「戦わざるをえなくなれば戦うが、
そのときは藩にとって最悪だな。
全藩がほろびるときだな」
「つまり、負けるのか」
「勝てはしない。
武器を買い、兵を練り、
とにかく負けぬようにはした。
まずは長岡は負けまい。
しかし勝てはしまい」
「継之助、負けはせぬが、
勝てもせぬということは
要するに負けることではないか」
「それはちがうな」
「峠」 著 司馬 遼太郎
勝てないことを
負けると考える人
勝てないけれど、
負けないと考える人では
かなりちがう。
戦争をせずに
そこに持って行けるのが
理想であるが、
これは政治力の問題かもしれない。
武力がないのに
さも武力があるように見せかけて
政治力で威圧することもあるだろう…。
早起き鳥
人気ブログランキングに参加
読者の皆様のご支援に心から感謝申し上げます。
◆◆現在10位◆◆