早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

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風雲の中に飛び込んで…!

2011年05月11日 03時13分30秒 | 読書





継之助が少人数で

藩主とともに京坂に行ったのは

ひとつは徳川家への形式的義理だてであり、

ひとつは風雲の中にとびこんで

風雲の実体を偵察するためであった。

そのために少人数で出発し、

現地の戦争にも巻き込まれぬようにした。

じつにきわどい芸であった。

と継之助はいう。

  「峠」 著 司馬 遼太郎










少人数で出かけて行っても、

天下がどうなるモノでもなく、

徳川への義理だても、

新政府への印象も果たしてどうだろうか?

決して良い結果を生むとは思えず、

まして長岡藩のトップが出かけているわけで

そのリスクは大きい。

常識的には忍びの者が偵察に行くか、

根回し程度に使いの者をやるかであろうが、

トップやナンバー2が率先して行動にうつし、

自分の目で風雲の実体を偵察することが

じつに痛快、見事である。

そんな行動力、トップの足運びを見習いたい。

   早起き鳥







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