よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

ちょっと回復へ。

2005年03月18日 | 農家ブランド



今日みたいな天気は本当にイヤ!
晴れ→雨→風→晴れ→雨風→・・・
と、めまぐるしく変わる。
おてんとうさんとうまく付き合いながら仕事をする人の一つの悩み。
私も農産加工をしているとはいえ、加工場に入るのは朝か夕方。
日中は殆ど外にいる。
今日は「んだこのっ!降っこったら降りやがれ! 晴れっこったら晴れろこの!」
という繰り返し・・・おかげさまで、体調悪い目覚めから、怒りパワーで回復!!
加工場にこもり、ガッツリと商品パック詰めしてしまいました。



ブログを始め「トラックバック」というものがまだよく分かっていない。
・・・と思って、何のためにあるのかを調べて見ると、コレは便利なもの。
テーマに沿ってコメント体系が出来上がるので利用のしがいはあるぞ!
という事で・・・使ってみよう。



 先日の「朝市夕市ネット」という定期市は、私が参加している直接販売
の機会の中でも珍しく、頑なに参加規則が厳しい。
というか、あたりまえなんだけれど「作った人が直接販売する」場だ。
私のように「商売」といいながら、悩んでいる点でもある。
商売で生計を立てる事を柱に考えると、商品アイテムの数というのは
一つのポイント。ダイソーがなぜあんなに流行るかというと、価格だ
けではなく、何万点という商品数も重要。もし店に入って10種類
くらいしかなかったらあんなに人はいかない。
ウチも唐辛子と炭など、アイテムにすると結構出るのだが、何せ労働力
が限られる。となると、仕入のものを入れたり・・というのも悪い事で
はない。
 が、である。
今「消費者重視」の世の中で、野菜を一つ作るのにも「トレーサビリティ」
といい栽培履歴をつけ、農薬や肥料を使った量や時期まで事細かく記録する
事が求めされている。
理由の一つには安全・安心を求める純粋さもあるとは思うけれど、疑わしい
生産者も増えてきているからだと思う。

最近百貨店などからも声を頂き、販売する機会も増えてきたけれど、
いわゆる「催事やさん」が、そこには結構いる。モノを仕入れて売り、
生計を立てる。
先日デパートで販売していたら「どうせあんだ(方言で"君"の意味ね)も
売り方専門(催事やさん)なんだべ?」というお客さんが何人か・・・
どんなに「私が作ってるもん販売してるんだよ」と話しても、なかなか信じ
て貰えない。体験するとわかるけれど、もの凄い違和感を感じるんです。

最近、某地方のデパートで買い物をしたお客さんが、再度求めようと、
商品記載の電話番号に連絡したら「うちは知らないですよ」と言われた事件を
元に「売り手側」でも催事に対する取り組み方は若干変わってきて、都心だと
店舗保有していないと催事に出店させないという動きもあったりします。

前述の「定期市」もそうだけれど、個人的に「おいおいそれは行き過ぎでしょ!」
という規則だと思う部分も大いにあるんです。もちろん逆にお客さんに対して
あんまりにも譲り過ぎてるじゃない!と思う事もある。

けれど、今はきっと過渡期なんだと思う。
当たり前の流通が崩れて、本当に当たり前の流通が出来上がるまでの。
何売ったって良いと思うけれど、売ったモノに責任が持てる流通。

いやいや、まだまだちっちゃい私には難しい、けど乗り越えなくてはなんないところ
だわ~。
偉そうな事書いてる私自身「過渡期」のど真ん中だものね~。