よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

ザーサイ。

2022年01月16日 | 農家ブランド


新年も月半ば。

担当させていただいてる幼稚園給食も早いもので3年めスタート。

配達に行くと園児も声かけてくれるようになり、

そんな子達に今年も美味しいを届けます。


お弁当も順調に。

今週は大量の日があるので引き締めてのぞみたい。


とりあえず当分来れなくなる川村くんのリクエストで最終日に「竹メシ」


間伐材から自分で竹飯ごう作ってもらって。

久しぶりだったけれどもうまく炊けた。


昼飯のうどん後にペロリといく美味しさだったようで何より。

ようやくチェンソーに慣れて来ただけに惜しい。

またタケノコシーズンに活躍してもらいます。




合間を見ては竹間伐。記念すべき震災から10回め、10年目。

今年も仕上がりをイメージしつつ進めています。

毎年始まりはもたつきますが、手を入れた面積が拡がって来ると気持ちもどんどん入ってきます。

竹の道も作れたら今年は2本を目標にしています。

間伐会ももう少ししたらやりたいと思ってますが、気持ちいい汗流したい方、お手伝い歓迎します。

表年、もれなくやりたい。

仙台の朝採り販路も生に加えて茹でもやってみるつもりです。

1番の懸念は猪ですが、表年は体力も心配なほどの目まぐるしさなので、

体調気をつけつつ準備したいと思います。

おかげさまで国産メンマ・竹之芯も順調。

今年もしっかり作りストックしたい。

そんなメンマに相棒を、と、今年空いてる畑でザーサイ挑戦してみました。


寒いところなのでどうかとは思いましたが、しっかりコブが出来てました。

今年はことさら寒いので小さめで、下の方はちょっと凍りましたが食べてみます。

カラシ菜系なので葉っぱは漬物に。

まずは試作の一年め。

新しいのは面白いです。










今年もよろしくお願いします。

2022年01月09日 | 農家ブランド


元旦にゆっくりまったりして今年もスタート。


あっという間に正月の気分が吹っ飛びます。

ボケてしまうほどまったりと正月、いつかは。



年末からご予約頂いていて今月はお弁当いっぱい。

ありがたいことです。


年末に電柵を張ろうと思って片付け始めたタイミングで雪。

ひとまず電柵は忘れます。

昨年だいぶ切ったので雪折れ少なく済んでいます。

まだ降るだろうけれどいったん雪が落ちてからだと助かるなぁ。


川村くんとだいぶ山に入って切りまくっています。


粉砕機は雪多すぎてまだ出動できないので、周囲からの獣侵入防止柵にひたすら積み上げ。

100m以上積み上げました。

おぼつかないチェンソー使いだった川村くんもちょっとの不具合ならなんとかなるくらいになり、頼もしい。

たけのこシーズンまでいったん来れなくなってしまうのが惜しい。



今年も基本、なんばんをしっかり栽培し、しっかり商品作り。それが真ん中。

そしてなんといっても筍表年。うまく切り抜けれるように、うまく販売しきれるように、まずはしっかり間伐。

あとはまだカミさんと詳細協議中ですが、

「よっちゃんと みっちゃんと よっちゃん農場と。」(仮称)

をやろうと思っています。

体験イベント、というよりも、

来てほしいタイミングでうちの仕事(主に畑や山)を手伝っていただき気持ちよく汗を流す。

報酬はお昼のまかないと収穫産物、と考えてます。

前から興味を持って頂いてる人もそうですが、

コロナでリモートが増えたことで農に関わってみたいという人も増えてる気がするので、そこを焦点に。

小さく始めます。

あとは春になんとか今年こそ、軒先販売をしたいと思ってます。



今年は雪よりも、寒さがことのほか厳しいです。

まずは健康第一に今年もよろしくお願いします。




宮城県南で、よっちゃん商品販売開始。

2021年11月01日 | 農家ブランド

なんばん(とうがらし)仕事も終盤戦。

青唐辛子の買い取りも先月で締め。




畑は赤みを帯びて。

鷹の爪、満天星はまだ半分だけれど、

ゲキカラはドンドン赤く。

生ラー油用に熟したのから収穫開始。




霜が降りるとダメになってしまうので、

葉唐辛子も収穫。

お弁当用に佃煮を作ります。

何年か前は販売もしましたが、

中々手が回らない、もっと色々使いたいのも葉唐辛子。











今日の給食は大根ステーキ。

これにひき肉餡かけ。

今月もぎっしり頑張ります。





このところのお弁当のメイン、

秋本番に入りカミさんの十八番【さんま人参】。

お母さんの得意料理でカミさんが育った秋の味。

こちらも今月もぎっつり頑張ります。






しんじょ を作ってみたくてやっと。

これはアレンジ次第で面白い。

これに地域性を盛り込んでみたい。

ちょうど大崎・鬼首の在来野菜の鬼首菜も試してみたくて入れてみました。

在来種だけあって旨味もあるけど辛味もあって、クセも強い野菜。

漬物以外を試したくてしんじょに入れてみたら、

まったくわからなかった。。。





今月から県南にて、我が家の商品の販売先が出来ました!

春に朝堀りたけのこ流通でお世話になってる坂上さんの紹介で、

この度食彩館イトーチェーン様の産直コーナーにて販売頂く事になりました。

県南地域は問合せ頂きつつも販売先が無かったのでありがたいです。

価格高いですが、試しに竹之芯も置いてます。

新マルコ店、閖上店、玉浦店です。

県南の皆様どうぞよろしくお願い致します!


なかなか疲れが溜まってきてますが、

畑終盤、もう一踏ん張りです。




癒やし猫は湯たんぽがわりにもなってます。


ベロしまい忘れて寝るゴン。














給食も新米登場。

2021年10月15日 | 農家ブランド



幼稚園給食もお弁当同様毎回メニューを付けてます。







先週は、牛肉、醤油味の【山形の芋煮】

そして今週は豚肉、味噌味の【みやぎの甘煮】

2週にかけて食べ比べ企画。


地域文化、安心するのは宮城の味。


そしてちょうどお米も新米に切り替え。





おむすびの日ということで、一つは塩むすび、




もう一つは焼きシソの実醤油むすび。



地元の野菜の旬の美味しさ、

大きくなって思い出してくれたら嬉しい。


毎度そんな心持ち。








昨日はふと見るとカモシカ家族連れ。

2頭はよく見かけたが3人家族とは。。。







かき揚げ食べたくていたらカミさん作ってくれました。

竹之芯入り。

餃子にいれても思ったけれど、独特な発酵ならではの食感がいいです。

道の駅ですごく売れるようになってきました。

切らさないように切らさないように。







ネムいアピールのゴン。

目をやると、チラリ。






夏戻る。

2021年08月19日 | 農家ブランド

やっぱり 晴れ がいい。 久しぶり。



昨日の定期市もいい時間でした。

いつもの常連さんからはじまって話が弾む仲間も寄ってくれて、

終わってみればあっという間の時間でした。

三浦くんのご縁で仙台環境局の方ともお話できて、頭から離れない「竹のトイレットペーパー」の話を出したらなんと前職が製紙会社という引き。

伺ったら通常製造ラインで使う木材チップが月間2万トン(しかも乾燥)とのことでびっくり。

現実はなかなか厳しいですけれど、よっちゃん農場の在り方同様「小さな循環」で、

間伐労力の軽減、放置竹林の解決、きれいな竹林への道は探りたい。

昨日会った人たちもそうだけれど、今はそれぞれの「本業」に加え、

アンテナを立てて、プラスのなにか、価値なのか繋がりなのかを見つけようとしてる人たちが多い。

もちろん本業をおそろかに、という意味ではなくて。


そういう人はやっぱり面白い。振り返ればそういう人たちしか残ってない気がする。

【地力】をつけようとしてるのかもしれない。

いざとなった時、危うい時、そんなピンチに差が出る部分かなと思います。

余白をもっているかどうか。。。これはでかい。



うちも小っちゃい農家だけれど、この規模でどうやって食ってこうか、、、

それを模索するうちに視野は広がって今があります。

本業の規模、それでどういう選択をするか、と同時に、意識するのは【時代】。


そんなことを私も含めて悩んで悩んでいる時間と、深める時間と、やっぱり未来を妄想する力、推進力というかテンションは必要。

その辺の話が膨らむと、このひとはこんな事考えてるのか、面白いと思うし、

重なることは一緒にやりたいとも思う。

今はうちでの体験の場を作る、というところか。

ブログを始めた頃から書いているけれど、やっぱり時代が進むと【作る人】と【買う人】の距離は縮まらない。むしろ開いている、と感じています。

だからこそ「物々交換」な世の中がいいし、面白い。

社会が進めば進むほどに。

環境や社会に問題が起こると「当事者意識」といわれるけれど、それはなかなか簡単なことではない。

食べ物、農に触れる、という部分でなにか形にしたいとずっと思っています。

きっと出来るでしょう。




昔、自営という選択肢も有りか、と思わせてくれたのは東京にいた頃出会った異業種交流会を主催していた恩師。

今でも忘れないのは

「会社人間にはなるな。社会人間であれ」

という言葉。

狭い域でどんなに地位や名声を経ても、

所詮はその会社、業界での話。

そんなつまんない人にはなるなよ、と、当時、思い返せば彼は40くらいで話していたのか、、、

今ではその意味が本質的になんとなく分かりかけてきました。やっと。



天気もいいし、ずっと相手してあげれなかった副隊長サムの散歩を今日はじっくり。


2時間ほどとことん歩き回る。暑いので水場の休憩は必須。



竹林もぐるっと巡る。

新しい根が伸びるこのタイミングを見逃してはくれず、

イノシシ軍団容赦なく入っています。。。


最後のサムお気に入りの水場。


このところショートバージョンの散歩ばかりで、犬小屋に近づくと「まだだぞっ!」と帰りたがりませんでしたが、今日は満足したようです。


今日はイベント明けのお弁当。 → 農家手づくりぬくもり弁当

渾身の出来、と思えるほど、集中し、楽しくやれました。

ありがとうございます。