遠くへ・・・

自転車で走った記録

PBP おまけ その4

2011年09月26日 | PBP

書き忘れを思い出したので追記

 

○ドロップバック

 往復で通過するルディアックにバック1つを送ってある。(AJ&グッドウィルのサービスを利用)

 1回分のジャージ、バンダナ、レーパン、靴下、防水靴下、単3電池、補給食(3セット)を1つのビニール袋に入れて、これを2セット。

 別の袋にカメラの予備バッテリー、キューシート(ルディアック~パリ)、セロハンテープ、予備グローブ(指付き) 他

 

 実際に使ったのは、ジャージ、バンダナ、レーパン、靴下、防水靴下、単3電池、補給食(ソイジョイ 2本)、カメラの予備バッテリー、キューシート(ルディアック~パリ)、セロハンテープ、

 初日の濡れた衣類をドロップバックに入れて、身軽になれたのは予定外だが助かった。

 

○防水靴下

 SEALSKIN の防水ソックスを使った。

 防寒を兼ねて、PBP用に2足購入して今年のブルベ他で試用を繰り返した。

 結果としては、雨の中で防水を期待してはいけないと思っていた。

 まあ、土砂降りの中を自転車で走っていれば、体を伝って大半の雨が足に集まってくるので、どうしても靴下だか水風船だかわからないものに足を突っ込んでいる感覚になる。

 おまけに一旦水が入ると、始末に負えないので雨の中で使わなくなった。

 (まあ、人間は基本的に防水構造だからどうにかなる。 (^^ゞ)

 ところが、濡れた靴を履く時に効果絶大。乾いた靴下の快感を維持してずっと走っていられる。

 雨の時の荷物に入れておくと、雨の後が気持ち良く走れそう。

 

○盗難

 悲しいことに、私が知る範囲でも今回のPBP参加者2名が自転車を盗まれたようです。

 いずれも、PBP中ではないようです。

 

 サンカンタンの車検時やゴール後では駐輪場から自転車を持ち出すのに車体に貼ったNoと書類による所有者チェックが掛かっていました。

 ここ以外では、特にチェックは無かったが、参加者は一目で判るってことかな?

 PCで食事をする程度では鍵はかけなかったが、仮眠の時は鍵をかけました。

 注 これは何の根拠も無い行動で、いつも鍵をかけるべきです。

 

 今回 とどにいは、ワイヤー錠を2つ持っていきました。

 一つが車体が写っている写真に出て居る緑色のワイヤー。車体と違う色にすることで、防犯効果が上がるとPKのNさん御推薦。

 事前の観光をしている時は同行者と鍵を掛け合い、二重鍵状態にしておきました。

 ホテルに居る時は室内に自転車持ち込み(ホテル側 OK)としていました。

 

 鍵をかけて自衛するしかありません。

 

 

○携帯電話

 「GPS機能&グーグルマップとの連携」「音声翻訳機能」を期待してスマホ(medias WP)に機種変更。

 シャルル・ド・ゴール空港で、海外パケホーダイの設定をする。

 その後電源投入で新たにネットワークに繋がると、別の事業者に繋がるらしく、パケホーダイでない表示が頻発する。 

 都度、再接続をしていたが、結局200円ほどパケット代が発生していた。

 

 期待した2機能は、PBP中の緊急避難用であったため、実践投入することはなかった。

 GPSとグーグルマップとの連携は、PBPの前にベルサイユ近辺で使用して、実用に耐えることを確認。

 音声翻訳機能は、日本語とLittleの英語でどうにかなったので試験運用もなし。

 

 電池の温存と無駄なパケットの発生を抑える為、基本的に電源断・ネットワーク切断状態にしていたが、それでも、何回か使用したため、パケホーダイでもバケット代が約8000円発生。

 

 

○混雑

 PBPでは、スタートから始まって、各PCのチェック、トイレ、レストラン、仮眠所の全てで混んでいて、長い時間待たされると聞いていた。

 今回の84時間スタートは、同時スタート人数が少ないので、各PCで並ぶことは殆どなかった。誰も居なかったり、居てもせいぜい2・3人。

 ブレスト辺りから、先行の90時間組に追いついたが、その頃には90時間組も、細長くなっていて、特に混んでいるということはなかった。

 

 もし、混んでいるのが嫌なら、84時間スタートはお勧めです。

  

 

○飛行機 追加料金

 ANAの手荷物。自転車ケースは3辺の合計が213cmで10cmオーバー。

 成田では、係員が恩着せがましいことを言っていたが、フランスではそのままOK。

 この追加料金、人によってさまざまで、見るからにオーバーだろうと思われてもOKだったり、片道だけ取られたりと良く判らない。

 規定をぎちぎちに適用すれば、ほぼ全員が追加料金だろうが、それなりの内規があるとは思われる。 ただし詳細は不明のため、次回どうなるかはわかりません。  

 

○ジョーク(本音?)

 普段のブルベでは、走っているときは暇なので、他愛もないジョークを考えているが、PBPではそんな余裕なし。

 

 ゴール翌日の雨の朝、ホテルにて

 「こんな雨の日にベルサイユなんて遠くへいけないよ。ブレストなら行くけど」

 こんな程度です。

 

ほんとに取り留めのない雑感ばかり。

自分用の次回メモですが、PBPに初チャレンジする際の参考になれば幸いです。

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PBP おまけ その3

2011年09月20日 | PBP

○人家 明かり

 殆どが牧草地の中のような田舎道で、人家は教会を中心に集まっている。

 どれも石と漆喰の家。

 夜間になると、街灯もなく、人家から明かりが漏れることも少ないので、本当に真っ暗。 前照灯は明るさ+広範囲を照らせるものは必須。頭に付けるヘッドライトはスポットタイプで明るいものが良い(矢印を探せるように)。

 

 

○食事、水

 食事は各PCで10ユーロ前後(セルフ式が大半)。何が食べられるかはその時次第。

 炭水化物は、パスタ(日本ではマカロニに代表されるショートパスタ)が中心。ジャガイモ系が一番うまかった。

 スープ、フルーツはおいしい。 日本人的にレストランで水を買って飲むのが抵抗あったが、水、ジュース、コーラ、ビール、ワイン等あり。

 日中、町を通過すると雑貨屋でサンドイッチとサラダ、水分を買うことは可能。

 アチコチの道端で、子供が小遣い稼ぎ(?)、大人が楽しみ(徹夜)で、ジュースやコーヒー、軽食を売っており、ここで休憩も可能。 

 

 ホテルでは、エビアンのボトルを飲んでいたが、各PCでは基本的に水道水。(しかもトイレの (^^ゞ)

 全然問題なかった。(^^ゞ

 水を買う時は、エビアンやボルビックなどでガス抜きのものを選択。硬水やガスの有無がどのように影響するかは不明

 

 コンビニは無いし、店舗は夜間は休み。雑貨屋(店先にフルーツが並んでいる)も、午後に休みになる(日曜日?)こともある。

 

 

○仮眠

 PCには仮眠所があり、4ユーロで仮設ベッドで寝ることが出来た。

 また、希望時間に起こしてもらえる。(痛い目にもあったが)

 メインの90時間組みと時間がずれていたので、仮眠所は混雑していなかったが、PCの床で寝ている人もあり。

 道端は、草地なので場所を選べは草の上で寝ることは可能。夜間から朝にかけては気温が下がるのでホイル焼きが必須。

 バス停、ベンチ等はほぼ無し。計画的にPCで寝るのが一番。

 

 

○風呂

 当然、日本のような風呂や健康ランドはない。 (;_;)

 PCにはシャワーがあるらしい(有料?)が、1回も利用しなかったので、詳細不明

 

○メンテナンス

 PCに設置してあるメカサポートはコミュニケーションが取れれば、かなりのことに対応可能と思われる。

 メンテナンス台が2台程度あり、地元の自転車屋が対応している様子。

 

 チェーンオイルや洗浄等であれば無料。多分調整程度でも無料と思われる。

 パーツ交換等になると費用が掛かるが、異様に安いとの説もある。(^^ゞ

 

 

○サポート

 今回は、AJがLOUDEAC (ルディアック) にドロップバックを設定したのでこれを利用。

 現場は、PCに入って自転車置場の脇なので、判りやすかった。また、コントロールにも掲示がして有った。

 往路は雨だったが、屋根の下で助かった。この場所は日本の他に何カ国か利用していたが、アジア系が殆どだったと思う。場所が指定されたのか、アジア系だけがここでドロップバックを実施したのかは不明。(その他のPCでドロップバックは見かけなかった)

 PC周囲は、キャンピングカーによる個人サポートが多く存在。

 ヨーロッパ系は地の利を生かした細やかなサポートをしていた様子。

 グループで走る少人数を対象にすれば、車を使ってPC毎のサポートも可能(80Kmだけ走る装備でOK?)

 

 サポートに日本語の通じるメカニックが居ると最高。

 

 

○衣類

 1日目

  スタート時は、ウィンドプロテクトのドライ+半袖ジャージ+日焼け止めのアームカバー+レーパン

  雨~夜(ルディアック)は、ウィンドプロテクトのドライ+長袖インナー+合羽(ゴア 上のみ)+レーパン

 

 雨でも気温が下がらなかったので、これで問題なし(止まっていると若干寒い)

 

 2日目 ウィンドプロテクトのドライ+半袖ジャージ+日焼け止めのアームカバー+レーパン+防水靴下

  朝、靴が濡れていたので、ドロップバックの乾いた靴下の上から防水靴下を履いて濡れるのをガード。

 

 天候が回復傾向であることと、またルディアックへ戻ってくるので、ぬれた衣類はドロップバックの中へ

 

 3日目 ウィンドプロテクトのドライ+半袖ジャージ+日焼け止めのアームカバー+レーパン+防水靴下 明け方はウインドブレーカ着用

  

 レーパンはドロップバックで毎日履き替え。1日目のぬれた衣類はドロップバックで返送

 

 

○装備(携行品)

 チューブ2本、ツール他CO2ボンベ以外はいつもの装備

 補給食は、ソイジョイ+羊羹の1時間セットを2セット、梅干を背中へ

 ドロップバックに1時間セットを計6セットと梅干大袋。 (使ったのはソイジョイ2本のみ)

 合羽(ゴア 上下)、ウィンドブレーカ

 長袖インナーとレッグウォーマをシート後ろに取り付け(インナーのみ使用)

 1日目のみ。往路のルディアックでドロップバックへ。

  

  

思いつくままに書いたので、取り止めが無いが、一応これくらい。

また、何か思いついたら追記するかも?

コメント (2)
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PBP おまけ その2

2011年09月19日 | PBP

○コース

 PBPでは、詳細なキューシートが出ていないが、日中であれば殆ど不要。

 多くの交差点では、矢印プレートが出ていて、進行方向が判る。

 

  ただ、地域(設定する人)によって、判りやすい・判り難いがある。

 このプレートは発光しないので、夜間は、上下・左右をかなり広範囲に照らすライトか、頭のライトで探さないとミスコースを起こす。

 ライトを正面・右路肩をメインで照らしていると、左側にある左折の矢印を見落とすことがある。(これでミスコース その4 PC7~PC8)

 ライトを左右に大きく振った設定が有効か?

 危険箇所等では、ボランティアスタッフが誘導。

 スタッフが車やバイクで常に巡回している。(おそらくサポートはしてくれない ただ、交差点の誘導はしていた)

 キューシートは無くても走れるが、次の右左折までの距離が都度判るので、有れば便利。 

 GPSは最強。(事前にルートもデータで取れるし) ただ、データ容量とバッテリーの対応が必要と思われる。ある程度のチームで分担して走るとか、PC毎にサポートがあれば問題なし。

 

○道路状況 路面状態

 市街地、郊外ともに大変走りやすい。

 自動車は無理に抜いたり、すぐ脇を掠めることは殆どない。

 殆ど対向車線を走って抜いていくし、安全に抜けるまでずっとおとなしく追走していてくれる。

 時々対向車がクラクションを鳴らすことがあるが、室内から手を振って応援してくれている。

 

 都市部の市街を除いて、殆ど信号がない。

 右側通行、ロータリーの通過(左優先 進入時車があれば停止)は、スタート前に1日うろうろ走れば慣れる。

 

 路面は、総じて綺麗。日本のようにアスファルトが割れている所は記憶に無い。

 1・2cm位の表面が剥がれてでこぼこになっている所は多い。

 舗装は、アスファルトから石が少し出ているような感じ(劣化したCRの路面の感じ)で、細かい振動が多い。

 路肩は段差無しの草地↓が大半で多少はみ出ても問題なし 2回ほどはみ出した(^^ゞ

 

 また、日本では結構路肩に小石が堆積していたり、ガラス片があったりするが、殆ど見る事がなかった。

  

 

○標識 (標識の解釈は、とどにいの独自のもので、フランスの正式なものではありません (^^ゞ)

 

 気が付いた主な標識

 

 黄色がルートNo

 下の標識が、ここからこの街が始まる 

 

 

 手前がロータリーを通過する場合の案内図

 奥の標識でこの町が終わり 

 

 

 上の三角がこの先突起↓あり 

 

 結構、盛り上がっている。

 歩道や交差点がこうなっていることが多い 

  

 

 ロータリーの標識。有ったり無かったり。 

 

 

 一時停止。 日本と形状が違うので見落とし注意 

  

 

 信号。右脇にあるだけ。道路上には無いので最初は見落としやすい。 

 

 

 この先袋小路。 PBPのコースには関係ないが、市内をうろうろ遊ぶ時は注意

 

まだたま、おまけが続く

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PBP おまけ その1

2011年09月17日 | PBP

初めてのPBP いろいろの雑記録

(思いついたことをダラダラと)

  

○身体症状

・末端の痺れ

 3日目の朝から、左薬指、左小指に痺れ。

 ゴール後左人差し指、左中指に痺れ。

 帰りの飛行機で右中指先の痺れ

 足の指先にも痺れ感が有るような無いような

 9月17日現在、右中指先は殆ど問題なし、左人差し指は症状が若干改善。以外は痺れ。左手のひらに力が掛かると、痺れが悪化する感覚。

 運動機能には特に問題なし。

・両手ひらの皮?け

 ゴール後、2・3日して、両手のひらの下半分が部分的に堅くなる。(マメ状)

 9月8日、右手の皮(手のひら及び指先)の皮がむけ始める。

 両手とも、親指と薬指の延長線の交点付近が中心。

 9月17日現在完治に向かいつつある。

・おしり

 毎日レーパンを履き替えた為か、乾燥気候のためか、特に大きな問題なし。

・むくみ

 体が浮腫む。10日程度で通常になる。

・小水

 ゴール後24時間は、色の濃い状態が続く。

・寝不足、時差ぼけ(?)

 帰国後、仕事中に吸い込まれるような眠気に襲われること度々(PBP出る前は無かった と思う。)、帰宅して夕食後そのまま30分くらい爆睡(体が動かない)。

 さすがに、3週目の今週は眠くならなかった。

・疲労、倦怠感

 昨年の北海道1200では、2週間後に気力が続かず会社を1日休んだが、今年は会議だの予定をぎっちり入れられて休めず。

 朝、会社のトイレで目の下にクマが出来ていること度々。

 

総じて、年寄りなので回復に時間が掛かっている。(;_;)

 

○自転車

・バイクケース

 Nさんより借用

・往路

 成田までANAスカイポータ(福山通運)

 3辺合計 213cmで規定10cmオーバー 重量は問題なし その他に荷物なし。

 結局追加料金なし。

 パリ受け取りでは特に問題なし。

・復路

 パリは、こんな扱い↓

 

 バイクケースに入っているバイクは、全て横積みで何台も重ねた上にでかいバックを放り投げこむ (;_;)

 とどにいのバイクはこのカーゴの中ではなかったが、同様の扱いと思われ、カーボンフレーム損傷 (;_;)

 パリも追加料金なかったが、こんな扱いなら・・・(-_-;)

 成田から前橋は、バスのカーゴルーム。

 

 

○経費

・ツアー                  365,000円

・フランス国内 PBP中の食費を含む      45,000円

 (320ユーロ 110円程度 為替差損・手数料)

・ジャージ 半袖3枚(AJ*2 ACP*1) 長袖1枚  36,000円

・準備、御土産                30,000円

その他もろもろで、50万円弱。

 

○日程

ツアーが、8/19(金)発 8/27(土)着 (日本時間)で、19日は仕事の為1日遅れで出発。

フランス到着の20日の車検には間に合わないので、21日の84時間組となる。

定年になるまでは、この繰り返しかな?

90時間が、21日に対応してもらえるともう少し楽になるのだが、 (^^ゞ

 

おまけはまだまだ続く (^^ゞ

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PBP ゴール後

2011年09月17日 | PBP

ゴールした後の色々雑記録です。

 

25日 午後 にゴール地点の体育館で、結構いろいろなものを売っているとの情報を得て、ちょっと様子見。

キーホルダーとかある中でこいつは凄い↓

お姉さんと比較すると大きさが判ると思う。 さすがに飛行機で帰る身では買えない。(;_;)

 

26日 朝 同じホテルに泊まっていたデンマーク人チームが帰る。

でっかいバスがでっかいトレーラ引っ張って陸路で何時間ぐらい掛かるのかな?

このトレーラの中はダンボール梱包の自転車。自分たちで丁寧に積んでいたから、大丈夫だよね。

 

このデンマーク人チームのおじさん、干してあったとどにいのAJジャージが気に入ったらしく、わざわざ自分のジャージを取りに戻ってジャージ交換。

デンマークとAJとACPのジャージ

 

 

この一帯で、雨になると大量に出てくる噂のナメクジ 

(上がナメクジ、下がとどにい左人差し指 大して変わらん)

 

26日 昼は皆でこんな食事

これがかなりうまい \(^o^)/

お店はこんなオープンテラスもあるが、雨で退散。

 

隣の店に止まっていたPBP参加者

 

やっぱり陸続きはうらやましい。 (^^ゞ

 

まあ、こんなのんびりもまた良し。(^_^)

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PBP その7

2011年09月16日 | PBP

いよいよ、ゴールにたどり着く

 

PC13~ゴール

・2011年8月25日 2:46

 PC13 DREUX (ドルー) 1165Km

 

到着と同時にカナダ人チームは、どこかへ行ってしまった。

チェックを受けて、食事。

さすがにこの時間は食べるものが少ない。

メインであったのはこの訳の判らない食べ物だけ。

後はポテトサラダと桃を追加して夜食。

 

時間も時間だし、眠いのであまり食欲がない上に、あまりおいしくない。(とどにいが壊れているだけかな?) どうにかこれを食べきり(ルディアックの米ほどではなかったが結構大変だった)、そのままテーブルに突っ伏して爆睡。それほど長い時間ではないと思うが、目が覚めたら気持ち良かった。

 

ここに着いたときか、目が覚めた後か記憶が定かではないが、ここでAさんとばったり会う。ボーとしていて、頓珍漢な返事をして申し訳有りませんでした。m(__)m

 

ここのスタート時刻は記憶も記録もなし。写真を撮ることも気が付かないくらいの状況だった。

走り出すとかなり寒い。 ウインドブレーカを着込む。

 

人気のない(深夜だから当たり前)街を抜け、森の中を走る繰り返し。相変わらず、上下の感覚がおかしく、上り坂が延々と続いているような幻覚。

 

殆ど単独で走っているので、多少の眠気はあるが、居眠りをすることはない。(^^ゞ

それに、かなり冷え込んできているので、道端で寝るのはちょっと危ない。もう、ゴールするしかない。(;_;)

 

だんだん明るくなってきて、回りの様子が判るようになった頃に、後ろから来た6・7人の集団に乗っかる。

もう、ゴールが近い。

 

信号が多くなって、市街地が近い。

 

もう、完全に夜が明ける。

 

あと、5・6Kmのところで、信号で集団から千切れる。

一緒に切れたのが、結構長身で細身の女性。

 

二人で、Littleの英会話をして判ったことは、「7時までに後5分 頑張ろう」と「フランスのブルターニュ出身で久しぶりに英語を使った」だけ。(^_^;)

 

二人でゴールまぎわまで走ったが、ゴール直前で彼女の友人(?)が道端で応援していて、彼女は寄り道。

 

とどにいは一人でゴール。

計測器の上を通過して、計測終わり。

  

 

・2011年8月25日 7:08

ゴール SAINT-QUENTIN-EN-YVELINES (サンカンタン) 1230Km 

 

 

 

自転車置いて、体育館の中に入ると殆ど人気がない。

チェックを受けて、体育館の中をぶらぶらしていると、写真屋さんコーナーがある。

自分の写真があるのか除いていると、綺麗なお姉ちゃんがNoを教えろと言うので、Noを伝える(数字は世界共通 (^_^))と、とどにいが写った写真を出してくる。

 

1枚目は「これは俺ではない。中近東の人だ」と、思うような写真だったが、確かに自分が写っている。道端で何回か写真を撮っているカメラマンがいたが、こういう仕掛けだったのか。

 

まあ記念なので、1セット購入。するとお姉ちゃんはメールアドレスを教えろという。「何にするのか?」と聞くがお姉ちゃんは何に使うかうまく説明できないので、パスしてしまった。(どうも、後10ユーロ追加するとメールアドレス宛にイメージデータを送ってくれたらしい。)

 

他に何もないので、とっととホテルへ帰ることにする。

 

出口で、バイクNoをチェックしていたおじさんが写真を撮ってくれた。

疲れ果てた姿だが顔は満足。\(^o^)/

こんなか細い体で、とどにい乗せて1200Km走ってくれた自転車に感謝。

PBPを支えた1500名のボランティアに感謝。

ACPとAJとその他のクラブの方全てに感謝。

ここでとどにいが走るために有形・無形の支援をしてくださった多くの方々に感謝。

皆様のおかげでどうにか1200Kmを走りきることが出来ました。

まる3日間、自転車で走ることだけに集中し、ひたすら走り続ける快感を堪能しました。

世界中から集まって、パリ~ブレスト~パリ1200Kmを走る楽しさ。この楽しさを多くの人に知ってもらいたい。(ただ、これが楽しいと思う人は○○かもしれない (^_^;))

ヘロヘロになったけれど、また走りたい。そう思うとっても楽しい3日間でした。

 

とりあえず、4年後に向けて貯金始めました。(^^ゞ

 

  

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PBP その6

2011年09月15日 | PBP

PC10~PC11

・2011年8月24日 11:57

 PC10 FOUGERES (フージェール) 921Km

 

往路では雨だったここは、良い天気

ここで食事をしたはずだが、写真は撮り忘れ。 (;_;)

(町外れの雑貨屋でサンドイッチとサラダを食べたのはここかな?)

 

たしか、ここでiさんから水を貰う。

 

PCを出るのは別だったけれど、この先暫く、iさんと一緒に走る。

調子を崩している人のために次のPCで医薬品を入手したいとの事。

自分で走るだけでも大変なのに、頭が下がります。m(__)m

  

なかなか、コースの感じ(登りの感じ)が説明できないが、ずっとこんな感じです。

車の先の登り、判ります?

近づくとこんな感じ

登りの感じ、判りますか?

たいした高さではないんですよ。 でも、足を使わないと登り切らないし、登って降るパターンなので、惰力が使えないのですよ。

PBPはこの登りが延々1200Km続くと思ってください。 (;_;)

 

お祭り騒ぎのPC11 VILLAINES-LA-JUHEL (ヴィレンヌ・ラ・ジュエル) 1009Km到着

 

 

PC11~PC12

・2011年8月24日 16:40

 PC11 VILLAINES-LA-JUHEL (ヴィレンヌ・ラ・ジュエル) 1009Km

 

PCに近づくにつれてどんどん雰囲気(ちょっと違う気もするが)が盛り上がるPC11

ちょっと行き過ぎた (^^ゞ

 

1000Km越えて死体がゴロゴロ (嘘)

  

どんどん食べるものが増えていく。(^^ゞ

芋系は、一番うまかった。炭水化物は芋>パスタ>米

ハムも塩味が効いていてしっとりしていて食べやすい。

胡瓜のサラダも良かった(キューカンバーか?って聞いたが通じなかった 英単語の日本語読みだしね (^_^;))

 

ここを出て暫く走って見かけた風車。洋物って感じ。(そうだけれど)

(ただ、2台しか気が付かなかった)

 

日本の田舎にある道祖神と同じかな?

(結構アチコチの集落の入口にある。サイズも色々だし、キリストの掛かったのもあったし、人間はどこでもたいして変わらない)

 

道端のオブジェ

(麦わらのブロックで出来ていて巨大) 

 

このタイプの道路標識のここまで大きいのは初めて。

と、思ったら奥に写っているおじさんの力作。なんとPARIS 177Kの部分は赤く光るようになっている。

このおじさんもPBPを楽しんでいる。\(^o^)/

 

だんだん暗くなって、真っ暗な中 PC12 MORTAGNE-AU-PERCHE (モンターニュ・オー・ベルシュ) 1090Km到着

 

 

 

PC12~PC13

・2011年8月24日 21:59

 PC12 MORTAGNE-AU-PERCHE (モンターニュ・オー・ベルシュ) 1090Km

 

チェックが意外と混んでいる。(人様の集団に乗ってきたから仕方ない (^^ゞ)

 

ここでも飯を食う。

確実な芋とハム、スープにオレンジジュースとプラムは大正解。

サラダはトマト等と米の酸味の強い物。これが不味い。殆ど食べられずに残してしまった。食べ物を残した記憶があるのはこれだけ。(;_;)

 

ここまで、1日目に雨に降られて、ブレストでチェーンオイルを塗ったが、その後何もしていないのでチェーンが重い。おまけにフロントがなかなかアウターに移らない。

まあ、センターで走っているとどにいにはあまり関係ないが、せっかくなのでメンテしてもらおうとメカを探す。

PCの入口でそれらしい所を発見。

裏から自転車を入れろと言うので、自転車を持ち込む。

見るからに若い子供(中学生位)しか居ない。こいつがメカニック?と、思ったが一応駆動系を掃除してチェーンを塗りたい事と、フロントディレイラーを調整したいと言ってみる。 ところがこの子、珍しそうにフロントディレイラーを覗き込んで、友達と喜んでいる。

 

こいつ、単なる子供だ。他に大人はいない。 (;_;)

がっくりしていると、この子がどこかへ行ってしまう。 暫くして戻ってくるとおばあさんを連れている。どうもこのおばあさんは英語が少し話せるらしい。

掃除用のウエスとチェーンオイルが欲しいと言っていると、そこへ自転車屋のオヤジ登場。

 

とどにいがリアを指差してクリーニング&オイルと言うと、チェーンを回しながら何かスプレーをかける。汚れが落ちていくのが判る。

これでOKだと言う。 

オイルをくれと言うと「いらない」と言うゼスチャー。

この言葉を信じてスタート (フロントの調整はあきらめた。 (^_^;))

(このスプレー、オイルも入っているようで、ゴールまでオイル切れしなかった) 

PCを出てすぐ街の中でルートを見失う。(矢印が見つからなかった)

道端のおじさんにアッチと指差された方向に行くと目の前を走り去る自転車。

すぐに後ろにつく。

 

速いのは二人で、先行者が一緒に混ざっては脱落していく。

この二人から千切れないように付いて行く。かなりペースが速く、交差点等は躊躇わずに曲がっていく。GPSで走っているか、ホントの地元以外にはちょっと考えられない。

  

付いて行くのはよいのだが、キューシートやサイコンのチェックをしている間もない。 ルート上に居るのは確かだが、どの辺を走っているのか完全に自分の位置を見失った。昨晩のようなミスコースをしたらホントにヤバい。

 

だんだん、速い二人と距離が開きだした。追い付いてもその先どうなるか判らない。適当な集団を見つけて乗り換えるしかない。

 

先行者に追いついた時に乗り換えてみたが、ちょっと遅い。どうしようかと迷っていた時に、5人くらいの集団が抜いていく。

ちょうど良いくらいの速さなので乗り換え。

どうも、リーダーがいる集団らしい。

ずっと先頭を曳いている人に併走し、「次のPCまで一緒に連れて行って欲しい」とお願い。

カナダ国旗を後ろに立てている彼は、とどにいのいい加減な英語(風)の言葉に暫く悩んでいたが、なんとなく判ってくれたらしい。

 

色々気を使って話しかけてくれるが、英語圏の人に普通に話されるとLittleのとどにいはまるで理解不能。(;_;) 判ったのは、彼がHONDAに勤めているらしいことだけ。

 

先ほどの二人もこのグループだったらしく合流し、結構大きな集団となって次のPCを目指す。

 

ルートの心配がなくなって安心したら眠気が出て来た。

最後のガムを延々と噛みながら集団についていく。

 

もうすぐ、PCという所で、リーダーがミスコース。

Uターンして、鋭角に左ターン。 右斜め前にいた自転車海苔が曲がってき、かぶさるようになってしまったので、とどにいも左へ。

ところがそこは道路ではなく、石ころだらけの荒地。

当然転倒。 スピードは出ていないので、転んだ+左肘擦過傷で済んだが、カナダ人チームに迷惑&心配をかけてしまった。m(__)m

 

 

そのまま、すぐにPC13 DREUX (ドルー) 1165Km 到着。

 

 

この回でゴールの予定だったのに、だらだらと長くなりすぎ。(^_^;)

仕方ないので、その7へ続く

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PBP その5

2011年09月14日 | PBP

復路の途中なので、復路のコース図

赤と青が復路のコース、水色は往路のコース。

PC8~PC9

・2011年8月24日 1:14

 PC8 LOUDEAC (ルディアック) 782Km

 

ここまでの間にシークレットがあったような気がしているが、正確な記憶がない。(^_^;)

 

ドロップバックのあるここ(ルディアック)も、殆ど記憶がない。

ライトの電池交換と、レーパンの履き替えはやった(はず)。

キューシートはここからの分が別にして有ったので入れ替え。(これは間違いなく実施済み)

 

食事はしていないか、ホンの軽食だと思う。

多分食堂のテーブルで、うたた寝をしたと思う。

 

時刻は1時過ぎだが、日没から考えるとまだ22時位。

当初の仮眠予定は、PC9 TINTENIAC (タンテニアック) 867Kmだが、少なくとも往路のシークレットQUEDILLAC(ケディヤック)841Kmまで行きたい。(仮眠所があるのは見ていた)

あと、60Km4時間足らず。 ちょうど仮眠時間になる予定。(^_^;)

 

走り始めた後の記憶は殆ど無し。(;_;)

 

キューシートが使えるようになったので、安心して走ったことだけは覚えている。

 

仮眠予定の往路のシークレットQUEDILLAC(ケディヤック)841Kmにどうにか到着。午前5時前(日没から考えると2時位)

ここで、寝る前の食事

あまり食べるものがなかった(事前にチケットを買うタイプだったので、思うように買えなかった。(;_;))

寝る前なので、ビールを一杯。(^_^)

ここで教訓。

 フランス人にビールを頼んではいけない。汲み置きの生ぬるいビールをよこしやがった。サーバがあるのに (ーー;)

 まあ、文句を言う気力も語学力もないので、そのまま飲んで仮眠所(4ユーロ)に。

 

3時間くらいは寝るつもりで、ベッドに入った途端に爆睡。

すぐさま起こされる。

スタッフが何か行って立ち去っていく。どうも「俺はお前を約束通り起こしたぞ」といっている雰囲気。相当寝起きが悪かったらしい。(^_^;)

 

どうにか、起き出してスタート準備。水を飲んで、トイレも済ませてやっとの思いでスタート。

スタート前の自転車

 

直後に踏切があって列車が通過(速くて写真が間に合わない (;_;))

 

※ 実は、これを書くまでこのとおり↑だと思っていた。

ところが、写真の時刻等を色々見ていくと、どうもおかしい。

食事(ビール)の写真が12:04(日本時間)、スタート前の自転車撮影時刻が14:28(同)、この間が2時間半もない。食事や仮眠までの時間、起きてからスタートまでの時間を考えると、実質の睡眠時間は1時間か1時間半。(;_;)

スタッフが起こすのを間違えたか、別な人を起こす声で目が覚めたのか、判らないが、予定した睡眠を取らないで走り始めていた。

 

スタートから20分後、東の空が明るくなる。

 

前方を走るスペシャルバイク発見。

抜きざまに無断で撮ったが、おじさんの自慢そうな顔 (^_^)

 

vさんと合流し、暫く一緒に走るが、スタートの早いvさんはPC9のクローズが近いと言い残して、あっという間に見えなくなる。(^_^;)

 

PC9 TINTENIAC (タンテニアック) 867Kmに到着

 

PC9~PC10

・2011年8月24日 8:44

 PC9 TINTENIAC (タンテニアック) 867Km

 

先行していたvさんと合流して朝飯。

久しぶりに会話をしながらの食事は楽しい。\(^o^)/

楽しすぎて食事内容の写真を撮り忘れた。(^_^;)

 

vさんと前後してスタート。

 

PC付近は、キャンピングカーが多い。

ヨーロッパの陸続きの人たちは、家族で楽しんでいる。(^_^)

 

道端の牧場に馬(サラブレッド)がいたので、写真を撮ろうとしたら、わざわざ動いて見事なプロポーションを見せてくれた。

 

vさんからは千切れてしまっていたが、結構2・3人の集団が来る(抜いていく)ので、それに乗って走る。

(田舎道で集団に抜かれる。)

 

(街の中に入り)

(街中を走り)

(また田舎道 そして完全に千切れる)

 

こんな、田舎道と小さな街を走り抜ける繰り返し。

あまり写っていないですが、街に入るとアチコチで声援が掛かる。

大体、お年寄りや子供、女性が多い(男は仕事なのか自転車に乗っているのか (^^ゞ)

走ってくる自転車海苔を分け隔てなく応援してくれてとてもありがたい。

 

初日の雨の中でも、アチコチから声援が掛かったし、真っ暗な中でいきなり声援が掛かったり(向こうはライトの明かりで自転車が判るが、こっちは結構驚く (^^ゞ)

 

皆に認知された長距離ライドって良いね。(^_^)

 

見覚えのあるお城↓が見えて、PC10 FOUGERES(フージェール) 921Km到着。

 

その6へ続く 

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PBP その4

2011年09月12日 | PBP

PC6~PC7

・2011年8月23日 15:50

 PC6 BREST (ブレスト)618Km

 

PCへの誘導路で、日本語で応援される。

BREST在住の日本人の方々のようでした。 日本語の応援がものすごくうれしい。(^_^)

 

肝心のPCは意外とあっさり。

外の目立つものといえば

 

中のチェックは、普通の体育館(特別な飾りもなし (^^ゞ)

 

いよいよ復路。パリへの最初の標識

 

PCの誘導路を走っていると、声を掛けられる。

どうも日本人大好きのフランス人らしい。

良く判らないが、ビスケット↓を貰う。

PC7までにほぼ完食。(^^ゞ

 

ブレストは、結構都会なので、街の中には信号が多い。車も多いが、殆どのところで自転車レーンがある。

 

PBPを走っていて、(前後の期間を含めて)一番感じたのは、交通機関のひとつとして自転車が認識されていること。

自転車を追い越す時は、大半の車が対向車線に出て抜いていく。そこまでしなくても、2m位空けて抜いていく。 対向車等でマージンが取れない時は、後ろでじっと我慢していてくれる。

上り坂で、大型車のディーゼルがウンウン唸りながら、対向車線が空くのを待っているのを聴いていると、申し訳ないような嬉しい様な。

 

当然自転車側のマナーもしっかりしていて、逆走は一度も見かけなかった。(子供が自転車に乗っているのも見なかった。一般路を走っているのは大人だけ)

ただ、信号無視は何回か見かけた。(車が全然走っていないとき 日本のように車の有無に因らずの信号無視ではなかった。)

この辺の色々は、自転車に対する認識の違いかな?

 

街で見かけた○○な人。AJ千○のジャージは気のせい (^^ゞ

 ○○な人を写真に撮っているとどにいも○○ (^^ゞ

 

PC6では、水を補給しなかった。それは、往路でサンドイッチを食べた所で、ペットボトルに入っていた水をせしめようと思っていた。

(非公認?)給水のテント脇まで来ると、おじさんとお姉さんがいきなり前に飛び出して自転車を止める。

何事かと思ったら水のペットボトル(2L位)が差し出される。

思わず、後ろにさしてある空のボトルを取り出して差し出す。

おじさんは躊躇わずに満水にして返してくれる。お姉さんはシリアルのクッキー(?)を差し出す。

あっという間の出来事。 まるでピットインのような手際。(^^ゞ

 

すばやく水を補給をされて、あっという間に送り出される。

仕方ないので、また走り続ける。

 

PBPコース上の最高点347メートルに向けての登りが始まる。

とどにいの登坂力で行くと30分程度の登りが続く計算。

これは結構登るぞ! と、気合を入れて上り始めたら、あっという間(10分程度)にピーク到着。 (^_^; 

どうも、ダラダラ登りで標高が稼いで有って、ちょっと斜度があったところで初めて登りが始まると勘違いしたらしい。

一応、標高差のある景色(良く判らない? (^^ゞ)

 

この後は、アップダウンを繰り返しながら、PC7 CARHAIX-PLOUGUER (カルエクス・ブルゲ)703Km 到着。

 

 

PC7~PC8

・2011年8月23日 20:13

 PC7 CARHAIX-PLOUGUER (カルエクス・ブルゲ)703Km

 

相変わらず、あっさりとしたPCなので、PCの写真はないがここで夕飯を食べた。(あまり記憶がない (^^ゞ)

メニューはパスタにハムにチーズ、スープ、にんじんの千切りサラダ、オレンジジュース、ヨーグルト。 どんどん食べる量が増えている (^^ゞ

 

まだ、9時なので外が明るい中をスタート。

 

どんどん日が落ちて、あっという間に真っ暗。

先行者のテールランプがだんだん近づいてきて、一緒になって、そして後ろに回り、気が付くとまた一人。

後ろからいきなり抜かれて、暫く追うがやがて千切れる。

そんなことを繰り返していると、ホントに周りに誰もいなくなる。

 

 

結構大きな通りとの交差点。パリへの矢印がない。

交差点をぐるっと一回り回るが、何もない。 ミスコースしちまった。

さて、困ったと、自転車を止めてきょろきょろしていると通りがかりの自転車海苔が声を掛けてくる。

どうも、「コースは判らないが、次のPCまでなら案内してやる。」と、言っている様だ(何しろ、お互いに Little の英語力で会話なので (^^ゞ)

 

そこへ、ベンツのおじさん登場。

どうも、「コースを知っているので連れて行ってやる。」と、言っているらしい。 最初の自転車海苔に感謝を示して、ベンツのおじさんの後に付く。

 

このおじさん、オトナが4人乗ったベンツで緩い登りなのに、後ろのことなどお構い無しにペースアップ。 離されると本当にどうにもならなくなるので、必死で追いかける。

200m程走ったところで、ベンツがストップ。 ライトの先に「PARIS」の矢印。

感謝を伝える間も無く、おじさんはかっとんで行ってしまいました。

 

 

無事、コースに復帰すると、後ろから抜いていく集団があったので、しっかり付いて行く。

一人で走っている時は感じなかった眠気が出てくる。

 

左右の感覚はしっかりあるのだが、登り降りの感覚がおかしくなっている。

田舎道でものすごいアップダウンが続くように感じている。

なぜか、右手が竹やぶだったり崖だったりするような感覚(幻覚?)の中で集団についていく。

集団が激しく左右に動いている時は、皆がダンシングで坂を登っている証拠。

とどにいも、必死でダンシングして付いて行くが、睡魔とは怖いもので、ダンシングしながらマイクロスリープに陥る。 (^_^;)

さすがにヤバ過ぎるので、眠気を飛ばす為のガムを噛みながら集団の後を追いかける。

小さな町の中で、ついに終夜営業の仮設カフェを見つけてコーヒータイム。

 

いくらか、眠気が覚めてPC8 LOUDEAC (ルディアック) 782Km到着。

 

その5へ 続く

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PBP その3

2011年09月10日 | PBP

前回、PC4 LOUDEAC (ルディアック) 449Kmで仮眠に入った所まで行ったので、今回のコース図 

フランス全体ではこんな感じ

 

 

PC4 LOUDEAC (ルディアック) 449Kmの仮眠所より

 

あっという間に爆睡していたが、依頼してあった時間(5:30)になりボランティアスタッフに起こされる。

ベッド周りに置いていた衣類は全然乾いていない。(空調も何もない体育館だから乾くわけない (;_;))

 

何はともあれ、レストランで朝食

マッシュポテトとチキン (この組み合わせはおいしかった。\(^o^)/)

後はスープ、オレンジジュース(缶)、コーヒー、パン、ケーキ(?)、チーズと盛りだくさん。

 

食事を終えて、ドロップバックの脇でスタート準備。

シューズのバックルを締め始めると、右のバックル(?)が付いていない。

どう考えても、このままでは足が緩々でうまく走れそうにない。

 

「要は固定できれば良いんだ!!」と、言う事でタイラップで固定。

(毛脛で申し訳ない m(__)m)

リユースタイプのタイラッップを2つ繋げてくるっと一回し。

これで、残り800Kmを走るんだ。(^_^;)

 

メットを被る前にAJのバンダナを出したら、写真を撮ってくれました。

 

 

そして、真っ暗な中(7:00)、ブレスト目指して2日目が始まる。(それにしても、目覚めからスタートまで1時間半はのんびりし過ぎ (^^ゞ)

 

 

ブレスト市街を抜けて、田舎へ。

だんだん夜が明けてくる。

回りは時々こんな家並みが出るが、殆ど周りは牧草地

走っていくのはセンターラインがこんな田舎道

 

この田舎道で、Hさんとすれ違う。お互い手を振ってエール交換。\(^o^)/

 

この後、先行者と延々とすれ違うが、突然居なくなる。

おまけに前後に誰も居ない。

 

実はルートから拾ったキューシートを作ってあって、いつものようにセットしていたのだが、初日の雨で千切れてしまい、ルディアックで手を入れてみたが、また切れてしまっていて、次の曲がり角までの距離がわからない状態で走っていた。

 

PBPは、ルート上に矢印でコースが示されている↓

基本的にキューシートがなくても走れるのだが、現場でないとどちらへ行くのか判らない。おまけにこのプレートがなかなか曲者で、どこについているか判らないし、ちょっと紛らわしいつけ方の所もある。(区間によっては、曲がった先にプレートがあって安心して走れるところもあった。)

 

矢印では、何キロ先でどちらへ曲がるかが判らず、

「周りに人がいない=ミスコース」

の可能性が高い。

 

あまり、大きくコースを外れないうちにチェックしようと、この日のために導入したスマホを取り出す。

電力保存の為に電源を切ってあるので、起動に時間が掛かる。

やっと立ち上がって、現在位置チェック と、思ったら続々と後続車が来てオンコースである事を確認。(^^ゞ

 

結局スマホはGPSの電波を捉えることなく、電源が切られてウエストバックに収納。後を追う。

 

そんな事が有りながら、無事PC5 CARHAIX-PLOUGUER (カルエスク・プルゲ)525Km到着。

途中のSAINT-NICOLAS-DU-PELEM (補給) サン・ニコラ・デュ・ベルム493Kmは、おじさんが「ノーコントロール」といったのでパス。

 

PC5~PC6

・2011年8月23日 10:40

 PC5 CARHAIX-PLOUGUER (カルエスク・プルゲ)525Km

 

意外とあっさりしたPC5

 

ここではチェックだけして、例によってトイレの水を補給してスタート。

 

途中で復路から外れて、森林地帯の中を入る。

ときどき、人家がでくる。

相変わらず家は石と漆喰で出来ているようだが、どの家も花が綺麗に咲き誇っている。

 

綺麗な湖の脇に出る。 どうも観光地のようなのだが、良く判らないのでパス。(^^ゞ

 

その先の町で教会の鐘が鳴って多分お昼。

(教会の場所は不明)

 

復路と合流して、ちょっと登ったらその先はずっと降り。\(^o^)/

集団について降っていくと、ピンクの自転車とすれ違う。

「vyv00411さんだ。!!」 と、思ったがもう遅い (^^ゞ

  

暫く走ると、ちょっと大きな町。 結構大きな(非公認?)給水があるし、大勢が自転車を止めて道端の店でくつろいでいる。

 

とどにいも自転車止めて食事をしようと店に入ってみる。 コーヒーしか無い(判らない)(;_;)

道の反対側の店で、サンドイッチとサラダを購入

 

店先(道端)で食べた。

結局、日本でもフランスでもコンビニ食かい (^_^;)

 

補給を済ませて、再スタート。

 

復路のコースと分岐する手前で、ブレストから戻ってきたさとう◎さんご夫妻のタンデムとすれ違う。

 

良く判らない田舎道を走って、ついに海が見える。\(^o^)/

 

車は、立派な橋へ。自転車は公園を抜けて(誘導され)人道橋へ。

 

向こうは大西洋

 

ブレストにも立派な砦がある。

 

混雑した市内、久しぶりの信号、ちょっと戸惑いながら、PC6 BREST (ブレスト)618Km到着。

 

 

 

やっと折り返し到着。 いつまで続くのやら (^^ゞ

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