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■マスコミの仕事は「騒がせる、恐れさせる、悲しませる」の三つです。
たとえば、若者が起こした事件が報道されると
「教育が悪い」「学校が悪い」「行政が悪い」「家庭が悪い」「社会が悪い」
と心が暗くなることばかりが列挙され大騒ぎになる。
でも解決策は一向にできません！
真実を知るのは大切なことですが、環境問題にテロ、健康の情報…、
おおよそ人間と言うものはマイナスの情報を知れば知るほどマイナスのサイクルに取り込まれてしまうものです。
それも深刻なことであればあるほど、暗い顔のになって眉間にしわがより、
「ううむ、どうしたらいいんだろう！」と途方にくれて、
良い知恵が浮かぶどころか気持ばかり落ち込んでしまうものなんじゃないでしょうか？
（つづく）
「騒がす、恐れず、悲しませず」清水 克衛著（成幸読書２／２５号）
■暑かった夏、そして暑くてお盆のようなお彼岸
今年の中秋の名月に十六夜の月は快晴の夜に
深まる秋の見事な情景を楽しませてもらっている。
ずっと暑かっただけに月の美しさが目に沁みる…！
凝るように見ていると動いているのが見える。
あんぱんほおばりながら、じっくりとお月様を凝視するのも風情がある。
今夜は水泳の練習日、ちょっと早めに到着、
駐車場でしばらくお月見をしゃれ込んだ…！
早起き鳥
■自他と比べて見る
人の境遇には、富・貴・寿・健康など総てがそろっている者もあるし、またそろってない者もある。
総てのものが揃って不足のない者は稀である。
どうして自分だけ総てが揃って不足の無いことを望めようか、望めない。
また、自分の心情というものも、道理に合う事もあり合わない事もある。
どうして人にだけ道理にあることをのぞめようか、望めない。
それ故に、この自他の関係をよく比較してみて、つり合うようにしていくくとは、
世に処していく上で一つの便法である。
「菜根譚」洪 自誠著
