荒れ地のすべてが
背高アワダチ草で
覆われてしまうのではないか、
と憂慮されはじめたとき、
突然その繁殖力が
鈍りはじめたのは、
根の毒が多くなりすぎて、
自分自身に害を与えるように
なってしまったからだと言うんです。
つまり、背高アワダチ草の
持っていた強大な殺傷力の
矛先きがアワダチ草自身の方へ
向いて来たと言う訳なのです。
そしてそれを期に
ススキなどの雑草が反転に転じ、
ある地域、東京の世田谷の一部では
その姿を消してしまった
ところもあるほどです。
「盛運の気」 無能 唱元
さて、この先どうなったかというと、
彼らは共生共存しあうようになった。
反撃に転じたススキは
徹底的にセイダカアワダチソウを
やっつけることなく
互いの群落は隣り合って
ともに栄えている風景を
見ることができる。
きっと日本固有のススキの存在は、
まるで日本の国家のように
思えて仕方が無い。
足を知る!とでも言おうか、
日本民族の奥ゆかしさを
ススキに感じてしまう。
早起き鳥
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