4日(土)。昨日の朝日新聞朝刊「輪の芽」コーナーで「すみません」と「ありがとう」を取り上げていました 「すみません」「申し訳ありません」という謝罪の言葉は必ずしも謝る場合だけでなく、相手に感謝する場面でも頻繁に使われています これについて、相川充・東京学芸大学名誉教授は次のように語っています
「感謝を伝えるのは本来ポジティブな場面。『すみません』とネガティブに自分を下げず、『ありがとう』と言ってポジティブを体験することが大事 行動を習慣化すると、いずれその行動が人格に影響を与える そうした心理学の考え方の実践で、心の負担を減らせ、周囲にも自分の心にも変化があるはずだ」
この記事を読む2日前に、週3回通っている整骨院のA院長が患者さんに同じことを言っているのを耳にしました お年寄りが「先生、いつもすみません」と言うと、「謝らなくてもいいんですよ。感謝の言葉だったら『すみません』よりも『ありがとう』の方がいいと思います その方が、言う方も言われる方も、気持ちが良くなるでしょう?」と答えていました A先生は専門分野の勉強のほかに、心理学なども勉強しているので、そういう知識を持っているのだと思います 言葉一つで気持ちがポジティブにもネガティブにもなるのですから、言葉は選びたいものです
ということで、わが家に来てから今日で2701日目を迎え、米財務省などは2日、ロシアへの追加制裁として、プーチン大統領が過去に使ったことのあるロシア船籍「グレースフル」とケイマン諸島船籍「オリンピア」の2つの豪華ヨットを差し押さえ対象にすると発表した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
高級ヨットで黒海を航海するのは終えて ウクライナ侵略を後悔する毎日を過ごせ
昨日、夕食に2週間に1度のローテにより「鶏の唐揚げ」を作りました 前回、旨味醤油に漬けすぎてちょっとしょっぱくなってしまったので、今回は控えめにしました とても美味しく出来ました
2日付 朝日新聞夕刊の「around Stage」コーナーに同社・吉田純子編集委員による「帰ってきたオーケストラ 名演 楽団の努力が開花」という見出しの記事が載っていました 吉田さんは、
「コロナ禍で多くの公演が中止になった。目に見えぬウイルスを前に立ちすくみ、無観客公演を余儀なくされ、聴衆と過ごす時間の尊さを改めてかみしめた それぞれに独自の道を模索したこの2年半を、どのオーケストラも決して無駄にはしなかった 現在の日本のオーケストラの技術と多様性は、世界に比しても驚異的と言っていい」
として、在京を中心とするオーケストラの最近の”成果”を紹介しています 各オケのポイントを挙げると次の通りです
①ノット ✕ 東京交響楽団によるドビュッシー『牧神』、デュパサン、ブラームス『交響曲第3番』・・・彼らの進化は日本のオーケストラの歴史を変えるだろう
②沼尻竜典 ✕ 神奈川フィルによるブラームス『交響曲第1番』・・・沼尻の音楽的ビジョンの底知れぬ深さを垣間見る
③ヤノフスキ ✕ NHK交響楽団によるシューベルト『グレイト』・・・ロマン派の巨匠としてのシューベルトが描き出された
④チョン・ミョンフン ✕ 東京フィルによるフランス・プログラム・・・楽曲を自律的に動かすための、細部のニュアンスに至る容赦ないリハーサルの跡がうかがえる 妥協のなさこそチョンの本懐だったことを思い起こす
⑤藤岡幸夫 ✕ 東京シティ・フィルによるラヴェル『ピアノ協奏曲』(P:角野隼斗)、黛敏郎の作品・・・一見トリッキー、聴いて納得のプログラムに驚くべき機動性で応えた
⑥井上道義 ✕ 新日本フィルによる新実徳英「風神・雷神」・・・もはやクラシックという枠を突き抜けた未知の響きの創造に 創設50年、挑戦へのワクワクを常に礎としてきた同楽団の、革命の気風を久々に聴く。ミュージック・アドヴァイザーに佐渡裕を迎えた
⑦上岡敏之 ✕ 読売日響によるツェムリンスキー「人魚姫」・・・音で物語を紡ぎ、映像を『見せる』ことにかけて、このコンビが他の追随を許さないことを証明した
⑧東京ニューシティ管弦楽団はパシフィックフィルハーモニア東京と改称、音楽監督に飯森範親を迎えた
⑨大阪交響楽団は常任指揮者に山下一史を迎えた
⑩日本フィルを指揮してきたロシアのラザレフが、ロシアによるウクライナ侵攻の影響で来日できなかったのは痛恨だ
この記事で「何が書かれていないか」に注目すると、東京都交響楽団が紹介されていないことに気が付きます 都響は2021-2022シーズン公演について年間会員席を販売せず、その都度申し込み方式を採用したことが関係しているのだろうか? あるいは取り上げるべき特徴的なコンサートがなかったということだろうか? はたまた、書くべきスペースが足りなかっただけなのか? 吉田さんのみが知るーですが、ちょっと気になります