22日(木)。昨日午後2時ごろ、上野でのコンサートの前に巣鴨のマックで本を読みながらカフェ・ラテを飲んでいたら、雪が降ってきました 春分の日に雪とは ゆきすぎ じゃね?と思いましたが、夕方には ゆき止まり になったようです
ということで、わが家に来てから今日で1268日目を迎え、約5千万円相当の金塊をブラジャーの中に隠して台湾から密輸しようとしたとして、北海道警が台湾国籍の女3人を関税法違反や消費税法違反などの疑いで逮捕した というニュースを見て 3人に成り代わって現在の心境を述べるモコタロです
女1:胸が一杯 女2:金じ手だった 女3:いい重いでになった 女4:私 無罪
昨日、夕食に「焼き鳥丼」と「生野菜サラダ」を作りました 「焼き鳥丼」は専門店で買ってきた焼き鳥とスクランブル・エッグを乗せて、刻みのリを振っただけの超手抜き料理です
今年も「東京・春・音楽祭」が始まりました 昨日、東京文化会館小ホールで「東京春祭チェンバー・オーケストラ~トップ奏者と煌めく才能が贈る極上のアンサンブル」を聴きました
プログラムは①ロッシーニ「弦楽のためのソナタ第1番ト長調」、②モーツアルト「2つのヴァイオリンのためのコンチェルト―ネK.190」、③同「交響曲第13番ヘ長調K.112」、④ハイドン「チェロ協奏曲第1番ハ長調」です
出演はヴァイオリン=堀正文(元N響コンマス)、小川響子(東京藝大大学院、東フィル契約団員)ほか、ヴィオラ=佐々木亮(N響首席)ほか、チェロ=辻本玲(日フィル・ソロ首席)ほか、コントラバス=吉田秀(N響首席)、オーボエ=荒絵理子(東響首席)ほか、ホルン=日橋辰朗(読響首席)ほかです
自席はE28番、右ブロック左通路側です。会場は6~7割くらいの入りでしょうか
1曲目はロッシーニ「弦楽のためのソナタ第1番ト長調」です この作品は6曲セットのソナタのうちの1曲目ですが、ロッシーニが16歳の時の作品と言われています
「弦楽のため~」とはいえ、ヴィオラを欠いた編成であるところが大きな特徴です。第1楽章「モデラート」、第2楽章「アンダンティーノ」、第3楽章「アレグロ」の3楽章から成ります
オケは左から第1ヴァイオリン、チェロ、第2ヴァイオリン、後方にコントラバスという対向配置をとります 指揮者がいないので、コンマスの堀正文氏がリードをとります。隣は藝大大学院生で東京フィルの第1ヴァイオリン・フォアシュピーラー(契約団員)の小川響子さんです
堀氏の合図で第1楽章に入りますが、この音楽はNHKーFMのクラシック番組のテーマミュージックとして使われていた(今でも使われている?)親しみのある愛らしいフレーズです モーツアルトは神童でしたが、ロッシーニも天才でした
全体に明るく軽やかで楽しい音楽です。1本しかないコントラバス(吉田秀氏)の通奏低音が効いていました
2曲目はモーツアルト「2つのヴァイオリンのためのコンチェルト―ネ K.190」です この曲はモーツアルトが18歳の時(1774年)に作曲されました。「コンチェルト(協奏曲)」が通常1人の独奏者を有する楽曲なのに対し、「コンチェルト―ネ」は2名以上の独奏者を有する協奏曲というほどの意味とのことです
第1楽章「アレグロ・スピリチオーソ」、第2楽章「アンダンティーノ・グラチオーソ」、第3楽章「テンポ・ディ・メヌエット~ヴィヴァーチェ」の3楽章から成ります
弦の編成が変わり、左サイドにヴァイオリン・セクションを集め、右にヴィオラ、チェロ、その後方にコントラバスという並びになります 淡いピンクの衣装の城戸かれんさん(東京藝大大学院)と、ワインレッドの衣装の北田千尋さん(桐朋学園3年)が登場、ホルン(日橋辰朗氏、熊井優氏)とオーボエ(荒絵理子さん、森枝繭子さん)が加わり、第1楽章に入ります
第1楽章では2つの独奏ヴァイオリンと荒さんのオーボエがカデンツァを演奏しますが、まるでオペラの三重唱を聴いているようでした
休憩後のプログラム後半の最初は、モーツアルト「交響曲第13番K.112」です この曲は1771年11月、2回目のイタリア旅行中にミラノで作曲されました。モーツアルトは14歳でした。第1楽章「アレグロ」、第2楽章「アンダンテ」、第3楽章「メヌエット・エ・トリオ」、第4楽章「モルト・アレグロ」の4楽章から成ります
全体を聴いた印象は、交響曲というよりは「ディヴェルティメント」という方が相応しいように思いました 特に印象に残ったのは、「明と暗の対比」が魅力の第4楽章でした
最後はハイドン「チェロ協奏曲第1番」です この曲は1765~67年に書かれたと言われており、楽譜は何と1961年にプラハで発見されたとのことです
第1楽章「モデラート」、第2楽章「アダージョ」、第3楽章「アレグロ・モルト」の3楽章から成ります
オケの前奏に続いて独奏チェロが入ってきますが、伸び伸びと演奏する辻本氏の姿に思わず引き込まれます 全楽章を通じて、この曲の魅力を言い表せば「躍動感あふれる名曲」です
第1楽章の独奏チェロによるカデンツァは技巧的な局面も垣間見られ、聴きごたえがありました
第2楽章ではチェロがよく歌います。第3楽章はより一層 躍動感にあふれ、辻本玲による快演が聴かれました
アンコールは、弦楽合奏によって モーツアルト「弦楽四重奏曲第23番”プロシャ王第3番”K.590」から第4楽章「アレグロ」が演奏されました ディベルティメントのどれかを演奏するのでは・・・と予想していたので、この選曲は意外でした
素晴らしいアンサンブルでした