早起き鳥 

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質屋の蔵止め…?

2011年05月16日 03時46分59秒 | 読書





質屋といえども

江戸っ子であるはずだが、

そのまえに人間だ。

女房も子もあるだろうし、

とにかく生きて生活している。

かれらが蔵止めをして

金銀を人に渡さないのは

生きるためだ。

世の中はそういうことで

動いていることを

知らねばならない。

  「峠」 著 司馬 遼太郎










質屋の蔵に眠る金銀財宝、

この金銀を世のため人のために使う

それはちょっと考えにくい、

質屋の蔵止めとは

貸し倒れを防ぐためにも

休業して完全に金銀の流出を

停止させることだろう。

今で言う金融業なら、

許されないのかもしれないだろうが、

こっそりと高利でやる

小金持ちが居ないとともかぎらない。


とはいえ、デリバティブとか

グローバルとかいう言葉が使われる

今日の金融、複雑すぎて

まるで理解ができないけれど、

昔はまるで現物のみ、

わかりやすいというか

蔵の大きさが財力の大きさ。

貸し倒れより、火事のほうが

怖かったにちがいない…!

   早起き鳥







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