人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

芸劇ブランチコンサート「オール・ショパン・プログラム」を聴く ~ 英雄ポロネーズ、序奏と華麗なポロネーズ、チェロ・ソナタ他:水野優也、竹山愛、清水和音

2022年06月30日 07時17分07秒 | 日記

30日(木)。月末を迎えたので、恒例により6月の3つの目標の達成状況をご報告します

①クラシック・コンサート=13回、②映画=9本、③読書=4冊でした なお、②には、本日観る予定の「PLAN75」を含みます。また、別にNetflixでウクライナのゼレンスキー大統領が主役を務めた「国民の僕(しもべ)」シーズン2(全24話)、シーズン3(全3話)を観ました また、2022年前半6か月間の実績は、①76回、②20本、③42冊でした

ということで、わが家に来てから今日で2727日目を迎え、NATO(北大西洋条約機構)加盟国のトルコは、NATOに加盟申請していたフィンランドとスウェーデンの加盟を支持することを表明した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     ウクライナを侵略したプーチン・ロシアは結局 敵を増やしただけ  自業自得という

 

         

 

昨日、夕食に「メカジキの照り焼き」「マグロの山掛け」「冷奴」「生野菜サラダ」「白舞茸の味噌汁」を作りました 定期的に魚を食べないといけないな、と思います

 

     

 

         

 

昨日、東京芸術劇場コンサートホールで「第36回芸劇ブランチコンサート ~ オール・ショパン・プログラム」を聴きました 公表されたプログラムはショパン①英雄ポロネーズ 作品53,②序奏と華麗なポロネーズ 作品3,③フルートとピアノのための「シンデレラ」の主題による変奏曲、④チェロ・ソナタ 作品65です   演奏はチェロ=水野優也、フルート=竹山愛、ピアノ=清水和音です 会場は相変わらず盛況の入りです

 

     

 

1曲目は「英雄ポロネーズ  変イ長調 作品53」です   この曲はフレデリック・ショパン(1810ー1849)が1842年に作曲しました 「英雄ポロネーズ」というのはショパンが付けたものではなく、英雄的な曲調に基づいて付けられた愛称です 清水のピアノ独奏によりパワーで押し切りました

演奏後、清水がマイクを持ってトークに入りましたが、相変わらず何を言っているのか聴き取りにくく、半分も分かりませんでした どうやら「ピアノを弾いていたら高音部の一音の音程が狂ってしまったので、調律してもらう」と言ったらしく、調律師がステージに呼ばれ調律に入りました その間、清水がプログラム全体について解説をしていましたが、調律はあっという間に終了していました それにしても天下のスタインウェイがそう簡単に音程が狂うものだろうか? 実に不可解な出来事でした

 

     

 

プログラムでは、次はチェロの水野を迎え「序奏と華麗なポロネーズ」のはずですが、なぜが3曲目を演奏するフルートの竹山愛(東京シティ・フィル首席)が呼ばれ、トークに入りました そしてそのまま「フルートとピアノのための『シンデレラ』の主題による変奏曲」の演奏に入りました トークの中で順番の変更を言ったのかもしれませんが、私には聞こえませんでした この曲はロッシーニの歌劇「チェネレントラ」で主人公が歌うアリア「もう悲しくなく」を主題とした変奏曲です いかにもロッシーニ風の軽快な音楽が竹山愛の演奏で繰り広げられます 竹山はゆったりした変奏、スピード感溢れる変奏を美しい音色で自由自在に吹き分け、聴衆を魅了しました

 

     

 

次に「序奏と華麗なポロネーズ 作品3」が演奏されると思っていたら、いきなり最後の「チェロ・ソナタ ト短調 作品65」に移りました  この曲は1845年から46年にかけて親友のチェリスト、フランショームのために作曲されました 第1楽章「アレグロ・モデラート」、第2楽章「スケルツォ:アレグロ・コン・ブリオ」、第3楽章「ラルゴ」、第4楽章「フィナーレ:アレグロ」の4楽章から成ります

チェロ独奏の水野優也は第89回日本音楽コンクールチェロ部門第1位及び各賞を受賞しました 現在、ハンガリー国立リスト・フェレンツ音楽大学でミクローシュ・ペレーニのもとで研鑽を積んでいます

水野のチェロは特に第3楽章「ラルゴ」でよく歌っていました トークによると水野はショパンが好きで、ショパンがチェロ・ソナタを作曲していることを知り、是非演奏したいと思っていたそうです 第4楽章ではその思いが込められた情熱的な演奏が展開されました

これで終わりか と思っていたら、最後に「序奏と華麗なポロネーズ 作品3」(1829年作曲)が華やか かつ雄渾に演奏されました 順番を入れ替えたのは、この曲をアンコール曲に見立てたのかな、と思いました

演奏順の変更といい、急な調律といい、どこか違和感を抱かせる公演でした とにかくMCを兼務している清水には聴衆に分かるように話してほしいものだと、いつものように思いました

 

     

コメント
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