人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

レイナルド・マーカス・グリーン監督「ドリームプラン」 & クリント・イーストウッド監督「クライマッチョ」を観る ~ ギンレイホール

2022年06月23日 07時20分50秒 | 日記

23日(木)。わが家に来てから今日で2720日目を迎え、ウクライナ最高会議は20日までに、ロシアの音楽を公共の場で流すことを禁じる法案を賛成多数で可決したが、ソ連が崩壊した1991年より後にロシア国民が制作・演奏した音楽が対象になる  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     チャイコフスキーやラフマニノフが対象外なので ひと安心 芸術に罪はないからね

 

         

 

昨日、夕食に「サバの塩焼き」「生野菜サラダ」「冷奴」「マグロの山掛け」「豚汁」を作りました サバは脂がのって美味しかったです

 

     

 

         

 

ギンレイホールで「ドリームプラン」と「クライマッチョ」の2本立てを観ました

ギンレイホールは昨年10月初旬以来なので約9か月ぶりです コロナ禍の影響で、館内は相変わらず食事禁止(飲料はOK)ですが、座席は全席使用可となっています 9か月前は一人置きの座席配置でした 1年間有効のパスポートは一人用@11,000円です。何回でも観ることができるサブスクなので超お得です 基本的に2本立てで2週間でワンクール上映なので、平均すると1週間に1本となり、計算上は年間52本が11,000円で何回も観ることができます 来月、1年間の期限が切れるので延長しようと思います

「ドリームプラン」はウィル・スミス製作、レイナルド・マーカス・グリーン監督による2021年アメリカ映画(144分)です 世界最強のテニスプレイヤーと称されるビーナス&セリーナ・ウィリアムズ姉妹を世界チャンピオンに育て上げたテニス未経験の父親の実話を基に描いたドラマです

リチャード・ウィリアムズ(ウィル・スミス)は、テレビで優勝したテニスプレイヤーが4万ドルの小切手を受け取る姿を見て、自分の子どもをテニスプレイヤーに育てることを決意する テニスの経験のない彼は独学でテニスの教育法を研究し78ページにも及ぶ計画書を作成し、常識破りの計画を実行に移す ギャングがはびこるカリフォルニア州コンプトンの公営テニスコートで、周囲からの批判や数々の問題に立ち向かいながら奮闘する父親のもと、姉妹はその才能を開花させていく

 

     

 

リチャードの教育法は、お金もないコネもない中で、あくまでも学業優先に徹し、公営テニスコートで夫婦がコーチになって練習を積んでいくことです そして優秀なコーチに実力を見せつけることです しかし、彼は姉妹の才能を見抜いたコーチとの契約も高額であることから断り、名門テニススクールに入門後も学業を優先させ、14歳の若さでプロ契約を結ぶことを拒否します リチャードは早すぎるプロデビューが、いずれ金儲けビジネスの犠牲となり、才能を台無しにしてしまう事例を数多く見てきたからです

リチャードの教育法は正しいと思います 早熟のプレイヤーは、若くして高額な契約を結びプロとして活躍しますが、プロとして通用するには年齢的な限界があります 彼らにとって、プレイしている年月よりも引退後の人生の方が圧倒的に長いのです リチャードはそこまで考えて娘たちに「専門バカになってはいけない」と説き、あくまでも学業優先に徹したのです プロのコーチではなく素人だからこそ、そのような教育法が有効だったと言えるかもしれません

ウィル・スミスはあまり好きではありませんが、この映画の父親役はすごく良いと思いました

 

         

 

「クライマッチョ」はクリント・イーストウッド監督による2021年製作アメリカ映画(104分)です

かつて数々の賞を獲得し、ロデオ界のスターとして一世を風靡したマイク・マイロ(クリント・イーストウッド)だったが、落馬事故をきっかけに落ちぶれていき、いずれ妻子も亡くなってしまう 今は競走馬の種付けで細々と一人暮らしをしている。そんなある日、マイクは元の雇い主からメキシコにいる彼の息子ラフォを妻の元から誘拐して連れてくるよう依頼される 男遊びに夢中な母親に愛想をつかし、闘鶏用のニワトリで生きていた生意気な少年ラフォを連れてメキシコからアメリカ国境を目指すことになったマイクだったが、その旅路には予想外の困難や出会いが待ち受けていた

 

     

 

本作は監督デビューから50年、40作目となるアニバーサリー作品です イーストウッドも かなり歳を取ったな、という印象ですが、元気です

「マッチョ」とはメキシコのスペイン語 macho で、「雄の~」という意味を持ちますが、「強靭な」「勇敢な」という意味で使われます この映画では闘鶏の名前が「マッチョ」です 確かに飼い主のラフォが襲われると雄叫びをあげて飛び掛かって闘う(まさに クライ マッチョ!)ので名前負けしていません さらに、ラフォがマイクに言う「昔はロデオで名を馳せてマッチョだったかもしれないけど、今は何でもない」と言う言葉にも表れます

マイクは国境でラフォを彼の父親に引き渡した後、メキシコで2人を警察から匿ってくれた食堂の女主人の元へ戻ります 男も女も年齢は問題ではない マッチョな選択だと思います

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