侠客の侠の字は
にんべんに夾むとある。
左右の子分に夾まれ、
それを従えている図をいう。
とかってに斎藤拙堂にきいたことがある。
決して一人歩きはせず、
徒党を組み、
人数をたのんでそれによって
我意をとおそうとする人間のことだが、
銭湯にやってくる姿まで
文字のとおりであるがおかしい。
「峠」 著 司馬 遼太郎
確かに彼らは徒党を組み
独りでは行動をしない。
派手な裏地の背広に
派手なシャツに派手なネクタイ、
背中には昇り龍の刺青と
相場は決まっている。
相手に対する威圧感はすさまじい。
しかしその威圧感を上回る気合いで
立ち望むのが継之助なのである。
関わってリスクを背負う必要も無いであろうに、
彼の正義感がだまっていられない。
そんな気合いを自分にももてたら
素晴らしいことなのだが…!
早起き鳥
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