シモキタのtokyoboy

下北沢に居を構える初老オジのエクスサイズ、呑み歩き、美術館巡りなどの備忘録生活記録ブログ、含む膝蓋骨骨折リハビリ記録。

フェルメール展

2008-10-31 | アート・文化

今日朝一番、金曜に関わらず、チャンスを逃したら、とお休みをいただいて上野、都美術館で開催中のフェルメール、見て来ました。開場が9:00amなんですが、上野駅に9:30amちょっと前に着いた時は駅の掲示板に入場20分待ち、との看板。やれやれ平日でもかよ、とめげずに前進、到着時には10分待ち、との看板が列最後尾に。

数多のお年寄りに加えて、修学旅行生の集団が混雑の原因の一つ。会場内でも大きいカバンを振り回され、結構迷惑しました。無料で使えるロッカーの案内を学校側も、美術館側もすべきです。

さて、絵そのものは…素晴らしかったです。現存30数点中7点が東京へ集結。中でも「小路」と「手紙を書く婦人と召使い」が特に印象に残りました。光の使い方、絵の具の輝き、さすがです。初期の宗教画はちょっとタッチが違いますが、これはこれで、やっぱり素晴らしい。

残りの作家では、後半出口に近い方が見ごたえありました。「使者」というフェルコリエの作品、女性のスカートの襞は超絶技法です。デルフト、ですか、興味が出て来ました。

最後に言及したくないけど、の何時もの光景。観客の分布は説明書きに3、絵の前に2の比率。フェルメールの作品は詳細解説が横にあったのですが、こっちの方が黒山で、おかげで絵そのものはゆっくり見れたりしました。一番混雑はお土産物売り場。なんか、間違っています。

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ヴィジョンズ・オブ・アメリカ: 第3部「アメリカン・メガミックス」

2008-10-30 | アート・文化

恵比寿でちょっとした時間が空いたので、東京都写真美術館でやっている標題の展覧会に立ち寄りました。このシリーズは第2部に続いての訪問となります。今回は1957‐87という期間の時代背景を物語る写真の展示。前回が工業化→大恐慌→第2次世界大戦、という流れだったのに対し、今回は前半部分が前衛的な写真アートへの取り組み+アメリカの自然(カントリーサイド)、後半がベトナム戦争からその後、という風に荒っぽくはまとめられるかと思います。それに加えて日本人写真家がアメリカで撮った写真群。篠山紀信のヌード、なんてのもありました。

前回の第2次世界大戦の時の報道写真に比べ、ベトナム戦争のそれは、戦争に対する反対のメッセージが普通に出せる環境だったからか、悲惨さが比べ物にはなりませんでした。ヒロイズムから現実。カラーが多い、というのも相まって、やや目を背けて、という視線になりがち。

ウッドストックも含め、達人にはリアルタイムで感じられる、というには微妙に前で、歴史に近いものを見た感じがしました。人生の時間と重なってはいるのですが、自分のことと考えるには、当時のアメリカは遠かったです。思い返してみると、自分がアメリカに行く、なんてこと、子供の頃は考えてもみなかったですね。いとこ家族(叔父、叔母、っていうべきかな;;)がずっとニューヨークに居ても、別世界でした。

そんななかで、ニヤッとしたのはユタ州、アーチーズ国立公園とかアリゾナ、モニュメント・バレーの風景。これはトレッキングでかいた汗とともに原体験となっております。

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ダ・カーポ: 五反田の雑貨(鯛焼き)屋さん

2008-10-29 | 食・レシピ

先週、仕事の関係で立ち寄った五反田。当日ルートはこれとは逆だったのですが、駅東口から猥雑な歓楽街(お昼時間帯なのに超ミニスカートのおかまちゃんを目撃してしまった。見たくなかった…)を抜け、高潔な女子大に向かった付近にある雑貨屋さん、ダ・カーポに行ってきました。

といっても、狙いは鯛焼き。ここでは面白い鯛焼きがゲット出来ると聞いていたからです。

鯛玉、といっていたかな、あんこ以外の具材が入って辛い、とのこと。職場のオヤツにこれを1個だけ混ぜ、外は普通の鯛焼き、というロシアン・ルーレットをやりたかったんですが、15分位焼くのにかかる、ということで断念。

保温状態にあった普通の鯛焼き、4個のみ買ったのですが、その際の指示は”うちの鯛焼きは頭から食べて下さい”とのこと。

あんこが詰まっているからかな、とか普通に考えていたのですが、さっきから普通、普通といっているこの鯛焼き君、実は普通ではなかったんです。何故か、は書きませんので、興味のある方は猥雑路を抜けてみて下さい^^

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昔よく行ったよな Vol2: ドルフィン(横浜山手)

2008-10-27 | 昔行った場所

本タイトルでの第2弾!

ちょっと前に竹内まりあさんのニューアルバムの話を書きましたが、彼女のデビュー当時、既にビッグな存在だったのが松任谷由美さん。Yuming、ですが、彼女の歌の数多くが色々なシーンと絡み合って記憶に残っています。

とはいえ、あの時個人的にどうだった、というのは面白くもないので、ピン、と来て頂けそうな場所から浮かんでくるのが”海を見ていた午後”という曲。”山手のドルフィン”とか”ソーダ水の中を”なんて書くと思い出されませんか?今ではBossaとかLoungeとかの系列のCDの中でもリメイクされているので、時折街中でオリジナルでないものを耳にすることがあります。うちのカーナビ、HDDにも一曲。 

免許取って車に乗り始めた頃、で、友達とあんなところ行った、とか、こんな危ない目に会った、とかの話が面白くてしかたなかった時、”あのドルフィン、見つけた!”という報告がありました。

今だったら、曲がリリースされた直後にネット上の書き込み、ないしはメーク時のストーリー紹介で直ぐに知れてしまう情報なんでしょうが、その頃はYumingがTVに出ることはなく、皆であれはどこやろ、という話になっていました。第一発見者は当時フェリスの女の子とも付き合っていて、のスマッシュヒットでした。

行きましたねえ、次の週末。山手から根岸の競馬場前を通って、一回切り通しを下り、すぐにまた坂を上がる。その途中左側だった記憶があります。これが友達に言われたルートだったんですが、”坂を登って”にはピッタリでした。場所的には”根岸だろ、ここは”とも思いましたが…

よき時代だったんですね。別にすごく混んでいることもなく普通にあって、ミーハー的恥ずかしさは持たなくて済みました。オーダー時にはちょっと固くなりましたが;;ここまで書いてきて調べると今でも営業中、とのこと。もうネットで簡単に場所が分かります。まあ、行ってしまえばなんてことない、というのは30年来変わっていないと思いますが。

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昨日のジョギング

2008-10-26 | ジョギング/街巡り

天気予報通りにはなかなかすっきり晴れてくれない週末となっています。今朝も雨が降り出して、走れないなあ、と車で渋谷TSUTAYAに火-木半額で借りてきたCDなんかを返し、ちょっことゴルフレンジ。小田急線複々線工事以来、シモキタに続いて代々木上原のTSUTAYAも閉鎖。世界NO.1のスタバを中に抱えるそこが最寄の店舗になってしまっています…

昨日は今年初め以来の(但し片道)世田谷区横断。世田谷区って東側のエッジは井の頭線、南北は田園都市線と京王線で囲われていますが、真ん中、って小田急とそれにクロスする東急世田谷線位が鉄道。道路も実は幹線道、ってこの鉄道に近いルートで、区の真ん中には遠くから見えるランドマークとか、これに沿っていけば一直線、とかの道が余りありません。

じゃあ、走らなければいいじゃん、ってことになるのですが、シモキタ、すなわち世田谷区の東端になるべく最短で行きたい!という気持ちで行くと、選んだ道が裏目で疲労倍増、なんてなっちゃう。

昨日は南北どちらにも真ん中、と心に決めて頭の中にナビを設定、行ったのですが、桜上水の駅が見えてしまった時には、残りの距離を考えてちょっとトホホでした。掛かった時間を考えると13km位ジグザクで行っちゃったでしょう。

横切った羽根木公園では1ヶ月前の運動会イメージが、冬に向かう感じに変わってきていました。とはいえ、まだ20℃越え、最低気温もそこそこを保っている今年ですね。たっぷり汗をかきました。最近の汗が落ちるギアでなければ重たくなりますが、そこは万全^^、サポーティング機能に支えられてのおじさんジョギング。

世田谷区の西から真ん中に掛けては、まだまだ農地もあります。世田谷線、松原駅徒歩多分1分位にそこで出来た野菜の直売所があったのには参りました…(笑)

あ、シモキタには農地ありませんよ。下北サンデーズに出て来た牧場の場所は実は森厳寺。何十周年かの記念で墓場とかの改修工事中、撮ったものと思われます。この事業、最近完成記念式をやっていました。出来た建物とかの用途は不明ですが、間違ってもお墓の面積はかなり小さくなるはず。段々世知辛くなっていくんでしょうね。

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ブリジストン美術館‐芸術散歩:印象派から抽象絵画まで

2008-10-25 | アート・文化

先週末10月16日、どこぞへ、とWebサーフィンをしていたら、以前take note していた表件の終了日と気付き早速八重洲へ足を運びました。

企画の内容が面白そうだったから、なんですが、行ってみると常設展示のお値段800円。聞くと同美術館所有の絵画を一定期間毎にテーマを決めて何を出すか、どう並べるか決める、という趣向。豊富な資産を持つ美術館ならでは、です。

初めての訪問だったのですが、いやあ結構広いです。抽象絵画の方はすみません、なんですが、印象派は概ねこういった画家の作品は並ぶであろう、という大御所連が連ねていました。私としては、結構質が高いと思いました。コローの少女、ピカソの女芸人、モネの睡蓮…そこそこのお客様は入っていたのですが、久し振りに睡蓮の前の椅子に座ってボーっと眺める、という楽しい時間が持てました。

次回はパリがテーマで25日から、とのこと。HPにアクセスすると100円の割引券もゲット出来ますし、時折チェックすべき場所だと思います。

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下町の居酒屋-備忘録(Vol2)

2008-10-24 | 居酒屋/ワインバー

あまり長いのも、というか、短くてもなるべく定期的にブログ発信を心掛けているので、折角だから小出しで行こうとケチになった、というか、のVol2です。店には連番適用で。

⑤ 井のなか (錦糸町)

アメリカ駐在中取っていたDANCHUで見て、絶対行かねば、と思っていた店。お燗に対するこだわりは相当なもので、食中酒として酸味をうまく引き出すように熱を入れているな、とご主人に話を聞いた訳ではありませんが、私なりにそう思いました。当たっているとすれば酒飲みとして幸せです。料理もGood!

⑥ バードコート (北千住)

師匠に当たるのでしょうか、銀座のバードランドは予約を取れたことがありません…だからこっちで意趣返し、という訳でもないのですが、そっち方面の奴と行った記憶があります。全く文句のつけようがない位おいしいですね。ワインをボトルで取るのが日本酒に行くよりCP高い、と思った飲み物メニューだった気がします。次のVolまでに絶対その前にある”大はし”に行ってやる!

⑦ みますや (淡路町)

Photo 有名居酒屋さんです。摘みが昔ながらの江戸前、けとばしやらどぜうやら、好きなものがあるんですが、一緒に行くのが田舎者の連中だと意外に受けず、悲しい気持ちになったりします…

そういう意味では気の合った少人数、って思うんですが、結構な大箱で大宴会が周囲で進む中忘れ去られた存在になる危険性を感じます。それでなかなか行けなくなる。

取り合えず、この辺りで…

 

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あおり27

2008-10-23 | うんちく・小ネタ

って、ご存知ですか?

昨晩NHK、午後9時のニュースで見たんですが、青森県の農業試験場で開発したりんごの新種とか。このりんご、何が凄いかって、切った後も普通のりんごのように赤くならない、というのです。

NHK曰く、”ポリフェノールという物質が含まれていないため、空気中の酸素を取り込まず、従い赤くならない”だそうです。

皆さん、どう思います?一昨日お伝えした大阪行きの際、著名なイギリス文学者の林望さんの最新著作、”日本語は死にかかっている”という本を携帯したのですが、この本によると、上から目線の割には教養の無いTV製作者の発信する、いかにも国民は無知を前提に意味の無い、ならまし、有害な報道がどんどんTVをつまらなくしている…

そう思いません?上記のニュース原稿書いた人はどんな教養人か存じ上げませんが、今や我々おじを含む健康コンシャスな世界中の人達にとって、ポリフェノールは救世主。なにせ”フレンチパラドックス”ではありませんが、赤ワイン飲んでいれば癌にならない、心筋梗塞で倒れない、ありがたい物質です。

お茶、チョコレート、枚挙に暇はありませんが、そのポリフェノールが”含まれていない”りんごを有難く報道する。達人がファンの青山さんまで…あ、あの目閉じ、意味なしコメンテーターのおじさんは何時もながらに論外ですが…嬉しそうに、”赤くならないなんて凄いですよね”なんて下に目線を走らせながらコメント。ただの原稿読みのアナウンサーですね、アメリカなんかでいうキャスターとは残念ですが別物です。

ご案内のように、ポリフェノールは身体の中の発ガン物質の一つである活性酸素を取り除く効力があるのでみんな喜んで飛びつく訳で、含まれているビタミンなどに加えそれが豊富に含まれているから、りんごは”りんご一個で医者いらず”なんて、日本のみならず、各国で言われる根拠になっています。

それを横において、こんなニュース取材を受ける青森県もどうかと思いますが、それより、ニュース作成プロセスの中で、誰もこんな単純な反論に思いを馳せないのでしょうか?作り置きできるのがそんなに嬉しいのでしょうか?酸素を取り込んで赤くなるんですよ、そっちの方がずっと自然でありがたい。

来年くらいからこの”あおり”君、マーケットに出て来るとか。皆さん、こいつが来たら一切無視しましょう。

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昔よく行ったよな Vol1: 外苑東、乃木坂にあったケーキ屋さん

2008-10-22 | 昔行った場所

先日ジョギングの話の中で代官山のHillside Terraceの話を書いて、インスパイアされました。またも備忘録編。海外との行ったり来たりが長い達人は、その経験を通じて東京が世界一面白い街、と確信しています。下町と山の手の境界線辺りで生まれ育って、色々ほっつき歩いて。今はシモキタエリアに停泊中。そんなこんな、がこういう気持ちにさせている訳ですが、差支えなければお付き合い下さい。ああ、在ったよな、と共感して下さる方がいらっしゃれば幸いです。

乃木坂、外苑東を六本木方面から赤坂方面に向かって坂を右に降りる直前右側(防衛庁側)にあったケーキ屋さん…防衛庁、というのがもう古いですよね。ミッドタウン側です。その頃流行っていたタッキーニ(これも古いんだろうなあ)とかのブランドものを身に付けたテニス小僧とその連れ、といった人達が集まっていました。店前に2台分の駐車スペースがあって、重宝したものです。今は使用不可のようですが。

今のお店は、Glemis 六本木店というゴルフウエアとかを扱っている店。車で、乃至はジョギングで前を通ると、たまには最近のグッズで買ってみようか、という気にさせてくれます。

”なんとなく、クリスタル”という、今や太った政治家になってしまったおじさんが書いた小説にも出ていたんじゃないかなあ。この時代を過ぎた人たちが今や社会のあちこちで東京をブラッシュアップさせていると信じています。

あ、そうそう、このすぐそば、今で言うと新国立に向かって右側にイタトマの旗艦店がありましたよね。個人的には今この店の名前、シモキタでしか見ません。こちらでは結構しぶとく生き残っています。クリスタル世代のサブカル化??

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竹内まりあ

2008-10-21 | アート・文化

今日ちょっとしたミーティングが大阪であるため、日帰り出張してきました。

天気も良く、で飛行機を選択。行きがANA。戻りは用事が早く終わった、でJALとなりました。久し振りのフライトとなったのですが、面白かったのは双方の航空会社のインフライト・エンターテイメント。特集は竹内まりあの最新アルバム。彼女がインタビューを受ける形がANA。ナビゲーターを務めていたのがJAL。

いやー、良かったですね。買おうかどうか考えていたのですがこれはgoでしょう。

達人は慶応、日吉のキャンパスで彼女を見掛けたことがあるのですが、ソフィスティケートされたスレンダーな姿に魅了された記憶があります。当時やはりキャンパスに居た女優Dさんは垢抜けない感じを受けたのですが…

航空会社2社、担当者、いや責任者でしょうね、は同じ位の齢でしょう。正に30年の時空を超える我らがディーバです。(一応書きますと、彼女は達人より年上です。)

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