よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

多様性。

2020年04月12日 | 農家の風景。

静かな日曜日。



週末はお弁当続き。

初物タケノコ、せっかくなので予定外にたくさん使いました。


特大ものは家で油揚げと煮物に。何もいりません。ひたすら箸を伸ばすのみ。



夕方の山チェック。

今日のメインは獣害防除。

溜まったB級唐辛子を砕いたものを持ってって、被害が出そうなところに撒いてまわりました。

収穫は数本のみ。

ふと、思いました。暖冬だからという意識と、チップゾーンは地温高く早いので、

今年は早い!

と思っちゃってましたが、芽もたくさんあるので例年よりは早いだろうけれど、

意外と出揃うのは4月末までかかるのかもしれないなぁ〜と。そんな静けさ。

山菜は特に、いくら尽くしても、種を撒いて昨付けるものと違い、

より自然に近いのでコントロールは効かない。計算も出来ない。

出始めも予想は出来ても自然の呼吸に合わせるほかない。

だからこそ、収穫してからの扱い次第で「こんなにうまいのか」と感じられる。

今の時代は特に、情報は多いけど、実際に触れることが大事で、実際に触れないと伝わらない時代だなーと感じています。

そこに歯がゆさも感じます。

商品として陳列された状態から始まるのではなくって、

作物としてどんなところで、どんなふうに、どんな想いで育てているのか。

伝え合う「場」として、松村くんと竹やぶ会議を立ち上げました。

収穫最盛期は難しいかもしれないけれど、コロナが収束してくれたら、

干しタケノコの時期にはなんかやれるかな。

春に楽しみにしていた東京・やっさんのタケノコ手伝い参戦も飛んでしまった。

手伝い云々は別にして、やっさんには見てもらいたかった。







畑の準備も。といいつつ、昨年片付けそびれた後始末。マルチ取り。

年内でやらなかったツケで草が絡んで取りにくく、一本に時間がかかって飽きるので、

これもヒマをみての合間作業。

チョビ隊長は手伝ってんのか遊んでいるか、、、とりあえずマルチは細かく剥がしています。。。



コロナの影響で本業以外は気を使いますが、バタバタと忙しいこの時期は、作業に専念で密な場面に出会うことなく過ごしています。

その点、農家は多様性にあふれているなと思っています。

悪く言えば仕事とそれ以外の区別がつきにくいともいえるけれど、

やっぱりこの振り幅効かせられる農家は自分の発想に合っている、と毎日過ごしています。

人生だもの。


いろいろとニュースを見ていると、ストレスで事件も起こっている。

払うものさえなければ何てことはないのだけれど、

払わなければならないものがあるからこそ、プレッシャーになるなー。。。。

一日も早く収束を祈るばかり。