goo blog サービス終了のお知らせ 

 東野としひろ活動NEWS

東野としひろの活動報告やメッセージをお届けします。

南三陸町8回目のボランティア活動(その2)-南三陸町の復興

2014-07-06 20:59:36 | プライベート
 1年半ぶりに訪れた南三陸町は、復旧工事が各地で進んでいました。大震災のシンボル化した「防災対策庁」周辺の海岸部は、整地され、かさ上げ工事が進んでいました。南三陸町役場の近くにも、大量の土砂が積み上げられており、大型トラックがひっきりなしに走っていました。


 三陸自動車道の延伸工事が急ピッチで進んでおり、志津川インターが間もなく完成するようです。ただ、海岸線を走るJR気仙沼線の復旧は、進んでおらず、列車の代替えとしてバスが走っていました。線路の一部がバス道路として利用されているのを見て、複雑な気持ちになりました。バス高速輸送システム(BRT)として、鉄道敷を順次専用走行区間として整備する計画です。
 南三陸町は、東日本大震災の津波により甚大な被害を受けました。平成22年当時、人口17,431人 5,295世帯でしたが、津波により、死者620人、行方不明者216人でした。また、全壊3,143戸もありました。県内外への避難者は、平成26年5月末時点で少なくなったとはいえ677世帯もあります。仮設住宅は、2,195戸整備され、1,959戸が入居されています。災害公営住宅は、770戸計画中、5地区244戸が工事中です。また、高台への集団移転をする防集団地は、全28地区が同意されています。



 瓦礫処理も、72,3万トンの処理が進みました。戸倉地区の廃棄物処理施設により急速に進みました。
 南三陸町の主要産業である水産業も、徐々に復興が進んでいるように感じました。志津川漁港には、新しい漁船が停泊していました。造船所も建設されていました。



 さらに、製氷倉庫や漁業市場も活発に動き出していました。私達が到着した7月3日のニュースは、タコの今年の初水揚げがトップニュースでした。ワカメ、牡蠣、ホタテ貝の養殖も順調に進んでいるようでした。私達のボランティア活動の多くが、漁業支援でした。南三陸町の商店が集まる「さんさん市場」は、多くの方が訪れ賑わっていました。



 佐藤町長も、町議会との対立を解消し、自信を持って、復興事業に取り組んでおられるように見受けました。いただいた著書『南三陸町長の3年―あの日から立ち止まることなく―』を、しっかり読ませていただこうと思っています。
 南三陸町の本格的な復興は、始まったばかりだと思います。これからが、大変な道のりが続くと思いますが、佐藤町長を先頭に粘り強く頑張っていただきたいと願っています。私も、これからも微力ですが、ボランティアを続けたいと思っています。日本人に求められ居ることは、被災地や被災者の方に直接的に何かをするのが大切なのではなく、被災地・被災者のことを忘れないでいることが大切だと考えています。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 南三陸町8回目のボランティア... | トップ | 南三陸町8回目のボランティア... »
最新の画像もっと見る

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (コウナ)
2014-07-07 10:48:27
そうですね私達に出来る事はいつも被災地の皆さんの事を心にとめておく亊ですね少しずつでも復興の足音が聞こえてくると嬉しく思います
返信する
復興の足音! (東野としひろ)
2014-07-09 07:46:08
ユウナさん、被災地に行くと、復興の足音が少しずつですが聞こえてきています。ただ、時間がかかりすぎて、被災者の方々の生活・人生がどんどん進んでいるので、被災者の気持ちにはあっていないように感じました。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

プライベート」カテゴリの最新記事