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民生産業常任委員会視察(その1・井原市)

2014-08-11 05:17:44 | 市議会活動
 8月7日・8日の2日間、西脇市議会民生産業常任委員会の視察で、岡山県井原市と広島県呉市へ行ってきました。民生産業常任委員会では、今年度の特定所管事務調査事項として、水道事業のことと国民健康保険の2つのことを調査しています。今回の視察は、国民健康保険の取り組みについての視察でした。



 井原市は、岡山県の西南部に位置し西は広島県に接しています。人口43,000人余りで、西脇市と同規模です。市役所は、大変立派で、印鑑証明・住民票の自動交付機が設置されていました。また、本会議場が円形になっていることも驚かされました。



 井原市は、源平の合戦で有名な那須与一が、屋島の合戦で扇を射たことの恩賞で、与えられたそうです。また、北条早雲が若い頃過ごした町としても知られています。さらに、繊維のまちとしても有名で、井原デニムを売りにしています。扇と矢をデザインした井原鉄道の井原駅は、大変豪華で驚きました。井原鉄道は、岡山市・倉敷市・笠岡市・井原市・総社市・矢掛町・福山市の6市1町で運営する第3センターです。
 井原市は、市町の公約として「健康寿命日本一を目指したまちづくり」を目標にしています。平成23年度から特定健康診査の個人負担を無料にし、受診率の向上を図っています。特定健康診断は、内臓脂肪症候群の対象者・予備軍を選定し、高血圧症や脂質以上小・糖尿病などの生活習慣の予防を図ることを目的にしています。



 国保担当小区員は、本庁市民課に6名、支所に各1名置かれています。特に、本庁市民課には、特定健康診査担当の保健師が1名配属されています。その保健師が、健康医療課と提携し、専属して特定健康診査に取り組んでいます。西脇市を含め、保健師を市民課に配属している自治体は少ないように思います。保健師が中心となり、特定健康診査の受診のPR活動を積極的に行っています。ケーブルテレビや有線放送を使っての周知、3月末に全戸配布する『保険事業計画表』も作成しています。
 また、後発医薬品(ジェネリック)の使用促進にも取り組み、差額通知も出されています。
 国民健康保険税については、収納率が徐々に伸びています。伸びている理由として、年2回(12月と5月)、管理職職員と税務課・関係部署の職員による滞納徴収。嘱託市税徴収員による徴収。岡山県滞納整理推進機構の活用。3月末と4月初めの日曜日に納税相談。口座振替(40.5%)を行っています。
 井原市は、国保専属担当の保健師を配置し、特定健康診査の受信料の無料化を行うなど、目的を達成するための施策がすっきりしていると感じました。

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