早起き鳥 

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骨っぶしの機能美…?

2011年04月22日 03時22分10秒 | 読書






武士とは精神の美であるという。

しかもその美は置物の美ではなく、

骨っぷしのたしかな機能美

でなければならない、

と、そういう意味のことを

継之助はいった。

しかもその美の像ができあがるまでに、

徳川三百年という

ながい歳月がついやされている。

「この継之助も三百年かかってできた」

「峠」 著 司馬 遼太郎










武士という言葉を

「日本人」と置き換えて考えて見る。

徳川三百年という期間は違っても、

どれも同様に難しいもの

極端にいうと人間とは

猿や犬と区分する生きものの種の違い、

日本人とか武士とかいうと

また違った意味があり

そこにには生き様がありそうだ。

継之助が問題にした、

人間であって日本人であること。

日本人であって武士である。

武士であって越後長岡藩士である。

と常に意識していたのかもしれない。

長岡藩にこだわった継之助の美意識が光る。

   早起き鳥







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