東野としひろ活動NEWS

東野としひろの活動報告やメッセージをお届けします。

間伐材の利活用をめざして(㈱清水環境)

2009-07-02 17:23:53 | 企業訪問
先日、多可町中区にある㈱清水環境を訪問させていただきました。
㈱清水環境は、コンクリート等の製品を扱うこと主な仕事とされていましたが、この度、木屑等の産業廃棄物の中間処理業も併せて行なわれるようになりました。特に、間伐材の利活用と建築廃材の利活用を主な仕事とされています。
 森林の保護の一環として、一定の林齢になった森林の間伐を行うことが必要です。特に、5年前の台風23号襲来時の大量の風倒木が起き、間伐を定期的に行い、森林を守ることの重要性が国・県においても確認されました。そのため、間伐の対象となる林齢に達した森林の間伐の費用は、国51%、県24,5%、市町24,5%の助成で行われるようになりました。搬出についても、林道までであれば、全額公費負担となります。
 このようにして搬出された間伐材を、建築材として利用できるもの、細かく砕きチップ材として利用できるもの、木屑として木材バイオマスエネルギーとして利用できるものに分けます。同じように、建築廃材を集め、木々等の金属類や不純物を取り除き、再利用できる状態に持っていきます。大変な作業ですが、このことが森林保護や地球環境を考える上で重要となってきます。
 北播磨地域は、よく産業廃棄物の不法投棄が多い地域といわれていますが、㈱清水環境のように、中間処理をしっかり行なう業者の方が出てくることで、不法投棄の減少にもつながると考えます。
 ㈱清水建設の施設を見学させていただきましたが、材木を破砕する大型機械も導入されており、大変立派な施設でした。今後の運営が大変だろうと思いますが、頑張っていただきたいと願っています。
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『大工さん左官さんがつくる自然素材の家』

2009-07-02 08:42:21 | 企業訪問
7月1日、午前7時に消防のサイレンが鳴り響きました。月初めを知らせてくれるサイレンですし、消防の訓練の一環として消防団の各部長が責務として鳴らしています。毎月、大変ご苦労様です。
 今日は、月初めの最上稲荷にお参りをさせていただいた後、八千代区の楽久園会やフロイデン八千代を訪問しました。その帰りに、『マイ箸』で有名な八千代区下村の藤井工務店に寄らせていただきました。藤井工務店の藤井社長は、大変研究熱心な方で、自分の仕事を通じ、地域の活性化を図ろうと様々な工夫をされています。『マイ箸』も素材を地元産木材で、包みを播州織の布で、さらに留め具を小野のそろばん玉を使われています。私も、県庁に『マイ箸』を置き、使わせていただいています。
 私が訪ねると、藤井社長は県産木材を使った住宅の普及について熱心に語ってくださいました。ご自身が作られたパンフレット『大工さん左官さんがつくる自然素材の家』も、見せていただきました。藤井社長の理念は、「木や土や石を用いた日本古来の家作りは、先人たちが私達に残した無言の教えです。再び自然へと還る素材の重要性、そして、季節ごとに表情を変えることの必然性を在来工法に見出し、藤井工務店は、地球に優しい家作りを考えながら、人に優しい家作りを追及していきます。」です。
 私達の地元、西脇・多可にとって、山林と田畑は貴重な財産です。地元産木材や農作物を友好に活用していくことは、地域を守ることにつながります。また、地球環境問題を考えるとき、今後益々重要になってきます。3月に行った兵庫一般土建組合の方々との懇談会でも、地域の仕事を創り出す上で、県産木材の活用や住宅リフォームの際の補助制度が必要であると再確認をした所でした。藤井社長からも、「県産木材で作ったモデルハウス」を西脇・多可地域で作り、その素晴らしさを広げていきたいとの提案をいただきました。ぜひ、私も応援していきたいと考えています。
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