古い友達の瀬良正太郎さんから、或るとき、京都の大徳寺の尾関宗園師の作である
「長寿十則」というものが送られてきた。
その中に
「九十になってお迎えが来たら、百まで待て、と追い返せ」
というのがあった。
その一種ユーモラスな表現の中に、
私は多くの積極的な意志のようなもののあるのを感じたものである。
「私何だか死なないような気がするんですよ」宇野 千代著
なんとも痛快！でも、こんな風にヤンチャくさく、
追い返せられるだろうか…。
弱り果てて、「お迎えが遅いですぞ…。」
と弱音をはくかもしれない。
病気は病気かもしれないと思った瞬間から病魔に侵されるだろうし、
ボケはボケたいと思った瞬間からボケてくる。
病は気から…。
気合いの勝負だなと改めて強く実感した。
いくつになっても元気で仕事をしていたい
誰かのためになる仕事を見つけて
いつまでもコツコツと勤勉でありたい、
本当に動けなくなったら、
死にざまをさらすことなく
獣のようにひっそりと姿を消したいものだ
早起き鳥
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