シモキタのtokyoboy

下北沢に居を構える初老オジのエクスサイズ、呑み歩き、美術館巡りなどの備忘録生活記録ブログ、含む膝蓋骨骨折リハビリ記録。

戸栗美術館「鍋島焼」 ぐるっと2015Part4Vol3

2016-01-31 | ぐるっとパス2015

ここしばらく、前回こちらの企画展「古伊万里」、三井記念のお正月企画展、三越での今右衛門・柿右衛門展など有田・伊万里エリアからの作品を多く拝見する機会に恵まれ、

その次は、で足を向けた松濤、戸栗美術館。

今回は「鍋島」、昨年9月に訪問した秘境「大川内山」作陶の作品が時代を追って登場していました。

実際のところ、外様大名鍋島家の対徳川将軍家懐柔対策、とか鍋島領の他の陶器産地、有田や伊万里との差別化とかこれまで理解できないものがあり、

実際現地で、これは当時は大変な山奥だった、と思いつつ、陶工は皆武家扱いなど、空気に触れて知識にはなっていましたが、

これだけまとめての鍋島焼を拝見するのは初めての経験。

 

珍しく、2階に上がる手前の小コーナーにあった「公法窯」(アクセス情報はこちら。我々がお邪魔した大川内山の中ではかなり手前、気が付かなかったんですねえ…)、中村公法さんの作品に気を取られ、

その後時代に沿って紹介の鍋島焼の数々の作品にうっとりしたのは内緒でも何でも無い話。

端正、という言葉がピッタリです。

青磁なんかも、現地で訪問した窯のことなど思い出しつつ、楽しい時間を過ごしました。

上述の現地訪問の際には、比較的新しい意匠の作品を作られている、と感じた青山窯で青海波のぐい呑みを求めましたが、

江戸期から今時のデザインと思えるような作品があったことにも驚きました。

さて、こちらの入場料は1,000円。これが無料となって、ぐるっとパス効果は計1,640円となりました。

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ホテル・プリンセス・ガーデン:  目黒の怪しい?ホテル内2つのレストラン アーカイブ編

2016-01-31 | お気に入りの店 アーカイブ

さて今回のアーカイブ編は、その訪問頻度から見て圧倒的に訪問回数が少なく見えるお店。

理由は別に記録を残す必要性を感じないから、なんですが、流石にちょいと纏めましょうかね^^;

何時も「ランチ会場」の看板が立っているこちらから。立派な名前も付いてます:

 

「レストラン・フォーシーズン」

 

(2010.10 訪問)

 

02今回のワン・プレートはビーフ・カレーとキノコとベーコンのパスタ、合い盛りです…

嘘です。

目黒にはブッフェ形式でランチが楽しめるお店が結構ありますが、その中の一つ、目黒駅から恵比寿ガーデン・プレースの方に行った先左側(右側、は違いますよ…^^;)にあるホテル・プリンセス・ガーデンの宴会場さんです。

ブッフェ台はこんな感じ(写真無し)で、写っていない手前に各種前菜類。そしてメインが3種類くらいにカレー、パスタ、ピザ、デザートなど盛り沢山。

 

このホテル、ご存知の方は少ないでしょうが、こんな事件の舞台になった場所。一介の外務官僚がホテル代1,500万円踏み倒し、というのも凄いですが、どうしてこんな仕儀に至ったかについての背景には色々あるという噂も…

あ、こちら、1,000円という料金と比べて料理は美味しいです。というか、段々良くなっているんですよねえ。見上げたものです。

と言っても、実は精々四半期に一回くらい、そんなに頻繁にはお邪魔していないのですが…

今回のカレーもビーフと茄子がゴロゴロ入り、抜群のCPです^^

 

 (2013.11 訪問)

 

Dsc_0020Dsc_0021

こちらは以前、ブッフェの各種料理を、私の力の至らなさ、汚らしく盛り上げた「ワン・プレート」で紹介しているんですが、この日13時近くに1人でクイックランチを目指してお邪魔したところ、綺麗にブッフェ台を撮影するチャンスが有りました、の図

 

グリーンサラダから始まって、メインが大体3種類。

それにパスタ、カレー、麺類(この日は何と坦々麺)。

それにデザート、コーヒーと完璧な品揃えで1,000円

でね、料理もなかなかにしっかりしている訳ですよ

平均すると2週間に1回は訪問しているだろうお店を久方振りにご紹介

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(2014.12 再訪)

 

この日の訪問記を珍しくレコードにしようと思ったのは冒頭写真。

サラダ・プレートを食事冒頭に頂くのは、こちらでの習慣ですが、

その横に、パーティーなどで見掛けるようなカクテルが…

雲丹とレバーのムースであります。

シェフが横に居て、”早いもん勝ち”とのこと

はっきり言って、昼にはかなり味がしっかりしていて、ワインが欲しい系。

でもお得なディールでありました。

2枚目の写真は、この日のうどん、つけ汁がけんちん汁だった、という記録。

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(2016.01 再訪)

 

久し振りに記事アップは、綺麗なブッフェ台だったから。

この日のカレーは今一でしたが、一方ドミグラスで味付けの魚は美味しかったなあ…

あ、記録としては消費税8%になってからはブッフェ料金1,080円となっています。

それとこの日は新しくなったコーヒーメーカーで作るエスプレッソが秀逸でした。

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(2016.02末)

 

ホテルの内外装工事進行中…

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(2016.03 再訪)

 

上記工事終了と営業再開の確認にお邪魔、

って、相当暖かくなってきた中で突然の雨と寒波襲来なので、ここへ逃げ込んだ、も本音の話。

到着して驚いたのは、何時になく大混雑、私が最後の空席ゲット!!!

後は、まあ定番のスターターサラダてんこ盛りからこの日のメインのご紹介まで。

 

 

「カフェ・ラウンジ」

 

(2011.11 訪問)

Dvc00013本ブログではこのホテル1階、もう片方にある「レストラン・フォーシーズン」のランチ・ブッフェを同じく”ワンプレート”編で紹介済みですが、今回はこちら。

以前はサラダ・バーもあったそうですが、今はドリンク・バーだけで、スープ、サラダは供されるだけ、とのことでしたが、充分でしたね。

お願いしたのは写真のオムライス1,000円也。トロトロ卵が堪らない一品でした。大盛り無料ということでチキンライスが大盛りとなり、ピッタリお腹一杯となりました。

 

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第84回 しもきた天狗まつり 2016…??

2016-01-30 | 祭り/イベント

開催は?が本ネタ。

シモキタ・ブログを一応は標榜しつつ、

でも池ノ上が最寄駅なので、実際シモキタまで下っていくことは週末だけのtokyoboy…

毎年恒例の本イベントながら、うっかり今週末と忘れておりました。

そういえば、東京マラソンもやはり新聞折り込みで2月28日と知ったような…^^;

 

今年は珍しく、こんなチラシが新聞折り込みで到来、気が付きました。

天気予報が前日金曜から本祭、30日土曜まで否定的な予報

予報では雪で中止、と思っていたのですが

予想大外れで、アップ時期を換えてのご紹介。

 

で、雪も降っていないし、での今日朝。

一番街までジョギングで行って、

どうやらお祭りは予定通り、とチェックしたところまでの本記事。

失礼しました…

で、実際はどうなったんだろう??

 

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ART BAZAR (BUNKAMURA Gallery)

2016-01-30 | アート・文化

ケツカッチンの用事があった午後、

シモキタ週末ランチ後、松濤の戸栗美術館に訪問。

すっかり楽しんだ帰路、BUNKAMURAまでやってきて、

時間と相談して事前にチケットをゲットしていた「前期ラファエロ展」は次回以降とし、

BUNKAMURAロビーの向こうに見えたこちらに訪問しました。

 

正確に前回かどうかは分かりませんが、

以前も立ち寄って、スタッフの女性の方と幾つかの作品の値付けについてお話をして楽しんだのですが、

今回はオーナー然とした男性にミュシャのポスターがお安いことを質問。

逆にFoujitaのオリジナル水彩が11百万円位でありますよ、と手が出ない話で切り返され^^;

前回同様、買う気目線で作品を拝見するのって結構楽しい、馬券も偶には買うと、的楽しさでありました。

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府中市美術館「若林奮 飛葉と振動」 ぐるっと2015Part4Vol2

2016-01-29 | ぐるっとパス2015

八王子夢美術館訪問の後、京王線に乗ってもう1つ、と府中で準特急を乗り換えての東府中。

この日は府中の森、手前にあるコンサートホールで中学生の管弦楽かな、のコンクールがあったみたいで、

駅からの道中は女性を中心とした中学生が沢山でしたが、

向かった美術館までは雪の予報が外れて頑張る寒風吹きすさぶ中のテニスプレイヤー位でした。

 

さて、その会場。

事前チェックは全く無し、向かいつつスマホで拝見したお名前を見て、

”あのデイジーの作家??”と気が付きました。

府中美術館入口手前に地中深くに鉄柱を埋め、その上にデイジーを模った石が置かれている作品があるのですが、その作家が若林さん。

 

2003年に亡くなられているそうですが、

若林奮(いさむ)(1936-2003)は、鉄を主としながら、木、石膏、鉛、銅など多様な素材を用いて、外部の環境世界—大気、水、植物、光、時間といった非彫刻的なものを彫刻に取り込もうとしました。本展は、「庭」として実現した制作に光をあて、豊かなイメージあふれる水彩・素描とあわせて紹介します。没後初の回顧展です。

とのこと。

そして、八王子から東府中までの道中懸念したように、展示には敗退した、ということで宜しいか…^^;

あ、後常設の版画展、かなりのもんですからお見逃しなく。

さて、今回の入場料は700円。これが何時ものように2割割引となって、ぐるっとパス効果は計640円となりました。

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箱根 2016冬、雪で薄化粧

2016-01-29 | 旅行記

先ずご紹介は金時山のアップ。

箱根外輪山の一番北側、といったロケーション、

仙石原から登るのが一般ですが、最近は御殿場線駿河小山の方から入るルートもあるようです。

私の子供時代の夏休み、はこの山麓から山頂に掛けて跳梁跋扈。

よく先代の「金時娘」さんに叱られていました。

お菓子ももらったけどね…

 

 

 

 

そして、その少し引いた風景と、金時から南西の方に連なる長尾峠に向かっての景色。

乙女峠にトンネルが出来るまでは、御殿場からだとこの長尾峠を越えるルートも使われていました。

 

 

この日、前日午後から雪の予報は外れ、

その5日前に降った雪が残ったか、夜中の寒さで空気中の水分が凍って木に付いたか、だったのですが、

写真は宮城野の上、お盆に行われる「箱根十文字」の大の字。

普段だと気が付きませんし、お盆時期の箱根には近寄らないようにしていますが、

この日は仙石原から小塚山を過ぎたところから綺麗に見え始めていました。

 

 

 

 

最後に…

今の大涌谷遠景と、箱根駅伝も終わった「函嶺洞門」の様子です。

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八王子夢美術館「日本のポスター芸術」 ぐるっと2015Part4Vol1

2016-01-28 | ぐるっとパス2015

本展では明治から昭和初期にかけての、お酒に関する広告ポスターを中心に日本の近代デザインの歩みをたどります。赤玉ポートワインなどデザイン史に残る名品や、カルピス、キッコーマン醤油など、一般にもなじみ深い商品広告とあわせて85点を紹介します。

が企画展趣旨。

サブタイトルも”明治・大正・昭和 お酒の広告グラフィティ”となっています。

2015年度内でいうと、次回のこちらの企画展も気になるのですが、先ずは、でお邪魔してみることにしました。

 

その会場、

添付のフライヤーは最初2枚と3枚目(裏面白紙)の2種類が置かれていました。

その3枚目のポスター、最近のNHK朝ドラで”あの”サントリーのワイン・ポスターのリプロダクションで起用されたモデルさん始め注目を集めましたが、

そのオリジナルも当然に登場。

色違いで2種類あったんですねえ…!!

 

今回のポスター、1900年に入ってからの世相、美人観、などビール、日本酒、ソフトドリンクなど商品ごとに拝見できる貴重な機会。

特に今どきのプリクラに見られるような少し上向き目線の可愛らしい女性が明治期からのイメージだったのには驚きましたが、

今回一番の注目は左の「サクラビール」、大正後期~昭和初期のポスター。

背景に東アジアの地球儀があり、国威発揚的イメージなのですが、

実は薄絹の下のバストヌードに目が点になりました^^;

そして締めは非水さん、これで近々訪問の竹橋と話が繋がります。


などなど色々楽しんだ今回、その入場料は500円。これが無料となって、ぐるっとパス効果も発進です。

さあ、次回年度末までのこちらの企画展、どうしようかな…

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HIROKI Vol6

2016-01-28 | 食・レシピ

本ブログでは前回登場から2年半以上振り…

今回お店の前では、あの人気ドラマ「孤独のグルメ」に登場したビデオを流していました。

帰宅後ネットでチェックすると第9話、2012年3月位のオンエアだったみたい。

この日も鉄板の向こうには娘さんがいらっしゃいましたが、

そのお母さん、我々の考えるこちらの女将、だったら、そんなの受けたかどうか…??

 

本ブログで紹介回数が少ないのは、人気が沸騰する前、すなわち本ブログ開始前にはしょっちゅう行っていたことと、

12時開店が最近の我が家的にはやや遅く、そこを調整してシモキタへの坂を下っても店の前に行列が出来ているから…

 

でもこの日は駄目元、避難先はほぼ隣の「いちねん」さんと決め、

偶然開店直後、空席がある段階で上手く飛び込めたから。

その後、あっと言う間に席待ち発生、は不思議でも何でも無く、

隣のカップルなどはおつまみとお酒を合わせつつやっていましたが、あっさりこれでラストオーダーと店側に切られていましたので、その辺ご注意を。

そういえば、そのカップル、完璧にドラマに登場したメニュを頼んでいたな

 

さて、我々がお願いしたのは「ソバ入りお好み焼き+チーズ」、1,000円(税抜き)。

もう1つのそれは家人オーダーの「麺無しお好み焼き+牡蠣」、1,300円也(同じく)。

客層的には昼呑み前提が多いお店となってしまったようですが、我々はその後の車の移動これあり、でお水を…

今回は下地の小麦粉のクレープ状のものが厚いのか切り辛かったです。

美味しいことは美味しいのですが、昔とは少し違うかな…??

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プラド美術館展-スペイン宮廷 美への情熱 (三菱一号美術館)  Vol3

2016-01-27 | アート・文化

今回の訪問は、っていうかVol1の中で記事的に全く触れなかったベラスケスとゴヤに関する薀蓄、と私がこれまでプラド、現地で見た彼らの作品を交えてのご報告。

あ、勿論会期終了前、実物を拝見してのチェックはやっておきたいもの

さて、冒頭の話題は…

本ブログで語るまでもないことですが、スペイン画壇を代表する2人の巨人:

 

ベラスケス: 1599−1660、スペイン、バロック期の宮廷画家。バロック派として同時代のカラヴァッジョをどう見ていたか、など気になるポイントは多いのですが、ルーベンスとの交流、”2度に渡ったイタリア旅行は画家の作品形成に大きく影響し、それまでの無骨な写実描写と厳しい明暗対比から古典主義と空間表現を取り入れ、 視覚効果を重要視したスペイン絵画独自の写実主義的陰影法を発展させた”は重要なポイントでしょう。


 

ゴヤ: 1746−1828、それまでのロココ主義から変わるロマン主義の手法で宮廷画家としての地位、人気を得る。

但し、フランス軍進入、自由革命・独立闘争など政治的背景の下、最後はフランスに亡命して人生を終える。

その時代背景を基にした作品群がこれまでも私の心に響いています。

 

その2人の主な作品ってプラド収蔵ですから、こんな機会に東京でもお目に掛かりたい、とは思う訳です。

そして、今回ベラスケスは2点、ゴヤは彼の部屋に数点、いずれも小品、が来ていましたね。

彼らの紹介のところに添付のそれは、それぞれ、ベラスケスの岳父像、襟のクレープ状のそれが素晴らしく美しい、と外光の中スケッチから起こしたと思われる風景画「ローマ、ヴィラ・メディチの庭園」。恐らく当時としては異色でしょう、

と、ゴヤの肖像画「レイカディア・ソリーリャ」です。これは後述しますが、2年前私が飛ばした?西洋、「着衣のマヤ展」でも来日していたみたいです。

 

添付は会員向けニュースレターの抜粋で、

 ご興味があればクリック、拡大してお読みください。

さて、前回の記事でも言及したのですが、今回のプラド美術館展、その全力を挙げてのものでないのは明らか

Vol1ではクロード・ロランの風景画でも”目玉の2品”が来ていない、と語りましたが、

今回注目のベラスケスとゴヤに関しては、格段語る必要もない位であります…

 

ベラスケス: ラス・メニーナス、プレダの開城、キリストの磔刑…

ゴヤ: トビアスと大天使ラファエル、裸/着衣のマヤ、カルロス4世の家族、1808年5月3日、プリンシペ・ピオの丘での銃殺、巨人、我が子を喰らうサトゥルヌス(黒い絵)…

どれも、目を閉じれば脳裏に浮かぶ^^;、プラド美術館の至宝です。

Vol1にも書きましたが、tokyoboyは5回位でしょうか、プラドに訪問お機会が有る度にこの2人の部屋へ直行しておりました

何て言って、2013年初頭の「着衣のマヤ」展が東京で開催された時は”まあ、いいや”と回避している私でもあるので、現地では目にも止めない彼らの他の作品が見られた!ということで納得致しましょう。

 

さて、前回(Vol2)記事(こちら)で”気になった”と言及した作品、

 

ダーフィット・テニールス(2世)、「老人と手伝い女」:

どうです、滅茶苦茶”怪しい”作品でしょ^^;

恐らく嫌らしく若い女性を口説こうとする爺さんに、それを上の方から奥方か婆さんが見下ろしている…

その他の細部表現も見事です。

彼は1610-90.フランドル地方の画家。

アントワープの画家協会会長にして、オーストリア大公の宮廷画家+コレクション責任者だったそうです。

 

彼の作品、「レオポルト・ ウィルヘルム大公の画廊」は丁度同時期BUNKAMURAで開催されていたウィーンの美術史美術館コレクション展でも、同企画展で展示されていた幾つかの作品がその画面に見られる=確かにそのころから収蔵のコレクション、と証明する素材として紹介されていました。

この画家を知る切っ掛けとしてもこの訪問は価値があります。

って、下に述べるアメンのところで西洋美術館にこの画家の素晴らしい作品があるのに気が付きました(その記事はこちら)^^;

女性の足の部分にご注目

知っているジャン…

 

ルイス・メレンデス((Luis Egidio Meléndez)、「静物:風景の中のきいちごの皿…」:

1716年 - 1780年、イタリア、ナポリ生まれで絵の修業のためマドリッドに移住したようです。生前あまり認められず窮乏の内に没したが今日では18世紀スペイン最高の静物画家であると認められている。構成や光の表現の見事さ、個々の対象の質感と量感を捉える卓越した技量が最もありふれた台所の食物を感動的なイメージに変容させている。

とのことで、宮廷画家への道が閉ざされて、依頼無しに描ける静物画に特化していったようです。

ライティング、質感、瑞々しさ…

風景の中、という面白い構図も含めて素晴らしい作品であります。

 

ビセンテ・???・ゴンザレス(Vicente Palmaroli González)、「手に取るように」:

1834−96、お父さんはイタリア人画家で、その宮廷コレクションの仕事を引き継いだり、国内博、万博で活躍。亡くなる前にマドリッドに移り、このプラド美術館館長を務めたそうです。

ラファエロ前派とも思しきこの作品、今回の企画展出口直前に置かれていました。

 

ファン・バン・デル・アメン(Juan van der Hamen)、「スモモとサワーチェリーの載った皿」:

今回の三菱一号からのニュースパンフ、冒頭にフィーチャーの画。

会場でも、その透き通った色、光は異彩を放っておりましたが、

1596-1631、”スペイン黄金時代の天才的写実画家”と評される画家。宮廷画家でもあったようです。

2014年には西洋美術館が彼の作品を購入(これも良い作品!2015年9月の訪問記はこちら)、今では常設で見られますので、ご参考まで。

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丸の内仲通り イルミネーション 2015シーズン

2016-01-27 | Christmas

こちらも例年恒例になりました丸の内仲通りのイルミネーション。

ああ、今年は丸の内に出張るチャンス無かったなあ、と思っても、実は2月までやっているので結果見れちゃう、であります。

 

 

 

 

 

 

 

ということでのご紹介まで。

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