早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

rakuten

私利私欲の奴隷!

2009年02月23日 05時22分32秒 | 読書


私心にとらわれない

 素直な心というものは、
 私利私欲にとらわれることのない心
 私心にとらわれることのない心である

私心にとらわれるという姿は、世の中にたくさんあるように思われます。
が、そういう姿はたいていの場合、自他とものマイナスというか
不幸に結びついているように思います。
特に力ある者というか、もろもろの権力、武力をもっている者が
私心にとらわれて事を行った場合には、
その弊害ははかり知れないほどの大きなものにもなりかねません。

素直な心になったならば
もちろん私心も働くけれど、それにとらわれることなく、
他の人びとのことも十分に配慮する
というような姿になると思うのです。

  「素直な心になるために」 松下 幸之助著







私利私欲の塊のような自分の人生
胸に手を当てて、考えてみて…。
人のことを考えている。とは屁理屈、
まずは自分の利益を考えていることをまず反省。
反省にたって、一歩外に出ると、
突然飛び出してきた犬!
「馬鹿野郎、バカ犬…。」
と心で思うと、その犬が牙をむいて唸る。
ああ、なんと未熟なのかと顔の緊張がゆるむ。
いやはや、犬に牙をむけているようでは
まだまだ修行が足りぬ。

          早起き鳥



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秘することを検証! 謙虚?打算?

2009年02月22日 02時25分20秒 | 読書


秘することによって、
花は一段と映える。
まずこれを知ることが肝要である。
秘するからこそ花になる。
秘せねば花にはならぬ。
これをわきまえることが、
花を考えるにあたっての大事な要点である。 

 現在「秘すれば花」とは
あからさまに何事も表に出さずに、
控え目にしておくほうが、花の美しさは増す。
という意味に解釈し、
地味で謙虚な生き方や
人間への賛辞のようにも、
受け止められている。

 しかし、観阿弥ははっきりと、
その種のものは隠すことによって価値があがり、
効果も増すのだ、と言いきっている。
このように言われると、
「秘すること」が計算ずくの
一種の打算のようにも思われてくる。

  「秘すれば花」 渡辺 淳一著







花のない自分にとってはモノ申すことはない。
でも能ある鷹は爪を隠すのごとく
自分の才能とか教養、品位、風格というようなものは
ひけらかすものではない。でも、わざわざ隠す必要もない。
それなりに表情や漂う空気に醸し出されてくるものではないだろうか
まあ、そういう花がない自分には
せめて品位だけでも、今まさに学んでいるつもり…。

 しつこく「風姿花伝」をネタにしてきた。
観阿弥は自分で何も書いていない。
世阿弥という弟子であり息子が書き留めている。
世阿弥の凄さが観阿弥の凄さを物語っている。

          早起き鳥




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「俺は枯れた…!」 いや違う、元々枯れかけていたのだ。

2009年02月21日 03時06分49秒 | 読書

「俺も枯れた」などと
ときどき気取って言う人もいるが、
大した花を咲かせたわけでもないのに、
「枯れた」などというのは
僭越というものである。
はっきり言って、
それは、もともと枯れかけていたのが、
本当に枯れただけのことである。

 こうした考えは、
見方によっては無残とも冷酷ともとれるが
観阿弥は日々、
そのことを自分に言い聞かせながら
努力したのであろう。
  「秘すれば花」 渡辺 淳一著







本当に痛烈だ!
でもよく使う表現だから、
心にグサッと突き刺さる思いがする。
「枯れる前にもうひと花咲かせたい…!」
「年には勝てず、枯れてしまったな…!」
などと。
若い時、どんな花を咲かせたのかと己に問えば、
自慢できる花など何もない。
あるとすれば、せいぜい、
次の言葉が、出てこない…。

ハニカミ王子遼君の爪の垢でもいただきたい。

          早起き鳥




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いのちの歌

2009年02月20日 04時04分55秒 | 読書


生きてゆくことの意味 問いかけるそのたびに
胸をよぎる 愛しい人々のあたたかさ
この星の片隅で めぐり会えた奇跡は
どんな宝石よりも たいせつな宝物
泣きたい日もある 絶望に嘆く日も
そんな時にそばにいて 寄り添うあなたの影
二人で歌えば 懐かしくよみがえる
ふるさとの夕焼け 優しいあのぬくもり

  本当にだいじなものは 隠れて見えない
  ささやかすぎる日々の中に かけがえない喜びがある

いつか誰でも この星にさよならを
する時がくるけれど 命は継がれてゆく
生まれてきたこと 育ててもらえたこと
出会ったこと 笑ったこと
そのすべてにありがとう
 この命にありがとう

  「いのちの歌」 歌 茉奈佳奈







NHK朝のテレビ「だんだん」の挿入歌
「いのちの歌」が2月18日に発売となりました。
僕の中ではちょっとビッグな歌、
昨日、CDが届いたので、
歌詞だけでも、さっそく早起き鳥で紹介します。
「いのち」とは生きるための知恵、
そしてその知恵は読書と足運びから…!
すべての御縁に
生かしていただいて だんだん。

          早起き鳥



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神童も老いては凡人!

2009年02月19日 05時19分55秒 | 読書


能や演劇やスポーツはもちろん、
一般の仕事においても、多くはその専門の道に入り、
訓練や体験を積み重ねながら、
徐々に上手になっていくものである。
しかしときどき、まだ幼い子供のくせに、
一頭抜きんでた天才風の者もいるが、
こういう子も、稽古や精進を重ねないと、
無駄花になってしまう。というのである。
要するに、神童も老いては凡人になるケースで
そういう例、われわれの身近なところでも
よく見かけることである。

  「秘すれば花」 渡辺 淳一著







子供のころから抜きんでる神童とは
世阿弥のことであろう。
でも天才の世阿弥も父からの厳しい教えにより、
誰よりも稽古、精進を積み重ねてきた努力家であろう。
自分自身にはこれといって
ひと様よりも抜きんでた才能などないけれど、
勤勉誠実にて日々を刻むことが何よりの生き方と満足してる。
極めてみたい花はないけれど、枯れたくはない。
生涯現役こそ自分の極めたい花…。
          早起き鳥




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