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よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

うに。

2018年07月27日 | Weblog


雲丹を頂きました。

震災前、沿岸部とのご縁が無ければアワビも雲丹も食わず嫌いで手をつけなかったけれど、

今はほんとに美味いとわかるようになってきた。



いつもは玄米・金のいぶきを食べてるけれど、

「うに丼には白米でしょー!」

と今朝は久しぶりに土鍋で白米を。



雲丹もアワビも、漁師といえど「開港日」しか採れないらしく、そんな貴重なものをと恐縮しつつ箸を付け、

「うまーーーーーーいっ!」

と絶叫しながらあっとう間に完食。

その勢いのまま三陸のけい子さんにお電話すると

「採れたてだからねえ〜、美味しかったのなら良かった。」

と。

海とのご縁、恵みに感謝です。ありがたい。。


その海の水を綺麗にするのは内陸部のわれわれの役目でもあります。海と山は繋がっている。

この味に裏切らない農業をしたいものです。






なんばん。大きくなるにつれ脇芽がどんどん出てきます。

この脇芽はそのままでもいいのだけれど、折れやすいのでなるべく欠き取るようにしてます。

数ある品種のなかでも「鷹の爪」はとにかく脇芽の出方が半端ない。

もう何度やっても次々と。

負けないように畑に通い続けます。




くまといのししともも。

2018年07月09日 | Weblog


ようやく、久しぶりの晴れ。突然上がった気温が効く。

このブログや、注文頂いたお客さんへちょっとした手紙を書くとき

「今年も天気が変ですが、、」

と入れていたけれど「今年がおかしい」のではなく「年々おかしく」なってるんだなと感じます。

集中豪雨の西の地域の様子は東日本大震災の石巻を思い出しました。

もうどこがという話ではないのかもしれない。「暮らす」というところを常に意識していかないと

と、ますます思わされます。





古代米4色稲は順調。育ってますます特徴が出てきました。





今年は注文するタネを間違えてしまったズッキーニも順調。


昼過ぎ、毎月電気メーター記録をしにくるおばちゃんがやって来た。

いつもは挨拶交わす程度なんだけれど、今日は車から降りるなり

「い、今クマ見たのよ〜!!!!デッカかった!!!」と息が若干上がってる。

うちの向かい山の山頂にちょっとした別荘があるのだけれど、そこのメーター見に行ったら

目の前にどでかい熊が現れたとのこと。

幸い、メーターに向かう車中だったのがよくて熊は走り去っていったという。

「初めて見た! おっかながったぁ〜」と半分怖がり半分初体験への興奮を残していきました。



そしたら遅い昼上がりの親父が、


「いやぁ〜参った・・・」

といつものセリフとともに裏の畑から戻り、どうしたのか尋ねると、

「じゃがいもがあらかたイノシシにやられでしまった・・・ちきしょ〜!」

と捨てゼリフ。



長雨前に試し掘りした残り、3畝ほぼ引っ掻き周した跡ありあり。

全部取られては悔しいので、午後はイモ掘り。晴れてるうちになんとか終えたいが、

ヤツらの残り物を掘ってる感じがなんともいえない気持ち。

そしてその隣の畝にはサツマイモを植えてある・・・・・。





福島の桃農家の親戚から初物「はつひめ」が届き堪能。

新しい品種らしいですが、甘くってうまい!

寄せて寄せて上げて。

2018年07月03日 | Weblog

本日も快晴。だが週後半からまた梅雨模様で気をもむ。

午前中は直売所で仙台泉区の「いたがき」への出荷打合せ。

うちは加工が柱なので、親父は色々と作るけれど私らはなんばんと大豆以外は「ダメになってもよし」

というスタンスでやってます。柱がボッキリでは食べれなくなるので。

それに比べて直売所のお母さん達は一次農産物中心とはいえ、たくさんの野菜を作ってるなぁ〜と感心します。

すごい。

うちも出せるのはなんばんくらいだけど、一生懸命育てて頑張ります。




その後は鳴子方面の納品周り。

一箇所の若者店長が

「ブログで農ドブル見ました!ぜひ何かの形で関わりたいです!すばらしい取り組みだと思います!」

とわざわざ出ようとする車を追いかけて言ってくれました。


だから「ぜひ混ざらいん! 歓迎するよ!」と応えました。

どこもそうだと思いますが、地元は中々変わらない。変えられない。

彼も地元を盛り上げようと一生懸命やってるし気持ちがすごくわかる。

変わらない地元も正解だし、変えようと思う気持ちも正解。

元来無駄に考え込んで胃にくるタイプなのでそういうのが自分なりに詰まってしまって、

リセットして俯瞰で考えようと、昨年道の駅の理事を一旦退かせて頂いた経緯もあります。


「農ドブル」は都会風に言えば異業種交流会から派生したプロジェクト。

けれどとってつけたものではない土着性、地域性が濃いからこそ余計な演出なくても面白い。

ひっぱるブルーファームのセンスはさすが! と自分的には思っています。

自分たちなりに正解不正解はあるけれど、突飛なアンテナを立てることが時には必要でそれが今。

最終的には其々の足もとの価値観をしっかり作る、に還るけれどまずは響いた人が寄り、集い、上がっていく。

が、大事。







午後は戻って加工場で奮闘するカミさんをサポートして夕方畑へ。

昨年の夏の悪天候がよぎるので、大豆も管理機で除草後、三角鍬で土寄せ開始。





チョビも付き合ってくれたけど、暗さには勝てず。明日の午前は持ちそうなので終わらせたい。

昨年、長雨で一度しか土寄せ出来ない!と思っていたけど、それが出来たところだけだけど、

出来が良かったので今年は思い切って一回土寄せでいきたいと思っています。

大豆の実付きは根っこをいかに傷めないようにするか、ともいわれるので実験します。

なので、最初で最期の土寄せ。気持ちを込めて寄せて寄せて上げます!



昨年のそんな長雨でなんばんの収量が例年より悪かったのもあり、

一方で青なんばんを土佐備長炭で炙ってしょうゆ、味噌に漬けた「炭焼よっちゃん」各種、

拡販してラベル変更したのもあって凄く売上よく、今シーズン収穫前に原料切れしそうです。

卸先には申し訳ないのですが、今年はたくさんとれるように頑張ります!










ありえへんっ!冷戦勃発。

2018年07月02日 | Weblog


週の始まり月曜日。

ミヤテレ「OH!バンデス」から農ドブル取材があり、ぷち農ドブルづくり。











楽しく取材終えて放送は5日だそうです!ぜひともご覧ください。





そっから急ぎ帰って、、驚愕の風景。

今日は家の土間に捨てコンを打つ、ということになっており、生コンを頼んでいた。

うちの門口は狭いけれど、小型ミキサー車でギリギリ入れるところまで入ってもらいそっから一輪車の往復かぁ〜・・・

炎天下に辛いのぉ〜、、、と思って帰ると、、




ありえへん量のコンクリが道路を塞いでいる。。。(写真は使って残り。それでも半分以上)

そっから冷戦の始まり。

「なにやってんの!? ミキサーから直の方が楽だべや!」と親父に怒鳴ると「そんなこと出来るか!」と言い返される。

言い合いしててもコンクリが固まるだけなので、もくもくと固まっていくコンクリを崩し、一輪車で運び続けて4時間。

怒りが源。

焦って焦って準備して最後にこれがオヤジの定番。結局膨大な手間が残る。

手配を頼んだのが隣人で、ここで足止めさせちゃうのが悪いなーと思っちゃうのが親父。

お金の使い方が間違ってる!アホめ!もー付きあえんっ!

と怒りパワーは増していくものの、腕と腰はビキビキと悲鳴続き。

最後意地でも残りも砕ききってやろうと思ったが体が限界で最低限車通れるだけ削り落として、断念。

そんな事態になっても、頼んでたのより多く持ってきただの何だの、自分が悪かったと言ってくれればおさまるものの、

腹が立って腹が立って仕方がない・・・。


よっちゃん農場の恥部だけども。。。。

たまにはね。

健康診断。

2018年06月29日 | Weblog


色麻・和田さんから買ったインカのめざめが美味しい。



一度北海道から高い種芋買って失敗してからはもっぱら買って食べる品種。



今日は年一度の市の健康診断。

昨年引っかかってしまったので、今年も緊張する。年取るごとになんか出てくるのはかなしい。






帰って午前中は快晴で山道作り。

虫除けふっていっても滝のような汗が止まらず蚊との戦い。この時期の山はこれが嫌。

山道もらしくなってきたが午後は一転どしゃぶりでシゴトにならず、上がった頃に張り切ろうしたけれど

いつも使う竹用の小型ではなく、太い木用の排気量の大きいチェンソーのエンジンが掛からない。

あっちを掃除しこっちをいじり格闘するもかからない。

諦めて地元の機械やさんへ。

先代から最近息子さんに代替わりしたが職人らしい雰囲気は変わらず好きな場所。

職人が対象に向き合ってあちこちいじりまわして探っていく姿は素敵だ。

猫をたくさん飼っており、修理用の機械が所狭しとならぶ下屋を好きに歩き回っている。

このチェンソーは炭焼きしてる頃に先代が勧めてくれたお気に入り。

「型は古いけど丈夫だから、おすすめだよ」

と当時お金が無いのも見透かして世話してくれた。


今日も息子さんがあっという間に原因はつきとめ、

「エンジンかかりましたけど音が変です。」

とさらにあれこれチェックしてくれて電気部品を交換してもらうことに。

「安くは無い部品なのでまるごと買い替えでも?というところなんですが、

   型は古いんだけど、これは丈夫な機種だからもったいないんですよねー。どうします?」

と。

「親父さんにすすめてもらったんですよ」

と話したらニヤリと応える。

もちろん部品交換で使い続けます。と預けて来ました。


まだ2,3度しか話したことがない息子さんだけど、帰り際に

「あ、もう一台持ってますよね? あっちの機械は元気ですか?」

と声をかけてくれた。

こういう機械やさんはもうほとんど居ないのでずっと付き合っていきたい。