よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

秋の味覚・・・

2008年10月11日 | Weblog

またもや今回も催事に行けず。。。
残念だけど、新米もイチジクも好調で終了。

明日12日は仙台市御譜代祭に出展。仙台市戦災復興記念館前に居ります。

写真はそのイチジク甘露煮。製造過程。
カミさんの大好物。
ブランデーを使ってみたりと、煮る方法は人それぞれだがカミさんのは
砂糖オンリー。水も使わずにコトコト何度も火入れして作っている。

私も最初は甘ったるそうで食べなかったが、最近食べるように。
何個も食べるもんじゃない。

風呂上がり、寝る前の一粒がたまらない秋の味覚。。。


編む・・・

2008年10月10日 | Weblog

畑の唐辛子も朝晩の冷込みがキツくなり、ほぼ終盤。
新しい花芽も少ない。

今の時期定番編み唐辛子
「縄ない」を教わったのはいつだったろうか・・・
(今では、昔炭を入れていた「炭すご」も編めます!!


作りつつ、

「昔はきっとザルと同じような位置づけに、自分で編んだワラが
あって、こうやって唐辛子を編んで吊るしとけば保存出来る。。。
って、考えたんだろうなぁ~・・・生活の知恵だなぁ」

そんな事を思いつつ没頭。こういう時間がたまらない。

この時期に販売に出かけると直売所のおばあちゃん、おかあさんも作るから
あちこちにあるけれど、売れる。

昔は実用的なものとして、が、今は「かわいい」「インテリアに」なんて
感覚もあり入り口は違うけれど、やっぱり実際使うからと買ってく人が多い。

そういうの、いいなぁと思う。

 ああ、日本人

みたいな感覚。

とあるおじいちゃんが「世の中なんでも50年たったらまた元に戻る」
なんて言ってたけれど、その通り。

いいものは残る。

大事だよね「いいなぁ~!!・・・これ!」っていう発見。

よしっ!
今年は目標100本!

今年の出来は・・・

2008年10月09日 | Weblog

明日10日~11日 泉のフードマーケットに居ります。
 ●今回の目玉は「刈りたて! 沢水栽培米 量り売り!」
 ●秋の味覚「いちじくの甘露煮」
 ●秋は麻婆豆腐で!!「よっちゃんなんばん」

です。


 今日は、今仕事終了。
10日ほどまえに親父が試し刈りした分の米、籾すりして「玄米」
にする作業。
この辺の地域では「米にする」という意味で訛って「米こしぇ」という。


我家の機械はかなりの年代物なので、よーいドン!やるぞ!
と始まってから数回止り、順調に動き始めるまでに結構時間をロスして
しまい、順調に作動し始めたのが夜9時だから仕方ない。。

刈り終えたご近所さん達は「カメムシ」被害が出たようだが、我家は
昨年若干やられたものの、今年は全く無し!!粒も揃って良い出来。

今や農家にとって「お金」にはならないお米だが、半年かけて世話を
して出来がいい!となれば、商売とは別の部分でやはり「やった!感」
はある。
まだ全面積の2割り程だけれど「今年もここまで来たか」と、ちょっと
は安堵。。。。

残り、がんばります。


雨・・・

2008年10月08日 | Weblog

さあっ!稲刈り!と、思っていたら・・・
出ばなをくじかれる。
昨夜からの雨も降り止まず、一日雨の肌寒い一日。

田んぼを見渡すと、この集落では我家の田んぼのみ刈り残っている。
焦りは無い。まあ、焦らずやるさ。。。

このところ、ちょっと忙しかったので、加工場仕事をやりつつ、
のんびりと過ごし、休日とする。


定例役員会・・・

2008年10月07日 | Weblog

今日は朝から直売所へ。
月一の当番、そして夜はそのまま役員会と、12時間を店で過ごす。

写真は役員会にて。
今月半ばのみやぎまるごとフェスティバルにて店で出展、
その際販売予定の「はっと汁」を皆で試食。
刈り終えた会員の新米 ひとめぼれとともに。

大変美味しゅうございました(*^o^*)


役員会といっても堅苦しいものではなく、年代も60代のお母さん中心
なので、議案はマジメにこなしつつ、雑談に花が咲くのも特徴。

今日は「昔の食」の話で脱線。。。。

「はっと汁」の「はっと」とは別名「ひっつみ」ともいい、小麦粉を
練って吸い物にしたもの。
一人のお母さんが「昔はずいぶん食ったもんだなぁ・・・」という発言
に端を発し話題が広がる。

昔、まだまだ苦しかった頃、農家に米はあったがそれはあくまで「売る」。
そしてお金に換える事を優先したため、とにかく小麦粉を食べたという。
今のように、200gとかでなく、今の米袋サイズでウン十キロ入のものが
家にあって、それをうどんにしたり、はっとにしたり、おやつでは沖縄
の「サ~タ~アンダギ~??」のようなものを作っては食べたらしい。

米だって、もったいないからと、出来るだけ残さず、万が一余れば水洗い
して乾燥し、砂糖をまぶして揚げておやつ。夏場の腐りやすい時期でも、
同様の方法で無駄無く食したらしい。

なんといっても一番驚いたのは、親父と同級生のお母さんの言葉。
昔は赤犬という犬は食用とされてたのは聞いた事があるけれど、
それが普通だったので、大きくなるで「イヌっていうのは今の牛や豚の
ように食用動物だと思っていた・・」との発言!Σ(◎o◎;)

・・・今よりもほんの少し前の話です。
今は物質的には豊かになったのかもしれないけれど、昔の人達は今より
「生きる事」に一生懸命であった気がする。
モノは豊富でも「生きる目的」すら見いだせない人が増えてつつある今
と比べて、
果たしてどちらが本当の意味で「豊か」なのだろう・・・・

大笑いもしたけれど、ふとそんな事を考えさせられる時間でもあった。