早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

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華麗な武者姿が消滅する時…!

2011年05月18日 03時50分29秒 | 読書





日本の武士は源平時代の

華麗な武者のすがたが原型になている。

人間のいさぎよさ、

美しさを信じた上で成立しているのが、

日本の軍法である。

「逆だな」

と継之助はいうのである。

洋式軍法が普及すれば

武士は変質するだろう、

おそらくは武士も武士道も

この調練によって消滅するだろう。

しかしそれもやむを得まい。

  「峠」 著 司馬 遼太郎










飛び道具を中心とする

軍隊ができあがる以上、

過去の華麗とか優雅とかいう

感傷は捨てざるをえない。

でも、調練という言葉は

何度も何度も身体が覚えるまで

訓練するわけで、

組織力による戦力、

言ってみれば目立つ必要はまるで無い。

相手を殺す、忠その一点で

訓練された集団である。

洋式軍隊や調練が当時の封建武士から

理解されるとはとうてい思えない。


さて、この月のゴールデンウィーク、

子供達は武者人形をどう見ただろう。

単なるお人形さんとか見ないだろうし、

なんの感慨もあろうはずはない。

でも古き良き時代の武士道精神を

彷彿させる武者人形

そしてその武者人形が醸し出す、

武者個人の勇ましさを

子供達に感じ取ってもらえるといいのだが…!

   早起き鳥







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