へ。

 ここは御嶽山の雪解け水が流れ下る沢で、カメラファンに人気があるところらしい。
 そう遠くないところに「大滝」というのがあって撮影スポットとなっているとか。

 道から渓流に降りる。

 そのとたん、全身を冷気が包む。
 ツアー一同「ヒャーッ!」

 大岩、小岩が連続する渓流。
 水量は豊かで変化に富む。

      

 この渓谷もぼくの体験してきた型ではない。
 とても魅力的だ。

 近くでみやげものを売っているおばさんに話を聞いてみた。

「この渓流は冷川(つめたがわ)と言い、下流の西野川につながっています。
 水温はいつも8℃くらいで一年中安定しています。」

 水の冷たさがそのまま川の名前になっているのがおもしろい。
 ここの水温はほかの支流と比べても特別なのだろう。

      

 続いて釣りのことを聞いた。
「イワナがいます。
 皆さん、よく釣りに来られますよ。」

「年間を通じて8℃ならアマゴはむずかしいでしょうね。」
「エッ?、アマゴって何ですか?」
 
「いえ、結構です。ありがとうございました。」

 こんな渓流に一度入ってみたいね。

 宿泊は木曽駒高原ホテル。
 ホテル内の温泉は、正式には「二本木温泉」というそうだ。
 ほとんど無色無臭で、なんの個性もない。

      

 源泉は12.9℃というからかなり冷たい。

 ウーン、いまひとつの温泉。
 
コメント (2)
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