シモキタのtokyoboy

下北沢に居を構える初老オジのエクスサイズ、呑み歩き、美術館巡りなどの備忘録生活記録ブログ、含む膝蓋骨骨折リハビリ記録。

現代作家の過去の名作へのオマージュ 野口哲哉+山口晃の作品を中心に Art in Life, Life and Beauty (サントリー美術館) Vol3

2020-08-31 | アート・文化

今回の企画展、じっくり拝見するとさりげなく置かれているものに隠し球多く、

初回訪問時には気が向きませんでしたが、実は面白い、というもの多々。

冒頭は企画展冒頭でもありますが、深見陶治さんという方の巨大青磁、1996年の作品。

 

1回の企画展で何度も楽しむ、ですが、今回の記事は先ず武者ものの作品主体に制作(されているだろう)野口哲哉さんから紹介開始。

先ずは彼がオマージュの対象とした作品から。

手前に野口さんの作品ありますが、何処かの馬追の屏風絵と、

それと祇園祭の屏風に奥の方の武具、手前は野口作品。。

 

命のやり取りを生業としている筈の武士をモチーフに脱力した感満載

この「Who are you」と題する小品いいでしょ。

これ以外にも写真に見られるように昆虫標本のように仕立てたものや、

 

風船追物語図もとてもリアルに制作されていながら…

抜けています😅

この空気感が良いのですよね、遍く一般からの絶対的支持に繋がるか不明ですが…💣

野口さんは2003年広島市立大芸術学部油絵卒業、彼の世界観、ファン多いでしょうね、上記と矛盾しているようですが。

 

さて、次は山口晃さん、ご存命の作家の中では大好きなお一人。

先ずはオマージュ対象先から、こんなところの屏風絵、時宜の民衆の踊りや日々の生活を描いた、でした。

 

 

先ず再訪で再度確認は南蛮図屏風(写真なし)とか、

 

 

 

この厩の絵図、アップで紹介。

山口晃ワールドです✊️

 

 

この今様遊楽図、最初全くピンときていませんでした💦

でもねえ、時間を掛けてじっくり拝見すると、楽しい…

 

 

 

 

 

 

そしてこれは現品出来てから作られた?下絵、

部分アップ、

 

 

更に、

ここまで手の込んだ仕掛けが組み込まれてるんですね😎👍❗️

 

 

それでは今回の記事の目玉、山口晃さんの成田空港図✊️

最初2枚が原画、次が説明用拡大パネル。

 

何時ものようにディテールに拘った作品のパーツを羅列にて…

 

 

 

その2、

 

 

 

その3、

 

 

 

その他こんな作品もありました、で長編紹介終了です

 

 

〆は探幽さんで、お疲れ様でした👏👏

 

 

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今週のジョギング the week from 23/08/2020

2020-08-31 | ジョギング/街巡り

もう殆どの学校で夏休みが終わって2学期に入る今週。

その最初のサービスショットは金時山@箱根外輪山。

この山は私の小学校期までの暑休みと共にあります。

何度となく山頂に立ち、金太郎娘(いいおばさんでしたけどね)にお茶をご馳走になり、

登山道の沢などが遊び場でした…

 

 

続いては一変、都会から東京オペラシティ。

ここには3年位職場があったのですが、この綺麗なコリドーまで来るのは稀。

夏休みでも人が少なく、思わずのアーカイブ  。

 

 

 

 

今週3枚目のサービスショットはトトロ…

分かりますかね、右側黄色い小屋の窓から覗いています。

ここは三鷹、「三鷹の森ジブリ美術館」の入口付近、

ひょんなことで距離測定方々吉祥寺から歩いてきての遭遇。

これまで縁がありませんでしたからねえ、今後はどうかな?

 

 

さて、前夜の雷雨、シモキタは雨はそれ程でもありませんでしたが、から開けた日曜は、早朝は終日雨の予報。

でも、降り出さないのでジョギングで向かったのは恵比寿ガーデンプレイス、ピックはJR線路越しのそこ。

珍しくか漸くか、30℃を超えない中しっかり走るのも久し振り。

帰路は駒場の方を回って11km少し足りない位。

午後は近場の美術館巡り。

月曜は休息日として午前は珍しくホームセンター、午後は事前日時予約の美術館へ。

 

翌火曜は日曜程ではありませんが、朝方は30℃を下回り、

代々木公園内を適当なラピット見つけては速めのラン、1.2kmの周回6分切る位で2km少し走ったんじゃないかな?で戻って10km強。

この日のピックは代々木公園内、名残の百日紅、

結局これは綺麗、というタイミングにぶつからなかった気が…

翌水曜日は朝ゴルフレンジ、午後は横浜まで美術展。

 

木曜は前夜には終日近く雨の予報。

でも午前中早くに行けるタイミングがありそうだったので、先ず代官山まで行って、そこから中目黒に降りて、でピックは坂途中からの中目黒駅方向。

そこから目黒川を遡上、前日散歩で見かけた花の名前をチェック、戻って9km位。

午後は東京駅周辺徘徊?

金曜は朝一番でダンベルや腕立て腹筋で汗をかいた後お馴染みのアウトレットセールを見たり、渋谷は普段行かない広尾寄りに企画展を見に行ったり、まったりの1日。

そのお店、新型コロナ禍でお持ちの実店舗で集客が期待出来ず撤退を決めたとか。

「密」確実のスポーツ関連なので合宿や全国大会が中止は止むなきことながら、残念なことであります、折角お知り合いになれたのに…

 

土曜は予報以上に朝から気温が上がる中代々木公園にジョギングで向かい、

内周1周加えて8km強でしたかね。

ピックは公園内の花壇、猛暑の中でも綺麗に咲いていました。

ということで、今週は計38km走行ですか、次第に身体随所に痛むところが出ていますが…

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美人画に拘る… Art in Life, Life and Beauty. (サントリー美術館) Vol2

2020-08-30 | アート・文化

同一企画展を何回か視点を変えてじっくり拝見するには年間パスと、美術館までの距離が近いこと、が役立ちます。

今回はともすると企画展冒頭の絢爛豪華な生活用品、たって凄いものなんですが、に目が奪われますが、

それらと共に置かれた美人画も時の風俗、暮らし方がどんなだったか想像を馳せるに重要な一品。

冒頭はこちらサントリー美術館で何度も出展される「舞踊図」三面。

 

懐月堂度振の「立美人図」にこれ結構色っぽい「風中双美人図」柳々居辰斎、いずれの作家もこれまで存じ上げない方でしたが、立派な作品。

そして国貞の花川戸の遊郭作品。

 

そこから時代は降って清方美人図。

そして珍しい小林清親、光線画じゃない、の髪の毛がくるりん、はパーマですかね?

 

芳年の珍しい美人画に、

揚州周延の眼鏡図。

こんなファッションパンフレットも存在してこの視線でも楽しんで参りました。

 

***********

(付録)  展示替え後の美人画です。

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Bondi Coffee Sandwiches (富ヶ谷/駒場) Vol2

2020-08-30 | 食・レシピ

こちらのサンドウィッチを頂いたのはもっとずっと前かと思っていたんですが、

検索するに、テイクアウトをお願いしたのは2年前(記事はこちら)、そう考えると、息子家族が留学でアメリカ出発前に我が家にいた時、なんでしょうね。

恐らく彼の地に行ったらこんなサンドウィッチがある、とか…


 

Bondi Coffee Sandwiches (富ヶ谷/駒場) - シモキタのtokyoboy

いいながらのテイクアウトオーダーだったと思われます。

 

今回はその前通り掛った時にテイクアウト用のメニュー無くなったからネットで調べて、と店員さんに言われ、

ネットで見ると前回とは品揃えとか大きさが変わったようだと知り、

バンズの種類も、whole wheat だけになるとか、大きさが以前比でこんな感じ、と電話で聞きつつのオーダー。

私はパストラミを通常より大きいlargerだったかな、でお願い。

 

ピックアップしてのそれ、ブラックペッパー、効いていて美味しいね。

でもそのパストラミの厚さ(枚数)は彼の地との比較不能、悲しくなっちゃう…

最後は家人のシュリンプアヴォガドであります。

 

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大倉集古館「近代日本画の華」 ぐるっと2020Part1Vol20

2020-08-29 | ぐるっとパス2020

改めて、改修工事終わった集古館のぐるりを紹介、綺麗になりました。

そして今回は館内の漆喰とかも綺麗に塗り直され凄いなあ、と感じ入ったのですが、

この日の企画は日本画❣️

 

1930年にローマで開催された「日本美術展覧会」。

本展は大倉男爵が中心となって企画、実行、

現地には団長を務めたという横山大観なども行ったのですね。

展示では菱田春草、荒木十畝、川合玉堂辺りが良かったです。

 

今回の発見?は、こちらが、というと表件スポンサーの大倉男爵が作画した焼物、絵なかなかでした、と、

国宝「普賢菩薩騎象像」の収まる場所が決まっていないことだった今回の入場料は1,000円。これが無料となって、ぐるっとパス効果は計14,130円となりました。

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AasU Vol89: テイクアウトやってみたVol9

2020-08-29 | 食・レシピ

さてそろそろ…

特に朝ジョギングで体の水分絞り切った後って、こちらの冷麺の優しいスープが恋しくなります。

でのテイクアウト、この日は同じ冷麺、同じ味ながら丁寧さを感じたな。

ご馳走様でした。

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きもの展 (トーハク)

2020-08-28 | アート・文化

すごい拘りがあっての訪問ではなかった本展💦

だって着物ですからねえ、はなから門外漢。

でも緊急事態宣言解除後最初のトーハクの企画展ということもあり、ここは平日事前予約もバッチリ、で伺ってみました。

密ではないが疎でもない、そんな会場…

全般的に上野は詰め込みですかね?

 

今回のフライヤーがこちら、うっかり日本画とか錦絵多発を期待していたんですが、桃山期辺りからヨシキの新作!まで着物の歴史を時代背景、素材の進化、技術開発とコスト削減など細かく説明しながら大きく俯瞰。

しかも展示点数の多さは圧倒的‼️

個人的には江戸期の絞りの凄さ、もちろん明治以降の総絞りも圧巻なんですが、精緻さと、

明治以降の銘仙の展開が面白かったですかね。

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代々木上原大勝軒 Vol♾+2

2020-08-28 | 食・レシピ

久し振りにテイクアウト、といっても過去1回の例外、〆炭で夜寄った、を除いて常にテイクアウト。

この日もご主人と目線で挨拶交わしながらお願いした品をピックアップしましたが、その前お昼どうしよう、と話をした時、あの微妙に酸味の大勝軒系つけ麺、こちら東池袋のお兄さん格、が頭に浮かんだから。

 

上述のように酸っぱさを感じるつけだれは正に大勝軒。

次第に伸びてくっつき始める太麺、ここも開花楼製なのかしらん?、を次第に大量投入してつけだれでほぐす作戦にて大正解。

ざく切りのチャーシュー、シナチクも美味しく、ご馳走様でした。

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あるがままのアートー人知れず表現し続ける者たちー (藝大美術館)

2020-08-27 | アート・文化

NHKのニュースで知った本展。

その際、フランス語の言葉「Art Brut」をスッと思い出せたのは未だ記憶力という点では大丈夫ですかな?

などと備忘録的に始めましたが、その時点で訪問してみよう、と思い、上野に行くついで、を待ってました。

では今日、というその日に入場無料ながら事前日時予約制で、かつ、当日既に空きが無い状態なのを知り愕然💧

で、前日アップの並行して行われている企画展の空きをゲット、そちらを拝見しつつ、

猛暑もあり当日来られない方が居ればその分狙い、のダメ元作戦としました。

 

 

そのArt Brut(生の芸術)の意味は正式な芸術教育を受けていない人たちの芸術作品、となり、

例えばルソーなんかもそのカテゴリーに入るそうなんですが、19世紀辺りだとフランスのアカデミーに認められていない作風などで、でも芸術作品と見做されていたものを指し、

今回知りましたが、1945年頃デュビュッフェが知的障がいなどを持たれる方々の作品を美術として認めよう、と働き掛けたのがきっかけとか。

デュビュッフェの物凄い密な描き込んだ作品を思うと成る程と思います。

英語ではoutsider art。

 

さて、展示ではNHKが映像取材していたものも含めて、でしたので、実際どういう制作環境で作者が過ごされているのか、に目が行きがちとなりました。

冒頭は同じ、多分お地蔵さん的像を大きさ異なり大量に作られた作品。

後は何時ものように写真紹介で済ます?作戦で…

 

トゲトゲの芸術…

家康と清正の城取り合戦@関東平野部分、

などなど。

 

紙を細かく切って、から、

木の葉を綺麗に畳んでの造形…

凄いです。

 

最後はお分かりか、紙を糊で固めての造形。

うっかり2階を経ないで美術館を出ちゃったので不明ですが、これらの作品の収益機会はあったのでしょうか?

貴重な時間を頂きました。

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平田神社 (代々木)

2020-08-27 | まち歩き

平田篤胤さんを祀った神社…

文化服装学園からこの日は南新宿で小田急線に乗って帰宅しようと代々木の住宅街というか、を歩いていて“発見”しました。

勿論幕末の国学者として教科書的には記憶している方ですが、まあ松陰神社もあるしね…

帰宅後HPがあったので拝見すると、明治初年平田家邸内社として創建(柳島)、明治14年に明治天皇の御下賜金を基に遷座(小石川)、昭和34年に現在の地で、今の建物は昭和62年とか。

 

改めて考えるに、平田篤胤さんは復古神道の大成者。

神仏混交とかの排除を訴えた。

そして尊王論をして明治維新の論理的バックボーンを形成、高校生の頃「本居宣長」、「賀茂真淵」、「荷田春満」と共に盲目的にその名を記憶したことを思い出しました。

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