人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「ハナミズキ室内合奏団」(5/7)と「エピス・クァルテット」(8/21)のチケットを取る / R.D.ウィングフィールド著「クリスマスのフロスト」を読む~破天荒な刑事の活躍

2018年03月03日 07時53分52秒 | 日記

3日(土)。昨日、新宿ピカデリーに行って、METライブビューイング、ドニゼッティ「愛の妙薬」の座席指定を取ってきました 8日(木)午前10時からの部です いつものように後方の席ですが、今回は右サイドにしました。前の方の席で観ている人がいますが、画面を見上げるような姿勢で観るのは気が知れません

「愛の妙薬」は翌週の14日に新国立オペラで観るので、ライブビューイングはタイミングの良い予習になります

 

     

    

ということで、わが家に来てから今日で1249日目を迎え、安倍晋三首相が2日、平昌冬季五輪のフィギュアスケート男子で2大会連続の金メダルを獲得した羽生結弦選手への国民栄誉賞の授与を検討するよう指示した というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

      回転不足の安倍首相としては 4回転の羽生選手にあやかりたいのが本音じゃね?

 

    

 

昨日の夕食は久しぶりに「すき焼き」にしました お酒はやっぱり日本酒の熱燗ですね

 

     

 

     

 

チケットを2枚取りました 1枚目は5月7日(月)午後7時から東京文化会館小ホールで開かれる「ハナミズキ室内合奏団  結成記念演奏会シリーズ  東京特別公演」です 「ハナミズキ室内合奏団」はヴァイオリニストの小川有紀子さんが結成した演奏グループで、宮城県仙台市に本拠を置き東北を中心に関東以北の地域をメインフィールドとして活動するとしています メンバーは、下のチラシに記載の通り、在京オケの首席奏者を中心とする錚々たる面々が揃っています プログラムは①ヘンデル「パッサカリア」、②モーツアルト「ディヴェルティメントK.138」、③ウェーベルン「弦楽のための緩徐楽章」、④バルトーク「民族舞曲」、⑤メンデルスゾーン「弦楽八重奏曲」です

 

     

     

 

2枚目は8月21日(火)午後7時から虎ノ門のJTアートホール「アフィニス」で開かれるエピス・クァルテットの「ベートーヴェン後期作品への挑戦Vol.5」です エピス・クァルテットは先週金曜日にベートーヴェンの弦楽四重奏曲第14番を同じ会場で聴いたばかりです プログラムはベートーヴェンの弦楽四重奏曲①第6番、②第11番「セリオーソ」、③第16番です

 

     

     

 

     

 

R.D.ウィングフィールド著「クリスマスのフロスト」(創元推理文庫)を読み終わりました 著者のウィングフィールドは1928年イギリス、ロンドン生まれ。石油会社に勤務する傍ら執筆を始め、68年にラジオドラマの放送作家としてデビューしました 72年に小説第1作「クリスマスのフロスト」を執筆、84年に刊行されました このブログでは第2作「フロスト日和」を先にご紹介しました

 

     

 

この物語の主人公は、イギリスの地方都市、デントン市の警察署犯罪捜査部の警部、ジャック・フロストです ヨレヨレのレインコートとえび茶色のマフラーがトレード・マークというところは、かつてテレビ番組で一世を風靡した「刑事コロンボ」風です コロンボ刑事と異なるのは、地道な捜査と書類仕事が大の苦手で、上司を上司とも思わない不遜な態度を取り、刑事にもかかわらず違法な捜査を平気でやる、といったトンデモ中年刑事であることです

クリスマスの10日前、デントンの街では 娼婦アップルヒル夫人の8歳の娘トレーシーが日曜学校の帰り道、突然姿を消します   一方、何者かが深夜 銀行の玄関を金梃でこじ開けようとする事件が起こります   この2つの事件を巡って、アップヒル夫人の客になっていた教師のファーナム、教会のベル司祭、痴漢常習犯のホスキンズ、森に猫と暮らすマーサ・ウェンデル、詐欺師のドースン、銀行の元支店長のパウエルなどが、次々と容疑者として浮かびますが、なかなか決め手がつかめません  しかし、フロストはただのグータラな中年刑事ではありません。勇敢にも容疑者の家に”不法侵入”して証拠物件を家探しします   ところが容疑者に感付かれて銃で撃たれてしまいます   犯人は誰で フロストは生き残るのでしょうか

この「フロスト」シリーズはとにかく長いというのが特徴です この「クリスマスのフロスト」は530ページあります。しかし、これほど面白い警察小説も珍しいでしょう 登場人物が多いので一気読みが理想ですが、考えるまでもなく、いつの間にか読み終わっていることでしょう 「フロスト日和」の感想にも書きましたが、フロストのどうしても憎めない人間味あふれる人物像、性懲りもなく連発する際どいギャグなどは、芹澤恵さんの優れた翻訳によるところが大きいと思います

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