東野としひろ活動NEWS

東野としひろの活動報告やメッセージをお届けします。

祝!第99回尚歯会

2014-05-19 07:20:01 | 地域行事
 5月18日、初夏を思わせる好天気でしたね。私の村では、早朝より溝普請が行われました。5月末ごろには、田植えが始まります。その前に、各戸一名がでて「溝普請」が行われます。水路の泥上げと水路沿いの草刈りが主な仕事です。



 11時過ぎに溝普請を済ませ、楽しみにしていた桜丘小学校で行われている尚歯会に出席してきました。



 尚歯会とは、高齢者の方を敬う(敬老)会を意味します。黒田庄町の北部6ヶ村の桜丘小学校区では、校区内の70才以上の高齢者の方を招き、地域を挙げて尚歯会を催しています。尚歯会は、大正5年から始まった伝統ある行事で、全国に誇れる行事だと言えます。
 各部落役員とPTA役員が中心となって4月初めに実行委員会を作り、尚歯会の準備に取りかかります。6集落の区長さんが持ち回りで実行委員長を務められます。PTAの役員さん達は、毎晩のように集まり、演芸の準備に当たってくれています。



 尚歯会当日、体育館には本当にたくさんの高齢者の方々が、楽しみ来られていました。私も、桜丘小学校区のお世話になっている皆さんに出会うのを楽しみに、毎年参加させていただいています。



 今年の余興の司会者は、PTA役員の村上君で、私の教え子になります。教え子達がPTAの役員として頑張っている姿を見て、尚歯会がこの地域で果たしている役割の大きさに改めて気づかされました。
 私が会場に着いた11時過ぎは、4年生の劇『浦島太郎』が終わった後で残念でしたが、黒田老人会の皆さんが、ミュージカル『官兵衛ふるさとに帰る』の最中でした。



 各部落代表の方の歌や舞踊が披露されました。今年は、劇団シーブとPTA役員による劇『遠山の金さん』が見応えがありました。また、PTA 役員による『恋するフォーチュンクッキー桜丘PTAバージョン』では、PTA役員の皆さんが本当に尚歯会を盛り上げようと必死で頑張ってくれている姿が大変ほほえましく感じました。最後は、参加者みんなで『黒田庄音頭』を踊り、『ふるさと』を合唱しました。私も、黒田庄音頭の輪に加らせていただき楽しい時間を過ごさせてもらいました。
 尚歯会は、小学生(小学4年生が演劇や歌・作文で登場します)の時に尚歯会に初めて参加し、PTA役員として準備に携わり、部落役員や女性会役員としてお世話をし、70才を超えると、招待される立場に変わっていきます。その営みが、99年も続いているのは、地域の誇りです。
 来年は、いよいよ100年を迎える大きな節目の年です。
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