久し振りに院展で、行ってみようかな…
いずれぐるっとパスは年度末までですからその都度訪問する企画展は決まってくるのですが、今回はじっくり院展眺めてみよう、と意識しての横浜。
それにしても月曜午後、平日、横浜駅構内の人の移動は殺人的に混んでいます…まだこの時まん防宣言中🤭
こちらがフライヤー、総理大臣賞や文科大臣賞受賞作品はは裏面。
同人の大物の方々が扱いが上、は美術院の性格を物語っているのか、それはうがち過ぎなのか…
でもまあ、個人的には大家の方々の作品素晴らしいと並んでみると思ったのは本音の話。
それでは院展ポーションは全面的に撮影可でしたから、私は展示順、入選者から紹介開始。
先ずは総理大臣賞、「循環」村岡貴美男さん。
写真では見づらいですが、紅色のネクタイ状のそれの左右には逆立ちした少女たち。
この辺が循環なのか少し考えこみました。
そして文科大臣賞、「風の称号」北田克己さん。
今回私的一押しはこちら、日本美術院賞大観賞「サンサシオン」、西岡悠妃さん。
「無鑑査」ってどういうクライテリアなのでしょうか?
→作品を出せば自動的に入選する、ということらしいのですがふむ??
私って日本画で女性が描かれるとき結構好みが出るようで💦
これは絵姿がドンピシャ、そして背景とか岩絵の具の使い方とか素晴らしいと思いました。
西岡さんは1986年生まれ、藝大日本画出身。
次も日本美術院賞大観賞そして東京都知事賞、「葦間」加藤厚さん。
「一般」と書いてありました。
次が確か藝大日本画学科准教授の同人、宮北千織さん「月影」。
そして同じく同人「大足石窟・千手観音」番場三雄さん。
同人は審査に回る側の方だそうな…
こうやって3点並ぶと色味が淡くて似ています…
次がハンガリーを舞台にした同人「リフレイン」岸野香さん。
次が同人「山の神」井手康人さん。
同人「萌す」前原満夫さん。
院展とて思わず川合玉堂さんのそれを思い出した大物、西田俊英さん「夢幻に候」。タイトルからしてこの2つは筏ではない😅いかにも西田さんっぽい作品。
そして同人宮廻正明さん「きんとんうん」。バリ島での取材のようですが、この雨の質感、表現、感心致しました。
これも不思議な懐かしさとどこかにノンリアルが感じられて気になった同人、小田野尚之さん「新緑の頃」。
これがフライヤー表面フューチャリングの手塚雄二さん「月乃葉」。
会場内でも存在感抜群、流石なんですが、この手塚さんお名前は脳裏にあったのですが、備忘録まで調べると…
ご本人のサイトをコピペ。藝大元教授でいらっしゃる…
手塚雄二 公式ホームページ TEZUKA Yuji - Official Home Page
この辺も凄い、幻想的な那波多目功一さん「春の名残り」。ちょうど相前後して郷さくらや長谷川町子美術館でも作品を拝見する機会があったのですが、いずれも素晴らしかったです。
いかにも伝統的日本画でちょっと引いた同人、松村公嗣さん「雪月花」、タイトルもちょっと気恥ずかしいそのまま。でもとても綺麗。
一転、タッチが変わっては招待、木下千春さん「序」。
もう一度アップでのご紹介は大物、田淵俊夫さん「春爛漫」。
“The 院展”とでも言うべきゴージャスさ。
コメント無用でありました。
この辺までが展示の中核とは個人的な感想ですが、ここからは一般の方々が登場。
先ずは奨励賞、坂根照美さん「はなむけ」。
黒の表現が素敵だった奨励賞、松村公太さん「帆風」。
同じく奨励賞、川崎麻央さん「日の御綱」。
川崎さんは以前藝大陳列館で研究室、上述の宮北さんが准教授と記憶、の作品展示があった際(以下にリンク)に拝見、その歴史的人物表現に惹かれたのですが、今回も同様のタッチの進化系で宜しかったかと。
素描展 (東京藝術大学陳列館) - シモキタのtokyoboy
最終コーナー、
奨励賞天心記念茨城賞、守みどりさん「光函」。
新井まち子さん「その日この日春の空」。
廣瀬貴洋さん「つなぐ命」、森田和彦さん「城下」。
フーっ💦編集大変でしたが、今の日本画の立ち位置、私なりに感じたところが伝われば幸いです。
さてそんなこんなの入場料は800円。これが無料となって、ぐるっとパス効果は計24,420円となりました。