男子が男子たるゆえんは、
志の有無にある。
詩が貴く絵が貴く書が貴く
礼楽が貴いのは
それによって
男子の志をのべるからであり、
それをもって
男子の志を養うからである。
「志とは、なにか」
継之助は、目をつぶった。
自分に対して
つぶやいているような気配である。
「世は絵でいえば一幅の画布である。
そこに筆をあげて絵をかく。
なにを描くか、
志をもってかく。それが志だ」
「峠」 著 司馬 遼太郎
志という人生のテーマを持てる人
そして誰に対しても具体的に述べる。
胸を張って意思表示する。
素晴らしい事だ。
いまだかつて、
誰かに対して志というもの
を伝えたことなどない。
単なる希望、願望ならいざ知らず、
こう生きる。
そう言える崇高なテーマ、
まだ無いと言えば、あまりに拙いが、
人様にはとても言えるようなものではない。
継之助はその志の高さを求めたのだと思うが、
自分とすれば、人並み、月並み
であっても良いと思っている。
それが生涯、コツコツとつづけられ、
守られるものなら
その継続こそ志ではないかと…!
早起き鳥
人気ブログランキングに参加
読者の皆様のご支援に心から感謝申し上げます。
◆◆現在10位◆◆