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杉原紙の製造過程

2013-03-22 05:46:01 | 産業・労働・雇用
 先日、知人と一緒に多可町加美区鳥羽にある杉原紙研究所を訪問し、杉原紙の製造過程をじっくりと拝見させていただきました。



 私たちが訪問した時は、研究所の横を流れる杉原川で楮(こうぞ)が洗われてあり、欄干には洗われた楮が干されていました。



 旧加美町では、伝統ある杉原紙を再生しようと全町挙げて取り組まれました。杉原紙の再生を目指す中心施設として、杉原紙研究所が建設されました。そして、町内の家庭では、楮が植えられ、毎秋に刈り取られて、研究所に集められます。
 杉原紙の製造過程は、①楮刈り、②楮蒸し、③皮はぎ、④黒皮とり、⑤川さらし、⑥釜だき、⑦楮みだし、⑧楮さらし、⑨紙漉き、⑩圧搾、⑪紙干し、⑫選別があります。特に、紙たたきの過程で、冬の冷たい水につけて行うと、より強く真っ白な紙が出来上がります。加美区の最北に位置し、杉原川の冷水が利用できるところに研究所が位置しています。


 ③皮はぎや④黒皮とりを職員の方が熱心に行われているところを見せてもらいました。また、釜だきの様子も見ることができました。職員の方が、慣れた手つきで上手に黒皮をはいでおられます。



 研究所の入り口には、製造過程が書かれた説明図と杉原紙の即売会も行われていました。
 次回に訪問した際には、紙すきを体験したいと思っています。
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