よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

活性化とは・・・

2007年08月29日 | Weblog
昨日、今日と、地元の道の駅の役員研修で人生初の九州大分へ。

一日目は「梅栗育ててハワイへ行こう」をキャッチフレーズにした
町おこしで全国的にも有名な大山町へ向かう。
ここでは大山町農業共同組合長の矢幡氏が中心となり、地元の農家が
元気に活躍していた。
一件あたりの畑面積平均が4反(40a)しかないにも関わらず、
年商1000万を超えるおじいちゃんおばあちゃんがごろごろ居るとの事。
実際いくと、失礼な例えだが家庭菜園に毛の生えたぐらいの畑ではあ
るが、その畑の隅々まで無駄にせず作物を栽培していた。
それに比べるとわが町岩出山の農家は何やってんだ!と一同感心。

市場出荷している作物もそうだが、大半は矢幡氏が立ち上げた直売所
木の花ガルテンの店頭に並び、またそこのバイキングの食材として用いられている。
実際にレストランで食べると、一般に「店」で食べる味とは違う美味しさ。
何でも厨房で実際に調理しているのは農家のおばあちゃん達。
納得である。この日も平日にもかかわらず、凄い人で溢れていた。

2日目は温泉地湯布院。
もちろん温泉が目的ではないよσ(^_^;)
訪れたのは昨年某旅行会社が行ったお客様アンケートで全国ナンバーワン
の旅館に選出された夢想園

現会長である志手さんから創業当時の苦労話から現在に至るまでの
お話をお聞きし、今でこそ有名な湯布院ではあるが、そこを引っ張って
来た地元観光協会の努力など、知らない側面も沢山聞いた。
やはり自分の住む町を活気有るものに!と、皆が頑張り、共存共栄では
ないけれど、色んな職種の人が連携し、地元を愛する気持ちが伝わった。

そして、ランチもそこで食べたがこれまた日本一の懐石!申し訳ない
くらいにウマかった!食後は由布岳を望む温泉も堪能させて頂きました。
また来たい宿。

ここでも農家見学。私と同世代のお百姓さんで、地元の旅館20数件と直接
取引をメインに生計を立てている方で、直売所、市場出荷とはまた違う
農業を魅せて頂いた。

要はやり方。

大山町では農協。
湯布院では観光協会。

これまで道の駅の一部門でしかない直売所のいち理事として、何をするべき
なのか、分からない自分が居た。所詮は「店子」ではないか・・と。
が、今回の研修を通し、地元で自分の成すべき事の輪郭が見えて来た気がする。
それはよっちゃん農場とも重なる事のように思う。

今回、移動の運転手さんを始め、目的の街に無関係の人までが、ホントの意味
で両町の活力に感心し、引っ張られているのを強く感じた。
そんな活力を、自分の住む地元に吹き込めたらいいなぁ~と、強く想った旅でした。



そんな旅の途中、カミサンからの電話で、悲報が伝えられた・・・