8月18日(金)、第8回多可町高校生議会を傍聴してきました。
多可町議会本会議場で行われた高校生議会には、県立多可高校の生徒会役員14名が一般質問に登壇し、多可町議会議員14名が答弁するという内容でした。開会行事で、藤井多可高校校長と笹倉多可町議会議長のあいさつの後、参加者全員の自己紹介がありました。
高校生議員の一般質問の項目は、「恋人の聖地を建立して!」「アスレチックを作ってほしい!」「多可フェスを開催せよ!」「産坂における安全性について」「タブレットの補助金で負担を軽減!」「バスの時間を増やしてほしい」「コンビニを作ってほしい」「加美区でもう一度お祭りを!」「多可町の農産物を一か所で買える場所を」「体育館にも涼しいエリアを」「アイスの自動販売機の設置」「バス停の位置の変更」「街灯を増やして明るい町に!」「多可町にショッピングモールの建設をして町に活気を」「空家を公共施設に」「買い物弱者を減らすには」「記念碑をたててください」と、多岐にわたる内容でした。
高校生たちが、自分たちの高校生活を通じて考えている要望、多可町を少しでも住みよい町にしたいという思いからの提案、多可町の将来を考えての提案など、事前によく話し合って考えられた内容だと思いました。質問内容とともに、質問の姿勢、声の大きさ、堂々としたものでした。特に、議長を務めた2人の女生徒の堂々とした態度に感心しました。多可高校生徒会が、しっかりと活動していることよく分かりました。
一般質問は一問一答方式で行われましたが、再質問をする高校生議員もおり、聞いていて私自身刺激を受けました。「体育館にも涼しいエリアを」の再質問では、体育館が指定避難所になっているので、行政としてエアコンを設置すべきではないかと鋭い質問もありました。「加美区でもう一度お祭りを!」では、旧加美区での花火大会の良さを踏まえた具体的な提案でした。「空家を公共施設に」「買い物弱者を減らすには」の提案は、なるほどと感心しました。
多可町議会議員の皆さんも、高校生の目線に立って丁寧に答弁されていたと思います。もう少し夢を語ってあげてもよかったのではと、個人的には思いましたが。高校生議会に参加した生徒たち全員が、緊張した中でも自分の意見しっかりと話す良い経験をしたと思います。
西脇市議会でも、来年度、高校生議会を行う準備をしています。多可町議会の取り組みを参考にさせていただきながら、市内3高校の連携をとって進めていく必要があると思いました。
多可町議会の皆さん、多可高校の皆さん、ありがとうございました。
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