岡倉天心が美術学校を作ってから、ですかね。
西洋画は黒田清輝が帰国してからだそうで、そこから115年とは今回のキュレーション担当、美術館担当教授の方の弁。
兎も角このタイトルですから、暑い最中とはいえ谷中墓地を抜けて訪問します。
ちょうどその日はオペラシティギャラリーとかで作品を拝見したことのあるO JUNさん、実は藝大"ゆか"(油絵科)の現役教授でもあられるのですね、のギャラリートークもあるとのことでその日の内に、での訪問となったのですが…
着いて早々のそのギャラリートーク、O JUNさんの作品の本当にファンなのか、と思える高齢の方々が前方を占めてお掛けになり、
途中から期待はずれ?かで厚顔なんたらで外に出て行っちゃう^^;
あんなジジイ、ババアにはなりたくないと…
ここへの道中、エレベーターホールでご高齢の客層についてお尋ねすると、有難いことだ、と謙虚なお答え。
上述の美術館担当教授によると130年の間に集積した様々な芸術作品から普段は見られないような作品を、パンドラの箱が開くように紹介するのが狙いとかで、
こも一角は卒業制作、例えば高山辰雄さんの、とかと、
こういった企画の時必ず劈頭を飾る高橋由一「鮭」が卒業制作なのか、と質問する老夫婦がいらしたのには驚きましたが…
そして西洋画科が開設以来始まった自画像などがそれ。
O JUNさんのいかにもピカソ風の自画像、提出忘れで期限当日15分で描いた、は本当かどうか分かりませんが、
確かにご自身の特徴である上を向いた鼻、は確認出来ました。
その横は会田誠、文庫本4冊を釘で打ち付けたもの…
その少し横、山口晃は自らを源頼朝に擬し、村上隆は似ても似つかない颯爽としたタンクトップ姿^^;
作品リストを見て興味津々の松井冬子さんは…
やはり美人でした、ストレートには描いてないけど。
個人的には狩野芳崖のあの「慈母観音」が見られたこと。
その入場料は800円。これが200円割引となって、ぐるっとパス効果は計3,000円となりました。