夏の盛りの猛暑日、1週空けての上野の山入りとなりました。2010年関東地方梅雨明け10日以上殆どが猛暑日ですねえ…
今回国立博物館に足を運んだのは酒井抱一さんの「夏秋草花図屏風」(重文)が公開されていたから(HP)。こちらでは”平常展”に時宜目玉が出展されるのを最近知ったのですが、わざわざ1点の為に上野まで山手線を半周する価値、ありました!
他の人達もそれを知っているのでしょう、この作品の前だけ人だかり… 後ろに置かれたソファも一杯で、ガラスに貼り付いちゃうおじさんも若干1名
解説はHPに任せますが、ぐるっとパス巡りを始めて以来知った「酒井抱一」さんの筆遣い、色好み、凄い作品でした。あ、そうそう、この作品は光琳のオマージュ的要素もあるそうですが、8日までの今回展示、隣は光琳さんの小品です。
それでは他の作品も折角だから紹介を:
「四季花鳥図」 呂紀(明代、1500年頃)
呂紀は寧波(浙江省)の人。明の弘治年間(1488-1505)に画院画家となり,花鳥画をよくした。同時代の林良の写意的な水墨花鳥画に対し,装飾的な着色花鳥画に本領を発揮し写生派といわれた。本図は春景図の「(錦)衣指揮呂紀写」の落款より画院在職中の作であることが明らかな呂紀画の円熟期の最優品である。島津家旧蔵品。
「老猿」 高村光雲
ご存じ、ですが、tokyoboy実物を拝見するのは初めて。
鈴木春信の浮世絵… 好みです^^
など、かなり楽しんだこの平常展。600円の入場料が100円割引でぐるっとパス効果は計3,925円になりました。