西脇市旧來住家住宅では、『村上松月個展』が3月1日~15日の会期で開催されています。旧來住家住宅の玄関をくぐると、紅梅が咲きだしているのが目に入りました。
村上松月先生の個展は、今回で3回目を迎えます。今回も、かな文字の美しさ、雅やさを十分に感じられる作品展でした。また、ギャラリーだけでなく、奥の間にも素晴らしい作品が展示され、喜寿を迎えられた村上松月さんの心意気を感じる個展だと感じ入りました。
私が会場に伺うと、村上先生が門下生の方々通られ、会場を案内していただきました。私には流れるようなかな文字を読む力はありません。しかし、万葉集、古今和歌集、与謝野晶子や斎藤茂吉の和歌だけでなく、松尾芭蕉の俳句などが書かれていましたが、芸術的な作品だと感じました。
村上先生は、平安時代に当時の人々が作り出された日本独自のかな文字の素晴らしさを話してくださいました。そして、かな文字を後世に伝えていく氏名についての語ってくださいました。
村上先生の含蓄あるお話とともに、素晴らしい作品を鑑賞して、心が洗われる思いがしました。
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