遠くへ・・・

自転車で走った記録

金属疲労

2023年04月02日 | 自転車
昨日の落車 発生状況と原因、対策の検討
 
◆発生状況
 2023年4月1日 8:21頃 快晴微風 桐生市梅田町4丁目  k66上 
 トレック5000 累積走行距離 150831km
 梅田湖方面に向けて約30km/hで進行中、路上の軽いギャップ↓を通過した直後、自転車が勝手にセンターラインに向けて進路変更。


 ハンドルを操作しても進路は変わらず、センターラインを超えそうになり、前後ブレーキ
 途端に、前につんのめるようにして右前方の路上に叩きつけられる。 (写真の日陰部分の対向車線 右へ入る路地の白線 本線側)
 幸い、前後に車はおらず、車との接触等は起きなかった。
 
◆原因
 ステアリングコラムの金属疲労に伴う破断
 転倒後の自転車

 写真の通り、ステアリングコラムとクラウン(JIS規格の名称では「ホーク肩」)の間で破断している。
 ステアリングコラム側の破断面
 金属疲労特有のビーチマーク(シェルマーク) が見られる。
 
◆推定される状況
 累積走行距離15万kmを越える車両で、3年半程前に軽整備をしているが、以降は、日常の清掃や消耗品の交換のみであった。
 このため、何時から破断が始まったか不明である。

 当日は、自宅を出発し、よしおか温泉を経由して、「はじめてのブルベ 」のコースへ (まだコースは確定していないが、問題なければ例年のコース)
 落車現場まで特に違和感なく走行していたため、上記写真のギャップを通過した際に一気に最後の破断が起きたとおもわれる。
 破断した際に前輪が右へ向いたしたため、センターラインに向かって走ったと思われる。
 ただ、この時点では、破断していてもステアリングコラムがクラウンを押さえつけていて、走行が継続していたと思われる。
 その後、ブレーキを掛けたことにより、ステアリングコラムによるクラウンを押さえつけが外れて、ヘッドチューブが路面に向けて落下したと思われる。

◆対策
・定期的な分解整備 但し、今回の破断面がこれにより事前に判明できたかは不明。
・始業点検の実施 フロントホイールを固定してハンドルのガタを確認 但し、今回の破断面がこれにより事前に判明できたかは不明。
・累積走行距離の多い車両は乗らない。 本車両は15万kmを越えていたが、何キロで破断が始まるか判らないので、自己責任で基準を決める。
 本車両はカーボンフレームだが、カーボン初期の為、ステアリングコラムはカーボンではなかった。今のカーボンフレームの車両はどうなのか?
 
◆最後に
 落車により、右鎖骨の骨折及び周囲の腱損傷、右手小指第5中節骨(?)の骨折 、右内腿裂傷(15cm位)等々の怪我。
恐らく、鎖骨は手術
 今回落車した場所は、車通りも少なく単なる自爆で済んだが、桐生市内までの通通量の多い区間や、10km程先の老越路峠の降りで60km/h超が出ている区間だったらと思うとゾッとする。

おまけ
左手の一本指でこれだけ打ったお疲れ (;_;)
 
 
4月1日の走行 43.1km 今月累計 43.1km  年間累積 2167.7km
コメント
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