なさけないことに、インフル3年連続でぐったり迎えた5年め。
まだ熱は出たり引いたり。
方々ご迷惑とご心配をおかけしごめんなさい。
朦朧とする中、震災のテレビを見てやはり涙ぐみ、あの瞬間を思い出す。
なんともいえない気持ち。
いつまで震災 も 震災を忘れない もどっちもが深い。
いよいよ来週に迫った公演「屋根」で何度か文章を書く機会があり、考えた。
震災をきっかけに始まり今も続く小さな手仕事プロジェクト海の手山の手ネット。
なんで続いてるか、なんで続けられたか、はやっぱり人に寄ることが大きい。
だから我々もテンションがもった、というのが正直なところだと思う。
ほっかぶり市もなんで続いてるのかと考えたら、やっぱり続くける人この指とまれ に集ってくれた同志がいるからだと思う。
アナログであればあるほど、人のかかわりは広く、大きく、深くなる。
生の泣き笑いがあり、少しずつ形になっていく。完成品だけでは語れない価値はきっとそこにある。
被害は甚大ではあったけれど、当時はみんな、そんなアナログしか手段がなくって、アナログの豊かさを教わったはずだ。
百姓、という自分が選ぶ道もそこに通ずる気がする。
食べるものがその人をきめる という言葉もあるけれど、
自分がやりたいのは外国で爆発的なヒットを飛ばす何かを作ろうなんて毛頭考えられない。
自分が楽しいと思い、そのために苦しかったり大変だったりする過程ごと発信し、
いっしょに付き合ってもらえる台所と、食べれる数だけ繋がれればいい。
そういう小さい農家ならではのやリ方で、東北を続けようと改めて思ったのも震災後だ。
まだまだ、まだまだ道半ば。
とりあえず、、、今は回復しよう。