人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

コパチンスカヤのチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」をCDで聴く~挑戦的で刺激的な演奏 / 土田京子著「和声法がさくさく理解できる本」を読む~音大生にとってはそうでしょう

2018年03月13日 08時01分43秒 | 日記

13日(火)。わが家に来てから今日で1259日目を迎え、財務省が12日 「本件の特殊性」や「特例的な内容」を削除するなど 学校法人「森友学園」への国有地売却の決済文書の書き換えを認めたことを受け、野党は麻生副総理・財務相の責任は免れないとして辞任を要求していく方針である というニュースを見て 当事者の立場になって一人会話をするモコタロです

 

     

                 野党:本件の特殊性にかんがみ 特例的に辞任を要求する 麻生副総理:あっそう

 

    

 

昨日、夕食に「牛肉と玉ねぎの甘辛炒め」と「生野菜とツナのサラダ」を作りました 「牛肉~」は肉を 作ったタレに漬け込んで冷蔵庫で30分放置してから焼くのが秘訣です

 

     

 

    

 

土田京子著「和声法がさくさく理解できる本」(ヤマハ ミュージック メディア)を読み終わりました 著者の土田さんは東京藝大作曲科とトロント王立音楽院のピアノ科を卒業、成徳学園短大や同志社女子大の音楽科講師を経て、現在「アカンサス音楽教育研究所」所長を務めています

 

     

 

著者は「はじめに」で、この本を書いた動機について次のように語っています

「私がこの本を書いた動機は、長年、音楽大学で『周辺領域』(これを音楽の専門教育機関では「副科」と呼びます)の教師をしてきた経験から、『わかる日本語で書かれた和声法の教科書』がどうしても必要だ、と考え続けてきたからです この本は『教科書』としては使い勝手がよくないかもしれません。しかし、『和声法とはどういうものか』ということを、音楽を学ぶ数多くの人たちにわかってもらいたい。そういう思いから、現代の日本人が日常使っているわかりやすい日本語で、時には目の前にいる相手に話しかけるように語った本ですから、教科書を脇から支えるものとしてお使いいただきたいと思います

この本を読み終わった結論から言うと、「はじめに」に書いてある通りであるがゆえに、途中でギブ・アップ、サッパリ理解できませんでした つまり、この本は「音楽大学の教科書の副教材」的なテキストとして、音楽大学に入学できるレベルの力を持った人たちに向けて書かれた本なのです もっと分かり易く言えば、ピアノが弾けるレヴェルの知識と能力がないと読んでも分からないのです 著者がいくら「現代の日本人が日常使っているわかりやすい日本語」で語りかけても内容が伝わらなければ意味がありません もっとも、私の頭が相当悪いというのが真相かも知れません その上で言わせてもらうと、この本のタイトルは「音大生にとって和声法がさくさく理解できる本」というのが正しいと思います

 

    

 

パトリツィア・コパチンスカヤのヴァイオリン、テオドール・クルレンツィス指揮ムジカエテルナによるチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲ニ長調」のCD(2016年)を聴きました

 

     

 

コパチンスカヤの演奏を聴いてみようと思ったのは、先日のブログで書いたように、FM放送から流れて来た彼女の弾くベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」の演奏を聴いて、そのユニークさに興味を持ったからです

結論から先に書けば、コパチンスカヤ自身が言うところの「粗製乱造」されてきたチャイコフスキーの「ヴァイオリン協奏曲」の演奏に殴り込みをかけるような挑戦的な演奏です 分かり易く言えば、故アーノンクールがクラシック音楽界に仕掛けてきた数々の挑戦的な試みに通じるものがあります しかも、コパチンスカヤもムジカエテルナもガット弦を張ったピリオド楽器(古楽器)を使用しているので、その点もアーノンクールと共通しています

コパチンスカヤの演奏は「楽譜通りに弾きながら即興的に演奏しているように感じる」とでも言ったらよいでしょうか それがソリストのやりたい放題の演奏だったら聴衆からすぐに飽きられてしまうでしょうが、確かな技術力に裏付けられた彼女の演奏には説得力があります

このCDにはストラヴィンスキーのバレエ・カンタータ「結婚」も収録されています

この作品は、第1部=第1場「花嫁の家」、第2場「花婿の家」、第3場「花嫁の出発」、第2部=第4場「結婚の祝宴」から成りますが、独唱4人(ソプラノ、メゾ・ソプラノ、テノール、バス)、4部合唱、ピアノ4台、打楽器という変わった編成により演奏されます 数年前にラ・フォル・ジュルネ音楽祭で初めてこの曲を聴いた時は、ストラヴィンスキーらしい面白い曲だと思いました CDの方は、ムジカエテルナの刺激的な演奏が聴けます

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